りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

東京難民。

2011-06-07 | Weblog
先週、仕事でお世話になっているSさんが、
とある小説を貸して下さった。

「東京難民」福澤徹三。

以前、同氏の小説「Iターン」も貸していただいて
読んだのだが、これがもう、とてつもなく面白くて。
詳しくは→http://blog.goo.ne.jp/riki1969/e/9ee5b01681097351ef0a72a83130778f

そのストーリー展開と痛快なあらすじに、広告業界に身を置き、
しかもアマチュアながらも小説を執筆する人間の端くれとして、
ページをめくるたびに唸り、そして悔しくなったものだった。

今回お借りした、この作品。
もう表紙の帯からして、のけ反り、そして笑ってしまった。

この先生の作品の帯って、ホントにいい。
人が引きつけて止まない不思議な力を持っているのだ。
この部分は、小説家としてよりも広告マンとして勉強になる。

う~~ん、僕ももっと精進しなければ。

肝心な中身だけど、今、やっと数ページめくりだしたところ。
こんなブログ書いてるヒマがあれば、早く読めよ!って感じですが(笑)

じっくりゆっくり読みたいので、Sさん、少し長めにお借りしちゃうかも
知れないけど、許して下さいませ m(_ _)m
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岡山にて。

2011-06-06 | Weblog
昨日は午後から、所用で岡山へ行った。

尾道から東へ約100km。
知人もおらず地縁も薄く、訪れることが滅多にない街だったのだが、
この数年で、学生時代の友人が転勤して来たり、従姉妹が結婚して
嫁いで来たり、再会した幼なじみが暮らしていたり・・・と、
にわかにプライベートでも縁がある街になりはじめた。

訪れた目的の理由を書きはじめると長くなるので割愛。
高速を走り、岡山ICで降りると、岡山大学の近くに住む知人宅へ。
だが、用事は、ものの30分足らずで終わった・・・(-_-;)

帰る時、少し(いや、かなり)足取りが重かった。

このまま家路をたどり、自宅に帰ると重い気持ちが手土産になって
しまう気がしたので、岡山にいる大学時代の友人に会おうと携帯を手にした。

でも、やめた。

誰かに会う気持ちになれなかった。
会っても、何も話せない気がした。

岡山市の中心部を横切り、道なりに走り続けていたら、気がつくと、
フロントガラスに広大な田園風景が広がりはじめた。

児島の干拓地だった。

2年前だっただろうか、1人でこの地を訪れたのは。
重松清の小説「疾走」に感銘を受けた僕は、その舞台のモデルになった
このどこまでも果てしなく広がる田園の中の農道を、主人公のシュウジの
ように走ってみた。

しかし、昨日の僕は田園の中の農道の端にクルマを停めると、少しずつ
夕闇になりつつある風景を眺めながら、立て続けに何本もタバコを吸った。

人間ならば、いろんな生き方があってもいい。
いや、そうでなければいけない。

でも、自分とあまりにもかけ離れてしまった生き方や考え方になった
人間を前にしたら、人は、何も言えなくなってしまうのだろうか。
建前上は、相手の考えを受け入れたような顔をしていながらも、
実際は自分を守るために。自分の生き方や考え方を侵害されないように・・・。

俺の悪い癖。
また、考えすぎなのかも知れないな・・・。

そんなことを自問自答していたら、鼠色の空からポツポツと・・・。
僕はタバコをもみ消すと、クルマに乗りこみエンジンキーを回すと、
クルマを西に向かって走らせた。
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迷惑な騒動。

2011-06-05 | Weblog
先週は、永田町は揺れに揺れてたけど。

もう、あまり長々と語ることもないし、
語りたくもないけどさ。

“政局”だぁ、“茶番”だぁ、って色々と声を
荒げてたけど。

単なる、迷惑な騒動じゃねぇか。

他人に迷惑をかけること・・・しかも罪悪感のないまま
迷惑をかけることが、人間として最も恥ずかしい行為だよ。

日曜の朝からこんな日記書きたくなかったなぁ・・・。

これから地区の清掃作業に行って来ます。

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体幹チューニングから1ヶ月。

2011-06-04 | Weblog
僕の幼なじみで女子プロレスラーの吉田万里子ちゃんが開催する
「体幹チューニング」を受講して、ちょうど1ヶ月が過ぎた。

とりあえず、キリがいいので、結果報告。

まず、体重が3Kg減った
頬の輪郭が少し鋭角になって、横腹もスッキリしたような気がする。

そして、何よりも変わったのが、肩こりと腰痛。
僕は20年来の肩こり持ちで、30代後半になってからは腰痛も酷くなった。
だから最低でも週に1回、多い時は3回も整体に通院していたのだが、
なんと、この1ヶ月間、1度も通院していない

