一僧侶の日常の思いを語る
沙門の法話
ドキドキ
人の幸せ、不幸せにはタイムラグがあります。
こんなに頑張っているから早く結果がほしい。
しかしすぐには結果が表れなくても続けることです。そうすると時間をおいてから必ずその努力は報われるのです。
また不幸せもそう。
今はこれくらいのことをしても何もない。だから大丈夫と思っていてもやはりその負の因子は確実にストックされているわけです。そしてある程度時間をおいて突然吹き出します。
どうしてと思ってもそれは遅い。とにかく出尽くすまでは流れに身をまかせるしかありません。そうして因縁が昇華されていくのです。
同じタイムラグの影響を受けるのであればせめてコツコツと見えない徳をためることに心をくだくべきです。
1990年代にヒットした「愛は勝つ」という曲のワンフレーズ
心配ないからね 君の勇気が誰かに届く、明日はきっとある
やったことは必ずかえってくる、それが因果応報の道理です。
宇宙は厳密に正確に動いているそうです。運が悪かったということは本来はないのです。すべてが必然だということです。
今、こうして生きていることに感謝しなくてはなりません。自分の力で生きているのではなく生かされているのですから。
この鼓動を愛おしく思わなくてはなりません。神様の愛がないかぎり私達はこうして温かい身体で息をしていることができないのですから。
ドキドキします。自分や大切な家族が生かされていることに。
普通でいられることが奇跡です。
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