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感謝

もし自分がこうであったら、ああであったらと思うと思います。でも実際はそれほどできないのが現実です。

それを見ぬふりして生きるのが普通でしょう。ただそれを十分承知の上で日々を努力することが大切です。

私は高校時代に大きな精神的な苦痛に見舞われて普通に生活することが困難になりました。しかし首の皮一枚でつながりなんとか蘇生して人並みに生きれるようになったのです。
高校時代の卒業コメントに確かこんな文章を私はのせました。

今は苦しく、明かりが見えず、どうしていいかわからない日々だけれどいつかそんな日々が思い出になる日がきっと来る。

その通りになりました。負けずぎらいで捨て鉢のように書いた思いですが本当にそうなれるとはその時は思えなかったでしょう。

不思議です。学生で親の仕送りで生活している甘ちゃんなのに精神は生きるか死ぬかをさまようなんて。

そう考えれば今の方がまだましです。何故なら自分の稼ぎで多少苦しんで生活しているわりには精神は元気なのですから。

懐かしい日々。まさかこうして僧侶として社会のお役に立てるとは夢にも思いませんでした。すべては神仏に感謝です。
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