こんなこと、この10年間で初めてかもしれない。

ただ、ここでひとつ、こんなことを書くと、吉田万里子ちゃんにとても
失礼なのかもしれないが、今の自分の体調のすべてが「体幹チューニング」
のおかげ・・・というふうに考えないようにしている。
それはあまりにも「体幹チューニング」を過信して盲目的になってしまうと、
いつか逆に体調が少しでも悪くなった時も、その原因を「体幹チューニング」
に求めてしまうかもしれないし、自分の健康や体調改善のための“手段”として
はじめたはずの「体幹チューニング」が、気がつくと“目的”になってしまうのが
怖いからだ。

体重が減りはじめたのは、毎日の食事を“腹八分目”で抑えていることや、
毎晩、1時間ほどウォーキングしていることとの相乗効果なのもしれない。

整体に通わなくなったのも、全く肩こりや腰痛が無くなったわけではなく、
通院するほどの痛みや辛さではなくなったから・・・と言った方が正しい。

でも、ひとつだけハッキリ言えるのは、それらが5月5日の「体幹チューニング」
以降の出来事だということは紛れもない事実だということ。

ここでひとつ思い当たるのが、メンタル(精神)的な側面。

体重は別として、僕の腰痛や肩こりは、肉体的疲労よりも精神的疲労・・・つまり
ストレスが原因の可能性が大きい、と整体でよく指摘されていた。
それは僕も、納得していた。
しかしこの1ヶ月間、整体に通わなくても大丈夫な程度まで肩こりや腰痛が軽減したのは、
精神的疲労も軽減したから・・・というよりも、“「体幹チューニング」を受けたから、
もう大丈夫だろ”と、いわば自分に暗示をかけているのかも知れない気がしている。

“病は気から”・・・ではないが、精神が快方に向かえば、おのずと肉体もそれについて来る。
その逆も、然りだ。

だから、今の僕に言えるのは、「体幹チューニング」を受けたことで、気持ちの持ち方が
少し変わって、そこから精神的疲労が軽減して、それが肉体にも変化を及ぼしている・・・という
ことぐらいだろうか。

とりあえず、効果が出ていることは事実なので、これからも続けてみようと思います。

興味のある方は、吉田万里子ちゃんからもらった「体幹チューニング」のプリントと、
彼女の公式サイトのURLを添付しておくので、ご参照下さい。



●吉田万里子公式サイト
http://www.yoshida-mariko.com/
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四〇六号室。

2011-06-03 | Weblog
電子書籍wookに、新しい小説を発表しました。

今年はじめに発表した「茜色の夕暮れに」以来だから、約半年ぶりですね。

タイトルは、「四〇六号室」。

今回の作品も僕自身と同世代の男性を主人公に据えた、いわば等身大の物語です。
でも、今までとはアプローチの仕方・・・というか、物語の設定や流れといった
ものを、ちょっと角度を変えて書いてみました。
そのせいか、比較的リアリティのある物語が多かった僕には珍しく、今回の小説は
今までとは少し違う、何とも表現できない不思議さが漂う物語になったような気が
しています。
それと同時に、新しい文章表現も少しだけ垣間見えてきたような・・・。

詳しい内容は・・・読んでからのお楽しみ(笑)
しかし、紹介ページにおおまかなあらすじや、“試し読み”機能で、プロローグだけ
無料で読めるようになっているので、そこを読んでいただいて、面白いと思って購読
していただければ、大変光栄です。

ちなみに、今回の装丁(上の写真)のデザインも僕自身が手がけました。
この物語の終わり近くのシーンをビジュアル化したんですが、
この作品のテーマを表現したデザインになったような気がして、
手前みそながら、気に入っています(笑)。

「四〇六号室」↓
http://wook.jp/book/detail.html?id=211874
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不如帰。

