りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

リアル世代のシッポ。

2014-01-26 | Weblog
今朝、AMAZONで購入した本が届いた。

その名もズバリ、「大瀧詠一」。

今から9年ほど前に発売されて、当時ワタシも書店で目にしたのだけど、
“まぁ、今さらナイアガラの詳細を知らなくても・・・”と全く買う気が
起こらなかった。

それが、昨年末の突然の訃報。

大瀧詠一を知って30年以上が過ぎたが、ナイアガラサウンドを聴きたくなるのは、
毎年決まって初夏を迎える頃だったのに、こんな厳冬の時期に自らナイアガラ
サウンドを頻繁に聴いたのは初めてだった。

YOUTUBEにも、この1ヶ月で様々な動画がUPされた。
もっとも、テレビメディアにはほとんど(というか全く)登場したことがない
御仁だったので、YOUTUBEにUPされているのは、その大半がラジオやFMに出演した
時の音声だけど。
1月の間は、それら、10年前、20年前の大瀧詠一の肉声をスマホで聴きながら
布団に潜り込んでいた。
YOUTUBEといえども、ラジオ番組を聴きながら眠るなんて、もしかしたら高校時代
以来だったかもしれない。

そんな流れのひとつで、この本も購入してしまった。

AMAZONだけでなく、ヤフオクにも数多の大瀧詠一関連の品物が出品されている。
中には、プロモーション用のためだけに制作されて市販されていないレアな
CDも出品されていて、それらには訳が分からないべラボ―な価格が付き、
入札も尋常ではない件数になっているものが少なくない。

おそらく一時的な現象なのだと思うけど、これからしばらくは生来寡作でメディア
への露出が極端に少なかったがために、大瀧氏の非公式な音源を収録したアルバムや、
大瀧氏の周囲から聞き漏れてきたネタだけで作ったような本も発売されるかもしれない。

尾崎豊が、そうだった。

世代的には、尾崎豊もワタシはミドルエイジだけど、そういった“あぶくモノ”の
ような商品には一切手は出していないし、サラサラ出す気がしなかった。

大瀧詠一に関しても、ワタシが14歳の時に「EACH TIME」(これが最新作!)が発売
された。
だから自分は“ナイアガラのリアル世代のシッポ”なのだという自負みたいなものが
自身の中には多少なりともある。

リアルタイムで体験した世代の審美眼は、そうは甘くはないのだよ。
コメント (1)
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