しばらくぶりに将棋ネタ。
竜王戦が来週米国西海岸で開幕します(隔年ぐらいで海外開幕が慣例)が、その前に今日新人王戦の決勝三番勝負第一局があるので軽く紹介。
今期から新人王戦は「U-26」と称して参加資格を新ルール化して行われることになった。昔から「若いやつほど強い」のは反射神経&頭脳系スポーツの要素もある将棋界の常ではあるものの、「強すぎる若いやつ」はご遠慮いただく(タイトル保持者は除く)とか、「30まで若手ってのもないだろ」とかいろいろあって、26歳以下の五段以下で争われる形式になったようだ。
このHPの下のほうにある歴代の優勝者を見ても、決勝戦経験者の顔ぶれでビッグネームで抜けているのはなぜか新人王戦だけは縁遠かった谷川浩司ぐらいのもの。羽生森内渡邉山崎と今の棋界の大勢を作っている棋士たちは皆この新人王戦で成果を出している。まさに「登竜門」と呼ぶにふさわしい。棋戦の参加ルールが変わっても、今後も「新人王」の重みは実質的には変わらないと思う。
で、今回の決勝は横山-糸谷戦。注目は現役高校生棋士の糸谷(イトダニ)くん。
広島県の進学校に在籍しながら関西棋界からこの4月にデビュー。4月以降の成績は17-4、勝率8割超。先日も朝日オープンの本戦で中原永世十段を倒している。負け星が順位戦に2つ重なっているのは悲しい出来事(新四段の2敗は昇級確率で限りなく0に近づいてしまった)だが、それ以外の棋戦で勝ちまくっている。
大学進学も視野に入っているらしく、志望校は広大医学部とも京大理系とも言われている。しばらく前に東大法学部在学中に四段昇段した片上大輔と共に、「高学歴系若手強豪棋士」となる日も近い。
早くも一部で「ダニー」(谷川「タニー」のもじり?^_^;)と綽名もついているイトダニくん。名前を覚えておいて損はない棋士です。
最後に世代間抗争について一言。昨日の朝日オープンで若手三羽烏の1羽の阿久津五段が森内名人に勝った。来週からは渡邉-佐藤の竜王戦も始まる。この辺で「後生畏るべし」と言わしむるような成果を出してもらいたいものである。
竜王戦が来週米国西海岸で開幕します(隔年ぐらいで海外開幕が慣例)が、その前に今日新人王戦の決勝三番勝負第一局があるので軽く紹介。
今期から新人王戦は「U-26」と称して参加資格を新ルール化して行われることになった。昔から「若いやつほど強い」のは反射神経&頭脳系スポーツの要素もある将棋界の常ではあるものの、「強すぎる若いやつ」はご遠慮いただく(タイトル保持者は除く)とか、「30まで若手ってのもないだろ」とかいろいろあって、26歳以下の五段以下で争われる形式になったようだ。
このHPの下のほうにある歴代の優勝者を見ても、決勝戦経験者の顔ぶれでビッグネームで抜けているのはなぜか新人王戦だけは縁遠かった谷川浩司ぐらいのもの。羽生森内渡邉山崎と今の棋界の大勢を作っている棋士たちは皆この新人王戦で成果を出している。まさに「登竜門」と呼ぶにふさわしい。棋戦の参加ルールが変わっても、今後も「新人王」の重みは実質的には変わらないと思う。
で、今回の決勝は横山-糸谷戦。注目は現役高校生棋士の糸谷(イトダニ)くん。
広島県の進学校に在籍しながら関西棋界からこの4月にデビュー。4月以降の成績は17-4、勝率8割超。先日も朝日オープンの本戦で中原永世十段を倒している。負け星が順位戦に2つ重なっているのは悲しい出来事(新四段の2敗は昇級確率で限りなく0に近づいてしまった)だが、それ以外の棋戦で勝ちまくっている。
大学進学も視野に入っているらしく、志望校は広大医学部とも京大理系とも言われている。しばらく前に東大法学部在学中に四段昇段した片上大輔と共に、「高学歴系若手強豪棋士」となる日も近い。
早くも一部で「ダニー」(谷川「タニー」のもじり?^_^;)と綽名もついているイトダニくん。名前を覚えておいて損はない棋士です。
最後に世代間抗争について一言。昨日の朝日オープンで若手三羽烏の1羽の阿久津五段が森内名人に勝った。来週からは渡邉-佐藤の竜王戦も始まる。この辺で「後生畏るべし」と言わしむるような成果を出してもらいたいものである。