父が検査を兼ねて、入院していました。自覚症状がないために入院中も元気で、時間はたっぷりあり、そういう生活をもてあましているような感じ・・・。
これを機会に、ぜひひまし油湿布をしたら良い、と言ったのですが、初めてのことを、しかも病院で始めるっているのは、相当な抵抗があったのでしょうね。
ひまし油はずっと実家にもあったのですが、使い方が全く違うので言葉で説明しても????という感じでした。
退院してから、早速ひまし油湿布開始。
初日は、私もずっとそばにいて様子を見ていたのですが、そのうちうとうとと眠りに入り、その後起こすのが大変だったくらい。
そして、これから毎日、母に湿布の介助をするように頼みました。
数日後、様子を見に行くと・・・
何故か、ヒーターがオイルでしっとり塗れている・・・「?」
これには、いろいろ問題があって、再度説明をし、それはクリア。
そして昨日。久しぶりに両親のひまし油湿布をする様子を見てみると、これがすっごい板についていて、さすがのあうんの呼吸でとってもスムーズに事が運んでいるのです。ヒーターも無事
「これしたら、すっごい気持ち良いわ~。すぐに眠るがよ~。」と父。
「湿布終わって一眠りした後、お風呂に入ってオイルを流すが。」と母。「そろそろお風呂の準備。」と、そのタイミングもばっちり。
ひごろ父は、お風呂の前にごろ寝をする人なので、その時間に湿布が加わっただけ、という感じかな。
そんな、両親のその様子を目を細めて見ていました。
「もしも今後入院しても、出来る環境であれば病院でも出来そう?」と聞くと、
「あ~、できるできる。なおさらしたいわ。こんなん簡単、簡単」と。
最初、何をどうするのか分からない間は抵抗があっても、実際にこうやって体感し実感することで、積極的になってくれてとっても嬉しい。
そして、父の入院も、ひまし油湿布に出合ったきっかけと考えれば、ありがとう、ありがとう、です。
いざという時にしか、人の気持ちは動かないのかもしれないけれど、未来に起こるかも知れないもしものためにも、日頃から慣れておくことはとっても大事。これは、スリングのレッスンでもよく言います。
湿布をしながら、至福の時間を過ごしている父を見て、私がなんだか癒されました。ひまし油パワー
(うえだ)
そしてついに、ひまし油湿布に突入ですか!!
ひまし油を持っていて、湿布をしないのは、コース料理を食べに行って、お金も払ったのに、メインは食べないような感じですね。
よくご親族が患われて、何かいいものがない?と尋ねられるのですが、いいものならいっぱいご用意できますが、それをやってみようと心が動かされるかどうかが一番のハードルなんですよね。
「うまく説明できないから」と、諦める方も多いです。
だからこそ、元気な時に、自然な形で、日常の中にひまし油やハーブや精油があるといいよねえと思います。
それにしても、ご両親の仲睦まじい光景が目に浮かびますよ