林間教育通信(「東大式個別ゼミ」改め「シリウス英語個別塾」)

私立中高一貫校生徒を対象とする英語個別指導塾。小田急線の東林間駅(相模大野と中央林間の隣駅)から徒歩3分。

サンデル白熱教室が投げかける「陰のテーマ」

2012年03月19日 | 教養英語
いま、サンデルの白熱教室という番組をNHKでやっている。

日本のゲスト、日本人学生、中国人学生、それからアメリカかどこかの学生が主な参加者だ。私は、大学で教えていたときサンデルに近いテーマを取り上げていたので大変興味深いと思うのだが、今回はこの番組の中身を問題にしたいのではない。

私が今注目してみたいのは、日本人学生や中国人学生の一部が流ちょうな英語で話をしているということである。(もちろん音声を英語にしてみるのである)。日本の学生について言えば、おそらくいわゆる「帰国組」であろう。

国籍や母語を超えて、世界の人々がグローバルな討議(ディスクルス)をすることが可能になるかも知れない、そんな夢をこの番組は私たちに与えてくれるようにも見える。しかし、見方を変えれば、日本人であっても英語を使いこなせるようにしなくてはならないと訴えかけているようでもある。

ゲストの日本人は日本語で話す。あの竹中平蔵ですら、同時通訳の声を聴き、日本語で話す。また、日本人学生のほとんどは、英語などは話せないことも私たちは知っている。

英語を話せる特権。英語を話さなくてもよい特権。英語を話せない立場。

いろいろな立ち位置について思いを巡らす。

「文法訳読」の二つのイメージ

2012年03月14日 | 教養英語
前回、「文法訳読方式」という言葉を使ったが、よく考えてみればこの言葉についても、人によって理解の仕方が大きく異なる可能性がある。実際 Google で検索してみると、私とは考え方の異なる人が案外多そうだ。

たとえば次のような論文があった。2006年の江藤裕之「教養としての英語教育とは―文法訳読方式の意義を再考する」  という論文である。要するに、日本人の教養を深めるために英語の文法訳読方式は有効であると議論している。

私なりに氏の「文法訳読方式」を理解するならば、次のようになる。すなわち、ある程度以上の英語力があるであろう大学生に対し、哲学的文学的な含意のある深い英語教材を理解鑑賞させるときの方法論として存在するのが「文法的訳読方式」なのである。とすると、江藤氏の想定する「文法訳読方式」と、私の考える「文法訳読方式」ははかなり趣が異なっている。というのは、江藤氏の「文法訳読」は英語中級以上の学習者、とりわけあるレベル以上の有名大学を想定しているのに対し、私のはむしろ英語の初・中級者を想定しているからである。私の考える「文法訳読方式」のイメージを羅列してみよう。

(1)学習者の英語力の程度を問わないが、どちらかといえば、英語力がない中学ー高校1・2年生を想定している。

(2)テキストとなる英文に教養的な意義があると想定していない。初学者の場合は、むしろ単純すぎる内容であるのが普通である。

(3)教師は、英文の意味を学習者が理解するために和訳させるというよりは、英文を文法通りに正しく理解しているのかをチェックするために和訳させる。

(4)英文法を理解しているか否かチェックするための文法訳読なので、自然な日本語に訳させるというよりは、むしろ直訳的な日本語を求めるのが普通だ。

(5)教師は、学習者に対し常に文法訳読を要求するのではなく、必要に応じて適宜求める。


今回はかなり最初の予定の文章とはかなり脱線してしまった。しかし、ちょっと大事な覚え書きだと思うので、アップしておく。

しかし、こういう話題は、言葉の定義なりイメージなりを明確にしないと全然ダメですね。


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東大式個別ゼミ

花粉チェッカー ipod touch(iPad、iPhone)の便利ソフト

2012年03月07日 | 教養英語
何となくパソコンの前に座る気がなくなってブログ再開を怠っていると、もう3月になってしまった。今日、すなわち2012年3月7日(水曜日)から再度ブログを始めようと思う。実は書きたい内容が沢山ある。

まずは iPod touch あるいは iPhone や iPad 向けのとっても便利な無料ソフトの紹介からはじめよう。

さて、今日は暖かくて晴れた日でしたが、花粉がかなり空気中を舞っていたようです。こういう情報は、最近耳鼻科のお医者さんから伺ったのですがインターネットで調べれば、すぐに判るそうです。しかし、 iPod touch ( iPhone 、 iPad )向けの花粉チェッカーというソフトを使うと、もっと気軽に簡単に毎日調べることができる。

