里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ヌマトラノオの実生、初花(発芽1年2か月後)

2012年07月11日 | 山野草の繁殖
ヌマトラノオオカトラノオは共にサクラソウ科オカトラノオ属だそうだが、サクラソウ
艶やかさには程遠い。 しかし、よく見ると小さな花だが可愛い形をしている。
我が家の庭にもオカトラノオが繁殖しているが、私としてはヌマトラノオの方が好きなので、
実生で繁殖させる事にした。
ヌマトラノオオカトラノオ

H22.11.17、播種。

種の大きさは約1mmだ。
H23.5.6、発芽。

発芽率は高いようだ。
双葉の先端は尖っており、両端までの長さは5mmしかない。
H23.5.20、本葉2枚。

葉の両端までの長さは約1cmで、相変わらずチビだ。

その後、草丈は10~15cmまで伸びたが、年末には地上部が全部枯れてしまった。
H24.3.18、活動再開。

このところ少し暖かくなってきたので、株元から赤みを帯びた茎が何本か立ち上がり、その途中から白い根を下ろしている。
逞しい生命力だ。
H24.7.11、初花(発芽1年2か月後)。

草丈は60cmになり、その先端に花穂をつけた。
花は、5弁の合弁花で下から順番に咲いているが、径は約1cmしかなく地味だ。

ヌマトラノオ、沼虎尾(サクラソウ科、オカトラノオ属)
本州、四国、九州の湿地に生育する多年草。  草丈は、40~70cm。
地下茎をのばして群生し、茎の基部は赤みを帯びる。  
葉は互生し、倒披針状長楕円形で、先端は急に細くなって尖る。
花期は7~8月で、茎の先に総状花序が直立し、白い小さな5弁花を沢山つける。
〔名前の由来〕
草原に生育するオカトラノオに対して、湿地に生育する事から“ヌマトラノオ=沼虎の尾”と名付けられたもので、“トラノオ”は花序を虎の尾に見立てた。
オカトラノオに比べて小型で、葉柄が無く、花穂が余り傾いていない。



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