2020@TOKYO

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メロディ・ガルドーの最新作

2009-04-09 | ■私の好きな歌
  Melody Gardot(メロディ・ガルドー)のニュー・アルバム、My One And Only Thrill(マイ・オンリー・スリル)を聴きました。

  メロディ・ガルドーといえば、不慮の交通事故によって一年間の寝たきり生活を送り、視覚・聴覚・記憶に障害を負いながらも、曲を作るというリハビリ=音楽療法で症状を好転させた奇跡のシンガー・ソング・ライターです。

  ひっそりと、語りかけるように始まる彼女のヴォーカルに、ビンス・メンドーサのアレンジによるストリングスが絡み合い、抑えた叙情が静かに醸し出されます。彼女が好きだというボサノバ・フィーリングの曲なども楽しく、全体的に都会的なセンスがあふれる仕上がりです。

  ただ1曲だけラインアップされたスタンダード曲は「虹の彼方に」。明るく、輝くようなスイング感をもった歌いっぷりから、どんな苦悩があっても人生は捨てたもんじゃない、というメッセージを受け取りました。

  
 

  

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