「きびすのわれ」・・・・・・どういう意味でしょう??
「きびす」は「踵」と書きます。かかと。そう、「かかとのひびわれ」ということです。
夫が昔小学生だった頃、校長先生が「気をつけ」の姿勢の指導をするときに、「きびすをそろえて~、つま先は45度~」とまるで軍隊のように教えてもらった、と言っておりました。小学生、理解できたのだろうか。「きびすをかえす」という慣用句もありますね。そう、かかとのことです。
うえだの父(まれにブログに登場)は、毎年毎年かかとのひび割れに悩まされております。うえだの祖父もそうでした。そして私も・・・・・似てほしくないところだけ、似るのよねえ
父のそれはひび割れというレベルを超えていて、まるでたわしのようにささくれ、そのうち何か所かに深い亀裂が入っているのです。かかとはいつも白い。そして冬になると、なおひび割れが増殖し、見るも無残な姿になっております。
先日、ゲストハウスにこられたあるお客様が、「ばあちゃんのひび割れに」とミツロウクリームを作っていかれたのを見ていて、私もぜひ父に試してもらいたいと思っていました。
そんなときたまたま父が、ゲストハウスにやってくるときがあって・・・・。
冗談が大好きな父は、「りえちゃん、おらのひびわれすごて、ガムテはっとらよ(訳:ふなかわさん、私のかかとのひび割れはものすごくひどいので、かかとにガムテープを張っています)」と言いながら、ふなかわに父のかかとを見てもらうと・・・・・・・
そこには、本当にガプテープが張られているではありませんか・・・・・しかも、もうすでに半分ほど剥がれていて、強力なガムテも父のきびすのわれに降参しているようでした。
私とふなかわはしばらく唖然とした後、笑いが止まらなくなり、涙を流して笑っておりました。そばにいた母はいたって冷静。「これじゃないとダメなんよ・・・」と。
「ガムテープを体に張っている人見たことない!」「冗談じゃなくて、本当なんやね」「ありえ~ん」「ガムテープはがすときに、もっとひび割れしそうじゃない?」「ほんとにガムテ??」「こんな光景はじめて見た!!」「ガムテやよね、ほんとに」などなど、その衝撃的な光景をさまざまな言葉にして発するのもやっとなくらい、涙を流して笑い転げていました。
「100円のガムテープ、すぐになくならよ~(訳:100円ショップで購入したガムテープが、すぐに無くなってしまう)」と父。100円ショップの店員さんもおどろきだよね~。このガムテがかかとに張られるとは、誰も想像できないでしょう。
ガムテから解放された痛々しいきびすのわれを見ながら、父に色々話を聞くと・・・・、
長年のわずらいなので、いくつかの薬を買っては試したが効かない、というか歯が立たないということ。それで、一番いいのがガムテでおさえるということ。
絆創膏では、威力がなくすぐにはがれてしまうということ。
歩くときに痛む。だから、ガムテープはそのひび割れを治すのではなく、とりあえず溝(傷)が閉じていさえすれば、歩くのには支障がないこと。
長年のわずらいなので、ほぼ諦めている、ということ。
私も経験があるのですが、かかとがひび割れすることによって、痛い部分をかばいながら歩くため、歩き方がおかしくなり腰痛が起こってしまいます。そして、父は今もまさに「腰が痛い」と言っておりました。
さて、そういう話を聞いてふなかわがすぐにレシピを思いつき、さっそく「強力きびすのわれ補修クリーム」を作ってくれました。
父はその日から、早速かかとに塗り始めたそうです。というか、もしかしたら母に塗ってもらっているかも・・・・・・
「3日でどうにかなるかも。」とふなかわ。「みっかあ~~~~~~~~~」と父母。(父母の心の中:何十年悩んでいるのにまさかね、という感じ??)
さて、「強力きびすのわれ補修クリーム」は、父のがんこなの「きびすのわれ」に効いているのでしょうか。3日で答えは出るのでしょうか。
続きはまたいつか・・・・
(うえだ)
でも、読んで目が点になり、その後プッと笑ってしまいました。
私は歳の割にあまりかかとはカサカサしてません。冬場は多少カサカサするので時々風呂上がりに馬油をたっぷりすり込み、靴下を履いて保温して寝ると、朝つるつるしてます。
手も時々同じ事します。たっぷり塗って手袋をして寝ます。
きびすのわれ補修クリームも靴下保温して寝るいいかも
「こんなとこ写されたたんは初めてや」と仰いましたが、私もこんなとこ写メするのは初めてでした。いゃ~~、痛そう