四月句会の席題は「合」でした。席題とは、句会の当日に師匠から提示されるもので、短時間に即興で詠む技が要求されます。季語を入れなければなりませんが、当日の季語を流用することは許されています。
晩鐘の 余韻に合わせ 蛙啼く 白竜子
蛙(かわず)という季語、例の芭蕉の句が存在するかぎり、とても思いつくものではありません。今回も、事前に準備した五句に蛙はありませんでした。そこで、思い切って席題の合うに使ってみました。
師匠からは、「啼く」という字は大きな動物(たとえばカラス)に使うもので、蛙は「鳴く」にすべしとの指摘がありました。
晩鐘の 余韻に合わせ 蛙鳴く 白竜子
晩鐘の 余韻に合わせ 蛙啼く 白竜子
蛙(かわず)という季語、例の芭蕉の句が存在するかぎり、とても思いつくものではありません。今回も、事前に準備した五句に蛙はありませんでした。そこで、思い切って席題の合うに使ってみました。
師匠からは、「啼く」という字は大きな動物(たとえばカラス)に使うもので、蛙は「鳴く」にすべしとの指摘がありました。
晩鐘の 余韻に合わせ 蛙鳴く 白竜子