アップルストアで「花粉」と検索してみると簡単に「花粉チェッカー」というソフトが見付かると思います。(画像を参照のこと)。無料のはずです。



ソフトをインストールしたら、地域設定しておきましょう。私の場合は神奈川県と設定します。すると当日あるいは翌日の花粉量と、週間予報が出てきます。

3月6日火曜日の段階でチェックしてみると、3月7日水曜日は花粉量がかなり多くなると分りました。
1週間予報を見ると、その後3日間は花粉量がやや収まるが、翌週にはまた花粉が増えて来るだろうと示されています。

2月末の段階では写真のように、星一つの日が続いていました。あまり花粉が多くなかったのですね。しかし3月ともなると本格的な花粉シーズンになりそうですね。



Audio Bookで小説を聴くなら、有酸素運動を日課にしよう

2011年12月16日 | 教養英語
Audio Bookで英語の小説を聴き通すのは、多くの日本人学習者にとってちょっと根気がいる作業だ。

以前、ハリー・ポッターの第一巻と第五巻のテープやらCDだとかを安価で購入したことがあるが、第五巻のほうはほとんど聴かずに終わってしまった。最後まで全部聴いたのはイシグロのWhen we were orphansのテープくらいのものだ。

小説はノンフィクションや時事ニュースなどよりもはるかに聴いて理解するのが難しいと思う。何よりも集中力が試される。ちょっとボケッとしていると日本語の小説朗読や古典落語だって筋がわからなくなる。英語の場合はもちろんのことだが語彙が豊富でレトリックが凝ってあると至極大変だ。作家の片岡義男があるエッセイで、O.Henryの昔のレコードをたいそう褒めていたが、それは彼がほとんどバイリンガルだからである。普通の英検1級レベルくらいの英語学習者では、あの小説は厳しいのではないか。


私は前述のように、Haruki MurakamiのWind Up Bird Chrnocile を楽しむことができている。成功の秘密はなにか? すでに原作を読んでしまっているというのが一つの理由であろうが、それほど重大な理由でないはずだ。というのは、今聴いてみて分かったのだが、私はストーリーをほとんど全然覚えていないからだ。

二つの理由があろうかと思う。一つは、村上作品の英訳が分かりやすい英語であるということだ。これはもしかしたら日本語からの翻訳だからかもしれないし、あるいは村上春樹の文章だから分かりやすい英語になったからなのか。私にははっきりしない。

もう一つの理由ーー最大の理由だと主張したいーーは、一度聞き出したら最低30分は集中して聴き通すようにしたからだ。10分~15分だとかの細切れリスニングではダメだ。そういう中途半端な聴き方をしていると、話が分からなくなり、結局最初からもう一度聞き直さなくてはならないと分かったからだ。言い換えればAudio Book小説の最大のコツは、集中して長時間リスニングする機会を設けることにある。そして、私の場合、有酸素運動(ウォーキング)を毎日なり隔日なりに40分-60分すると決めたことによって、Audio Book小説リスニングの可能性が開かれたのである。運動の継続こそがオーディオ小説克服の鍵なのだった。もちろん、iPodは不可欠なパートナーだ。


Haruki MUrakamiの小説は長い。Wind-Up Bird Chronicleは26時間もあるので最低一ヶ月、おそらく2ヶ月くらいは読み終わるのに時間がかかってしまうだろう。しかし、しっかりと有酸素運動を続けるならば、自然に聴き終わってしまうような気がする。実を言うと、すでに1Q84のAudio CD(mp3版)も購入してしまってあるのだ。amazonUSAの価格だと送料込みで2000円未満(25ドル少々だった)とかなりお安かったからである。全部で46時間とさらに輪をかけて録音時間が長い。だが、この小説は最近読んだモノだからストーリーを良く覚えている。おそらく楽勝のはずだ。


なお、「ウォーキングしながらオーディオブック」というブログ記事もちょっと面白かったので紹介しておきます。

ジムでHaruki Murakamiを聴く。そして、Wind-Up Bird ChronicleのAudio Bookの価格の謎

2011年12月13日 | 教養英語
今年の7月からジムに通っている。筋力の衰えを防ぎ、体重を減らすためである。週三回通いたいと思いつつ、現実にはいつも週二回がせいぜいだ。時間的には筋トレが30分、ウォーキングが30-60分というところだ。

