アスペルガー症候群・ひろとの不思議な毎日・2

アスペルガー症候群と診断を受け1年6か月間不登校も経験した息子(15歳・高校1年生)との楽しい&不思議な毎日を綴ります。

2回目SST

2009-07-19 23:11:53 | sst
やっと先ほど母の実家から帰宅です。
実家にはPCがないので、更新もコメントのお返事も出来なくて
デスクトップのPCを使用の我が家・・・ノートPCが欲しいな~って思っています。

SSTのお話です。
今回は2回目。
2人体調不良で欠席で6人でした。

今回参観していて感じたこと。
前回、場に馴染んでいなかった子が場に馴染んでいてまたまた元気な子が増えていました。
息子は、またまた淡々とプログラムに取り組んでいました

今回のプログラム。
①だるまさんが拾った!
  これは、だるまさんが転んだのルールで途中にパズルのパーツが落ちているのでそれを拾ってパズルに置くことが出来るとOK。
動いたのが鬼に見つかるとまたスタート地点に戻って最初からという感じで、最後のパーツがハマった時点の時間を計るというゲームでした。
2回やったので要領が良くなって2回目が早い時間で終了出来ていました。

このゲーム。
勝ち負けではないのですが、鬼が先生でけっこうシビアに判定をするように心がけていたそうです。
で、動いたよ○君って鬼が言ったら・・・機嫌を損ねて泣いてしまう子も。
勝ち負けではなくても、指摘されることに弱い子も。
けれど、その場でうまく周りの適切な対応でゲームに復帰出来て。
2回目の時は落ち着いて慎重にその子も参加して・・・。
こういう場面の切り替えの早く出来ることの成功したという成功感がこの子にとってはこれから、とっても役に立っていくのだと見ていて感じました。

②もじもじくんゲーム
  これはグループに分かれて、人文字を作ってみんなに当ててもらうというゲームです。
協力して進めること、考える力を養うようなゲームです。
 息子と組んだ子。
 班分け発表で息子と一緒になったときに「よっしゃ」ととっても喜んでくれて
母もその光景を見てうれしかったです。
付いてくださったボランティアさんからの話では、息子からは「この字にしたい」という言葉は出なかったけれど、もう一人の子が案を出すと、その文字のパーツがどの子が適しているかを考えて話してくれていたと言っていました。
ボランティアさんも適当に文字を言ったら、それも全部息子が場所場所を冷静にボソボソとみんなに伝えていたそうです。
息子・・・縁の下の力持ち的なことに適しているのかもとその話を聞いて思えました。

その他は終わりの会で一人ずつ感想を言って、振り返りしながらノートにシールを貼って終了。

その後、保護者と先生と懇談会でした。
母は、前回の時の話を先生や保護者の方に話しました。
それと、息子の良かったことも話をして。
3年も通っているので、褒めることを先生に教わっている母なので大分褒めることが板に付いてきた感じです
先生も、みなさんに必ず今日のこと褒めてあげてくださいと言いながら、一人一人の良かったところを保護者の方に伝授してくれます。
子どもたちのSSTですが、保護者が子供とどう付き合っていくかもこのように話してくださるので素敵な場所だと感じます。

息子は前回は1番評価の低い色のシールばかり貼って来ました。
今回は真ん中評価の色のシールが増えていました。
まだ1番よい評価のシールは貼らないのですが・・・。
終了する時までに1個でも1番シールを自信持って貼って来てくれるといいなと感じています。

息子。
冷静さが増して来ています
同じ発達障碍の子たちの中でも、タイプがまったく違う息子ですが。
この存在がまたまた浮いています
まだ、息子の考えが息子を基準にしているところが強いので、そこを今年度は色々な基準を受け入れられるようになるようSSTを通して学んでほしいと思っています。

聴覚過敏な息子なので難しいのだけれど、その中で自分が聞く重要なところだけを音として拾えるようになれるといいとSSTの先生が言ってくれました。
ここ2回で大分、この点は上手になって来ていると言ってもらえています。

あと半年・・・もっと上手になると中学進学も安心だと思う母です