りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

HEA(R)T BEAT

2009-09-09 | Weblog
佐野元春のアルバムで「HEART BEAT」というアルバムがあります。
名曲「ガラスのジェネレーション」が収録されてある、1981年に
発表された2ndアルバムです。

僕がこのアルバムを初めて聴いたのは、中学2年生、14歳の時でした。
英語が苦手だった僕は、実はこのアルバムのタイトルを「HERT BEAT」
だと思い込んでいた

「HEAT BEAT」=「熱い鼓動」

う~~ん。さすが、佐野元春。カッコいいなぁ~と(笑)
しかしそのアルバムの正式なタイトルが「HEAT BEAT」ではなく、
「HEART BEAT」だと知ったのは、それから1年ほど過ぎてからでした。

「HEART BEAT」=「心の鼓動」

なんだか、柔らかすぎやしないか?
語感からくる印象を、15歳になった僕は直感的にそう感じました。

このイラストにはそんなバックボーンがあって、源流をたどれば、
そこから生まれた作品だったんです。
「HEAT BEAT」と「HEART BEAT」。
「R」が入るだけで、まったく違う意味になる。
じゃあ「R」とはいったい、何なんだ?

「Real」、「Replay」、「Rebarth」・・・そして「Rikiru(りきる)」。

「R」というのは、すなわち、人間の温もりなのかもしれない。
それが「HEAT BEAT」の間に入るだけで、単なる熱から人間の
温もりや暖かさに変わる・・・。
そういう結論がおぼろげながらも頭の中に浮かびはじめた頃には、
もうすでに8割~9割方、デザインも同時に頭の中で出来上がって
いました。
この段階で、「R」の色は、もう絶対に赤しか考えられなかった。

出来上がった作品は、予想通り、とても力強い作品になりました。
そしてそれと同時に、非常に個人的な作品になった気もします。
まるで、自分を奮起させるために描いたような・・・。

もうひとつ言えば、これは男のポスターだとも思う。
描いてる最中は、(購買対象として)女性のことは、まったくと
言っていいほど考えていませんでした。
そういう意味では、昨日紹介した「ふたり」とは、最も対照的な
作品かもしれないですね。

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コメント (2)
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