ジムで定期的にウォーキングをやってみて本当に良かったのは、痩せるというよりはpodcastやAudio Bookを毎週欠かさず聴く機会を持てたことだった。

PodcastではBBCのGlobal NewsとNew York TimesのFront Pagesを中心に聴いている。Audio Bookといえば、National Public Radioの I Thought My Father Was Godを最初試してみたが、あえなく挫折した。これは易しそうで案外むつかしいのである。(とはいえ、機会があればこの書物についてこんど紹介したい)。

だが、HarukiMurakamiのWhat I Talk About When I Talk About Running: A Memoir
 は非常に聴きやすい。いやもっと正確に言えば、ジムに通ったからこそ、4枚組のCDを最後まで聴き通すことが出来たエッセイであった。実を言うと、最初の一枚目まではずっと前に聞き終わっていたのだが、残りの3枚は長い間放置してしまっていたのだ。ところが2-3回ほど80分ウォーキングすれば、あっけなく聞き終われるのだった。

勢いに乗って、村上春樹の他の作品にも挑戦しようと、Apple社のTuens StoreでHaruki Murakamiと検索してみた。すると、彼の最高傑作である大長編『ねじまき鳥クロニクル』の英語版Audio Bookが、信じられない安価、わずか900円ぽっきりで売られていたのだ。 画像を見ると、26時間という長時間録音であること、しかし、値段が900円であることが確認できるはずだ。もちろん私は購入してダウンロードした。超お買い得である。

さて、価格はその後どうなったのか? 案の定、今では900円では買えなくなっている。なんと、1万円以上に跳ね上がっているのだ。(←とはいえ、これが適当な価格に近いだろう) 

どういうことなのか。iTunes Storeの場合は再度ダウン・ロードできるはずなのだが、900円のソフトはネット市場にはどこにも残っていない。おそらくは何かの間違い、たとえば、業者が価格を一桁間違えてしまったとか、そういうことなのだ。ただ確かに言えるのは、ラッキーにも10分の1以上安くダウンロードできたMurakamiのAudio Book,Wind-Up Bird Chronicleであるが、全部聴いてみなければ、本当に得をしたことにはならないということだ。

ところで今日は、初めての深夜ジョギングを楽しんだ。もちろん、Murakami作品をエンジョイし痩せるためなのだ。

BritannicaのAPP (iPad2でお勉強)

2011年12月09日 | 教養英語
2011年9月の記事で、Britannicaの百科事典をネット上で無料で利用できると紹介したことがある。これはipadでもipod touch (iPhones)でも利用可能なネット上の無料のサービスである。(ただしPCでは利用できないはずだ)。

最近、ipad向けのBritannicaのAPP(ソフト)も登場した。毎月1.99ドル(150円)で利用できる。「ダウンロードしてオフラインでの、保存・転送・お気に入りへの登録や履歴の検索ができる」のだそうだ。エアプリンター等があれば印刷も出来るのだろう。

ブリタニカを徹底活用するのに1年間だと1800円である。これが安いのか高いのか微妙なところである。教材として使うのであればお安いようにも思えるが、単に閲覧するだけならば無料なのだ。私はといえば、ipad2から印刷できる環境が整っていないので今のところ申し込むつもりはない。

しかし嬉しいことに、このAPPは無料でも100字までは利用可能である。そこで100字とはどんな感じなのか画像をアップロードしてみることにした。ここでは短い記事をあげてみた。アメリカの人気教育番組セサミ/ストリートを、mobileバージョンとBritannica・APPの100字制限(無料)の双方である。

まずはipad用のAPPから。






次にmobileから。

以上のような感じである。mobile版のほうがちょっと長いのがわかる。


この画像だけを見た人は、有料のBritannicaなどは不要だと簡単に判断されるかも知れないので、一言付け加えておく。Britannica百科事典というのは小項目主義ではなく大項目主義の事典である。つまり、ある種の項目については、かなり掘り下げた長文の解説をすることに特徴があるのだ。たとえば、Hospital (5373 words), war (6398 words), pragmatism (5028 words) English language (14697 words) Japan (208 pages) である。そういった資料を活用するのであれば、一ヶ月150円も悪くないとも言えるだろう。