2011-06-02 | Weblog
先月の中旬あたりから、ホトトギスの鳴き声を
耳にするようになった。

夜中。
家族が寝静まって、1人で本を読んでいたり
テレビを見ていたりしていると、窓の外から
ホトトギスの鳴き声が、耳に届いてくる。

鳴き声は、必ず一羽だ。

電線にとまって鳴いているのか、それとも
近所の雑木林の中で鳴いているのか、分からない。

でも、その鳴き声は漆黒の暗闇の中から
まっすぐに僕の鼓膜まで届いてくる。

誰かを呼んでいるのか。

それとも自分の居場所を教えているのか。

暗闇の中、ひっそりと、一羽で・・・。

ホトトギスは「不如帰」と書く。
中国の伝説で、王様がある事情で故郷を離れたが、
彷徨ううちにその魂が変化して、ホトトギスになった。
そのため、ホトトギスは今も「不如帰(帰るにしかず)」と
鳴いている、という。

そうか。
帰りたくて、お前は鳴いているのか。


ほとぎすの鳴き声
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カルチャー・クラブ。

2011-06-01 | Weblog
最近、昔の洋楽のCDをレンタルしたり、自分のCDを整理する機会が
続けざまにあったからか、とあるバンドが気になりだした。

カルチャー・クラブ。

1980年代前半に、大ブレイクしたイギリスのバンドだ。
ボーカルのボーイ・ジョージの奇抜なファッションと
ポップな楽曲が大いに注目されて、同時期にブレイクしていた
デュラン・デュランやワム!などと一緒に「第2次ブリティッシュ・
インベイション」ブームを巻き起こした。

当時は、上述したような個性的なファッションや受け入れやすい
メロディなどばかりが注目され、どちらかというとイギリスから
やって来た「舶来のアイドル」というような感じで扱われていた
気がする。

だから音楽雑誌などでも、その音楽性やバンドの特色に特化した
論評は、ほとんどなかったように記憶している。

最近、CDやYOU TUBEで、カルチャー・クラブの音楽をたまに
聴くことがある。
その度に、思う。
このバンド、もしかしたらとんでもなく音楽性の高いバンド
だったのではないか?、と。

彼らのヒット曲で「ポイズン・マインド」という曲がある。

当時はそんなに気に留めていなかったが、今聴くと、とてつもなく
ファンキーでソウルフルなのだ。
イントロのブルースハープ、アレサ・フランクリンを彷彿させるような
サビの女性バックコーラス。
クルマの中で聴きながら、思わず首でリズムを取っている自分がいた(笑)

大ヒット曲で代表曲でもある「カーマは気まぐれ」。

この曲のイントロも、ちょっとしたジャズのフレイバーを感じさせるような
イカした出だしだ。

ここまで書いて、ちょっとウィキペデアで調べてみた。
すると、カルチャー・クラブの解説の冒頭にこう書かれてあった。

〈ビジュアル面で注目されることが多かったバンドであるが、ソウルミュージック、
 特にモータウンの影響を受けた楽曲の秀逸さでも評価される〉

やっぱり(笑)やっぱり、そうか。
彼らは、やっぱり黒人音楽をベースにした、高い音楽性を備えたバンドだったのだ。

それにしても、今思えば、惜しいバンドだ。
奇しくも、ブレイクした時期に数多のバンドがイギリスから世界に進出したために、
その音楽性をリアルタイムで正当に批評されないまま、他のバンドとひとくくりに
されて、たった2~3年で“消費”されてしまった。

その後、彼らが解散したのと入れ替わるように、80年代後半に、同じイギリスの
マンチェスターから「シンプリー・レッド」という、“ブルー・アイド・ソウル”の
王道のようなバンドがデビューし、世界的な成功を収めたことを皮肉に思うのは
僕だけだろうか。

最後に、YOU TUBEから。
カルチャー・クラブの曲の中で、僕が一番好きなナンバー。
当時、僕は14歳。
季節も、今頃・・・初夏の頃だった記憶がある。
当時は、“レゲエ”なんてジャンルはまだ知らなかったけど、
ラジオから流れるこの何とも心地よいリズムに、僕は緩やかに身体を揺らせていた。

Culture Club「Do You Really Want To Hurt Me」
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