りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

同窓会。

2012-08-12 | Weblog
今日は、高校時代の同窓会でした。

ボクも幹事グループの一人だったので、みんなよりひと足先に
会場入り。
受付の担当だったけど、その肝心な仕事はほとんど同じ受付係の
女子(と、この年齢になってそう呼んでもいいのだろうか?)に
任せて、久々に顔を合わせた同級生とロビーで歓談してました(笑)

出席者は、恩師も含めて70人。

同級生は総勢300人はいたはずだから、そのうちの1/4は出席して
くれたことになる。
だけど、300人もいれば在学中に会話すらしたことがない人も多い
わけで、しかも卒業から24年も経てば、風貌も大きく変わってしまい、
当時仲がよかった人でも分からない人間も多々おりまして。
・・・まぁ、その筆頭グループに自分も属していましたが(笑)
なので、出席者の方には、胸にしっかりと名札を付けていただきました。

今回の同窓会の話を初めて聞いたのは、GWが過ぎた頃だったのけど、
実は、最初は欠席しようと思っていた。
「高校の同窓会」と耳にしても、いまひとつ、ボクにはピンとこなかったのだ。
これが小中学校の同窓会なら、先頭をきって参加表明したと思う。

なぜだろう?

自分なりに考えたのだけど、たぶん高校時代のボクと今のボクは、外見は違えど、
中身はあまり変わってないからなのだと思う。

小中学生の頃のボクは今のボクとは明らかに違う。
子どもだったことはもちろん、まだ未来のことなど何も決めていなかったし、
何よりも自分の取り囲む世界は今より格段に狭かった。
しかし高校生の頃のボクは、価値観や嗜好、善悪、好き嫌い、女性のタイプ・・・etc.
今のボクと、ほとんど変わっていない気がする。
モノを見る時の視野は、あの頃よりも多少広がったかもしれない。
でも角度や距離や高さは、さほど変わっていないのだ。
おそらく、あまりノル気がしなかったのは、それが原因だったのだと思う。
その証拠・・・というと大げさだけど、高校時代におぼろげに憧れていた広告の仕事を、
今もボクは、続けている。

しかし、幹事グループの連中は、日頃仲よくしてもらっている連中が大半だったし、
彼らも毎日仕事がある中で、今回の同窓会の企画を一生懸命練っている。
そういう姿を近くで見ていて、やっぱり手伝わないわけにはいかなかった。
・・・といっても、上述したように大したお役には立てなかったけど(笑)

楽しかった。

それが、素直な感想。
ウジウジと独りよがりな欠席の理由づけをしていた自分がバカに思えた(笑)

当時仲がよかったヤツも、ほとんど接点がなかったヤツも、みんなそれぞれの場所で
それぞれの経験を重ね、少し風貌は変わっても、また元気な心と体で再会できたのだ。

それが理屈抜きで嬉しかった。

話が少し変わるが、今回、会場で流れたBGMは、ボクが作らせてもらった。
数日前に、幹事のリーダーに尋ねたところ、BGMはさほど考えていないということ
だったのだが、せっかく24年ぶりに集まるのだから、あの頃みんなが聴いていた歌を
BGMにしたらどうか?ともうほとんど思いつきと勢いで提案して、ほとんど勝手に
ボクが作ったものだった。

高校時代を過ごした1985年から1987年。
その頃に流行ったアルバムのCDを自宅のCDラックやパソコンの中からピックアップ。
ボウイ、レベッカ、渡辺美里、尾崎豊、バービーボーイズ、大沢誉志幸・・・etc.
かき集めて、なんとか35曲をCD2枚に焼いた。

同窓会の終わりの頃、みんなで集合写真を写した時のこと。
プロのカメラマンの誘導で、一同がひな壇に座り、前方のカメラに視線を合わせた時、
会場のスピーカーから、ある曲が流れ出した。
それは、ボクらが高校3年生の頃に大ヒットし、誰もが大好きだった曲だった。

ブルーハーツの「リンダ・リンダ」。

あのあまりにも有名すぎる冒頭のフレーズをボーカルのヒロトが歌う中、40代になり、
仕事や家庭で日々いろんなものを背負って生きているボクらは、1枚の写真の中に収まった。
あの頃は、この歌詞を本当にそう信じていた。
いや、今でもボクは信じているのだと思う。
だって、高校時代のボクと今のボクの中身は、さほど変わってはいないのだから。

「ドブネズミみたいに/美しくなりたい/写真には写らない/美しさがあるから」
コメント (4)
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