American Heritage Dictionary 5thのupgrade版発売は? Enfour社の解答(iPad2・iPodTouchでお勉強)

2011年12月05日 | 教養英語
American Heritage Dictionaryは、アメリカを代表する大型辞書(事典)であり、私も15年くらいは愛用している。

どうやら先月の2011年11月に第五版が出版されたようである。いま、たまたま For Your Ears OnlyというPodcastの2011/12/04号の36分あたりを聴いていると、新しいAmerican Heritageのことが話題になっているので、チョットびっくりした。American Heritage Dictionaryはアメリカ合衆国の広辞苑のような存在で、新しい版が出るのは一種の文化的事件ということなのだろう。10000語の新語と4000のイラストが追加されたとのことである。たとえば、spaghettificationやwidowerといった単語らしい。(ただしイラストが多いのは紙の辞書の方だけかもしれない。というのは、旧版のAHD第四版でも、APPソフトのものはイラストが非常に少ないからである)。


さて、今回は最初からとてもリーズナブルな価格でiPad2・iPod Touchのアプリも発売されているのが嬉しい。わずか2200円なのである。まだAmerican Heritageのソフトを持っていない中上級の英語学習者には、是非とも購入を勧めたい。いちおう購入手続きを説明しよう。

まずはApp StoreでAmerican heritageと検索して次の様な無料ソフトをダウンロードする。

ついでソフトを起動すると図のようなものが現れるので、BUYすればよいのだ。


問題は第四版(AHD4というのが略称)を持っている私のような人間だ。つい最近購入したばかりなのに、新しい版(AHD5)のためにまたもや全額お金を払わなくてはならないのか? 私はちょっと不満だった。そこで第四版(AHD4)のEmail supportからソフト会社(enfour日本)にメールで問い合わせてみた。すると次のような回答が返ってきたので、ここで紹介したい。


Thank you for your email. We are still working on our upgrade system
for current AHD4 users. There will be a discount of course. The
upgrades will be via an in-app purchase and you will notified by a
push notice.

This is still in testing and we will have it ready soon. Please sit
tight for the moment and you will be able to upgrade soon.

Thank you for your patience.
>


要するにAHD4利用者に対してはアップグレード版を発売する考えはあるので、それまで辛抱強く待ってくれということだ。この回答は信用できるのだろうか。また、アップグレード版が将来発売されるとして、一体どのくらい待たされるのか? 私は事情通ではないので判断できない。しかし、急ぐわけではないので、とりあえず第五版購入はしばらく様子をみるという選択肢を選んだという次第である。

iPadでお勉強 (Britannica編)

2011年09月15日 | 教養英語
Britannicaは英語圏でもっとも信頼のおける百科事典であることはよく知られている。

我々英語学習者にとって特筆すべきは、英文記事がきわめて分かりやすいということである。ある本によると、英米の義務教育修了者レベルの英文で書かれているのだという。日本で言うならば、中学卒業レベルの英語だということだ。以前、日大の経済学部の英語の問題でブリタニカがそのまま出題されていたのだが、なるほどと思ったものだ。


さて、10年くらい前まではCD-ROMで販売されており、私は初版をすぐに購入して活用していた。

最近はwikipediaが便利なのでご無沙汰していたが、iPod touch(iphone) では無料のオンライン版があり、たまには使ってもみた。しかしiPod touchでみるBritannicaは、画面が小さくてやはり見づらかった。残念ながらPCでは閲覧できなかったのである。

しかし、2011年9月の段階で調べてみると、なんとiPadでも、この素晴らしい英語の百科事典の最新版を無料で利用できることがわかった。

PCのほうはどうやら有料($69.95(USD) per year?)なのだが、ipodtouchばかりかiPadでBritannica mobileが無料で利用できるみたいなのだ。ipadで読めるのは非常に嬉しい。実は私はiPad2をつい最近購入していたのである。

iPadは勉強には欠かせないものになってきたなと思う今日この頃である。



日本の報道は大本営時代なのか?

