里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

ショウジョウバカマの葉挿し、その後

2011年09月20日 | 山野草の繁殖
ブロガーの sasaki さんから、ショウジョウバカマは、葉を葉脈に対して直角に小さく切り
分けて葉挿しすると夫々から容易に発芽するし、親株の葉先を鉢土にくっつけておけば、
葉先からも発芽すると教わった。

そこで、3年前に、白花ショウジョウバカマで挑戦してみたが、親株の葉先からは発芽し
なかったものの、1枚の葉をそのまま葉挿ししたものは信じられないくらい百発百中で
発芽した。

その後、葉を小さく切り分けて挿す方法については試してみるのをスッカリ忘れていた
ので、今回改めて試してみたところ、何と先端部分については2箇所から発芽した!

葉を1枚そのまま挿す方法1枚を3つに切っておいて挿す方法

〔葉挿しの途中経過〕
H23.5.30に葉挿しをしたが、

H23、6.19には、
葉を1枚そのまま挿したもの(左)と、
3つに切って挿した内の付け根の部分(右)が発根し始めた。
H23.7.22、発芽。

葉を1枚そのまま挿したもの(左)は、根元から新芽が大きく伸びている。
3つに切って挿した内の付け根の部分(右)は、未だ発芽していないが、根は長く伸びている。
3つに切って挿した他の部分については、

H23.7.7に、真ん中の部分(左)が発根し、
H23.7.22には、先端の部分(右)も発根し、
           どちらにも小さな葉が2枚発芽
           している。
H23.9.19。

三つに切った先端の部分は、最初は葉先の部分のみ発芽したが、その後に葉の切り口の部分からも発芽し、いずれも3~5枚の小葉が出ている。
随分生産性が良いのには驚いた!

ショウジョウバカマ、猩々袴(ユリ科、ショウジョウバカマ属)別名:カンザシグサ
全国で山地の湿った所や渓流のそばに自生する多年草。 
4~5月、花茎の先に数個の花を総状につける。 花弁は6枚で濃紫色~淡紅色ま
で変化が大きく、まれに白花も咲く。
葉は、倒披針形で先が尖り、20~30枚が根生する。

〔名前の由来〕
紅紫色の花を猩々の赤い顔に、葉をその袴に見立てて“猩々袴”と名づけられたとか。
 ※猩々は中国の想像上の動物で、サルに似た顔をしている酒好きで赤い顔の霊獣
  で、人間に不老長寿の酒を授けると言う伝説があるそうだ。