里山の山野草

里山と山野草の復活日記。

山野草育ては先ずドングリから

2010年12月11日 | 山野草の繁殖
“ササユリ山”には多くの桧が植林してあり落葉樹は極めて少ないので、桧を間伐した空間
へクヌギを植える事にした。
理由は二つ。 
 ・風に強い落葉樹と桧を混交植林すると、桧が台風で倒れるのを防ぐ事が出来る事と、
 ・落葉樹の下では、山野草が開花する初夏までは日当たりを遮る葉が無く、夏になると
  広い葉が暑い陽射しを遮ってくれる。 その上、落ち葉が適当な湿気と肥料を与えてく
  れるので山野草には良い事ずくめだからだ。

帰りに、久し振りに家内の実家へ寄ってみた。
ところが驚いた事に、1ヶ月前に納屋の軒先へ吊るしておいた干し柿が半分ほど無くな
っていた!
どうやら、実家の地方では今年は遅霜で柿の花芽が全滅したので、他人の家の軒下で
これ見よがしにぶら下がっているのを見て、つい“魔が差した”らしい?

よく、立木からサクランボやブドウが盗まれたり、田の稲や倉庫に保管中の新米が盗ま
れる話を聞くが、まさか自分の身の回りでそんな事件が起きるとは思いも寄らなかった。
それにしても、他人が苦労して作ったものをコッソリ盗んで行くとは許し難い!

つい、“ササユリ山”の“イノシシ除け大明神”の事が気になった。 無人の山中だけに黙
って持って帰られないとも限らない。
無くなってしまうと、3万円以上かかった費用が無駄になるばかりではなく、何よりイノシシ
に山野草が荒らされるのが困る。  私にとっては干し柿よりはるかに痛い!