2011年09月11日 | 教養英語
野田政権が発足してわずか数日ですが、鉢呂経産相が辞任しました。新聞報道によりますと、福島原発の周辺の町を「死の町」と表現したり、「放射能をうつしてやる」と記者に放言したりして、責任を問われたのだそうです。鉢呂氏を非難する政治家に言わせれば、政治家としても人間としても最低で万死に値するほどヒドイのだそうです。

しかし、こういう報道はちょっと怪しいと思いませんか。福島周辺を「死の町」と表現しないで、いったいどのように表現したらよいのでしょうか? 「(500年経てば蘇るだろう)希望の町」とでも言えばよいのですか。

「敗戦」を「転戦」と言い換えなくてはならなかった時代、つまり「負け」を「負け」と表現してはいけなかった時代がありました。第二次世界大戦の時代の日本の言語表現です。福島の人の気持ちを大事にせよというのは、要するに嘘の希望を与える言葉を使いなさいということじゃないですか。

だから、今回の報道はちょっと怪しいと私は考えました。原発推進派が鉢呂経産相を潰そうとしたというのが事の真相ではないのか、と。

インターネットで調べてみると、簡単に異論反論がでてきます。新聞等のメジャー報道はアル空気に覆われていますが、ブログなどではそういうわけではないということを知ることが出来ます。まずは読んでみたいのが、「日々坦々」というブログ「鉢呂経産相「失言」報道でわかる、マスメディアがいかに必要な情報を伝えてないか!」です。このブログの見解を全面的に信じる必要はないですが、すくなくとも支配的なメディアとは異なる現実があり得るということを想像してみるべきだということがわかるはずです。

さらに河野太郎(神奈川県の衆議院議員)のTwitterブログも読んでみるべきです。河野氏は自民党の議員ですが、「無念の経産相」次のように指摘しています。


しかし、残念だ。

鉢呂経産相は、野田総理の原子炉の新規立地はしない、耐用年数が来たものは確実に廃炉にするとの方針を着実に進めようとしていたし、それを実現するためのかなり大胆な人事を考えていた。

経産省内外の抜擢すべき人物の発掘を多方面に依頼していたし、ガンとよばれる幹部の異動も考えていたふしがある。


また、次のような疑問も投げかけています。


「今回は、不思議なことに与党幹部からも後ろから鉄砲で撃つ発言があった。

なにか裏があったのだろうか」



私は詳しい事情は知りません。しかし、今回の鉢呂経産相の辞任については原発推進派の巻き返しの情報操作という可能性が強いと見ています。

幸いなことに現代ではさまざまな情報が入ってきます。用心して多様な情報を摂取していくつもりです。

New York Times のVideo

2011年09月02日 | 教養英語
夏休みはとくに忙しくブログの更新を出来なかった。今日から毎日書きますとは宣言できないが、すこしだけ書く。

New York Timesのデジタル版といえば非常に人気のあるHPだったが、最近は自由に無料でと言うわけにはいかなくなった。私もまだ有料購読はしていない。というか、最近はほとんど目を通すことも少なくなっていた。だが、今日たまたまVideoのコーナーを見てみたのですが、本当に充実していますね!社会、国際、文化、芸能、テクノロジー等の様々な分野にわたっています。写真は最新号で、ハイチでエコ・ダイバーを養成するテーマだった。

英語はといえば、一流大学を目指す高校生ならば挑戦する価値があるかも知れないくらいの難易度だ。



常識で決めつけるな

2011年07月01日 | 教養英語
横浜の中学受験塾のカリスマ主催者の本を100円で購入してみた。それなりに面白い。が、ときには、変だぞ、と思うこともある。たとえば、次の文章だ。



なるほど、趣旨はよく理解できる。だが、一週間絶食すると、顔色が悪くなり、肌がかさかさになる、というのは、どうやって知り得たのだろうか? 常識論で決めつけて書いているにちがいない。

なぜそんなふうに判断するかと言えば、私自身は一週間断食を何回か経験しているからだ。慣れないウチはちょっと辛いが、顔色が悪くなるなんてことはないし、肌がかさかさは有り得ない。むしろ肌つやが良くなり頭の回転が速くなる。むしろ辛かったのは断食中に毎日縄跳びを500回だか1000回だか跳ばなくてはならなかったことだ。むろん、痩せることも可能だ。できたらまた断食をやりたいものだ。(ただし指導者がいないと断食はできない)。


教育論としては間違いではないが、ディテールがいい加減だと説得力がなくなるなあと残念に思った次第である。


iPad2で辞書を使ってみる

2011年06月27日 | 教養英語
ちょっと前、私はiPad2を購入することにした。最近は他のメーカーの製品もあるが私にはiPad2以外は考えられない。すでに多くのソフトを購入しており、それらの多くを追加料金無しに使うことが出来るからだ。

iPad2にもいろいろ種類はある。私はWi-Fi(無線LAN)のみ、つまり3Gがないタイプのもので、容量が32GBのものを購入することにした。価格comで調べてみると5万円少々だ。WiFIにしたのは、外出時に使うのであれば、公衆無線LANを使える場所(マクドナルド、NYカフェなど)に行けば良いじゃないかと考えているからだ。ハードディスク容量だが、16GBだと4万円少々ですむがソフトを沢山入れられなくなるのが嫌だった。だが64GBまでは不必要だと判断したのだ。

まだまだ使いこなしているとは言えない。だが、電子辞書についてだけはちょっと書いておきたい。iPad2の大きなスクリーンが電子辞書を大きく変貌させているなとちょっと感心してしまったからだ。

iPad2のスクリーンの大きさは中型辞典より少し小さいくらいなのだ。従来電子辞書の欠点として指摘されていた、頁全体を見渡すことが出来ないという問題が大幅に克服されているともいえる。また、ipodtouchやらiPhoneとは異なってキーボードが大きくて打ちやすくなっている点も見逃せない。日本語ならば50音が全部キーボードになっているので、習熟すればかなり早く打てるようになるだろう。紙の辞書が不要になったとは言えないけれど、無理に紙の辞書を薦める必要もなくなったようにも思えるのだが、他の先生方はどのように考えているのだろうか?



もちろん、熟語を捜すのも簡単になっている。写真はウィズダム英和辞典だが、hackという項目をひき、そのなかでついで away言葉で検索してみると、hack awayという熟語を簡単に求めることも出来る。(本当は文字を入力するときにhack awayで出てくると良いのだが、この辞書ソフトではhack awayは「用例」として出てくるに過ぎない)


ところで字の大きさをipodtouchと比較してみた。 どうやら同じくらいの大きさなのですね。(もちろん調節は出来るが)。写真をみると、同じ一頁でもipadのほうが3-4倍くらいの情報を一時に閲覧できるみたいですね。やはりこの違いは大きいとも言えます。


なお、すべての辞書がipad2でもそのまま美しく大きくなるかと言えば、そうではない。手持ちの辞書または事典ソフトで調べてみると、『ウィズダム英和・和英』『リーダーズ英和』『ブリタニカ国際大百科』『Oxford Advanced Learner's』『Cambridge Advanced Learner's』『American Heritage』などは、ipad用に大きく見やすく映し出される。


しかし、『大辞林』『三省堂類語』『類語新辞典』『英辞郎』『Oxford Dictionary of English』といったソフトでは、ipad2でも使えないことはないがipodtouchサイズで映し出されたり、画像が粗くなってipadサイズとなってしまう。

なお、同じ大型国語辞典の『デジタル大辞泉』のほうはipad2対応しているようですね。今買うならば、『大辞林』よりも『デジタル大辞泉』のほうが断然が買いでしょう。







派遣社員(女)は問題外であるー「下流の宴」より

2011年06月26日 | 教養英語
林真理子原作のNHKドラマ「下流の宴」というのを初めて見てみた。

黒木瞳が母親で、その娘役をやっているのが加藤夏希で派遣社員という設定である。

加藤夏希のような美女で、中流以上の家庭で有名女子大卒であっても、一流企業の男は相手にしないのであろうか? 私はこの点については、甚だしく疑問に思った。だが、一橋大学出身の男性の意見を取れば、それが現実だというのである。顔が良くても、派遣では普通は結婚の対象にはなり得ない。せいぜい愛人止まりだというのである。それは同級生の結婚相手から見ても分かるのだそうだ。

そういえば、知り合いの大学教授の嫁さんは同じ故郷出身だときいていたが、実は学習院大学出身で知名度が高いところに勤めている人でもあったのだ。

なるほど、世界はそういうふうにできているのかもしれないな。カースト内結婚が世の中の現実なのだなとあらためて思い知った次第である。


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追加

先日の火曜日10時はちゃんと見てみました。通俗的だけれどシリアスな感じのドラマかと思ったら、リアルな感じのしない3流ドラマみたいな感じになっていました。これならば、昔の「冬彦さん」とかみたいにしたほうがインパクトはあるなあ。あるいは、「ドラゴン桜」みたいにしたら、良かったのでしょうね。