妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年9月、56歳、アルツハイマー病と診断
2018年1月、胃瘻造設手術
2023年9月、体調悪化

診療所の窓辺から

2015-01-25 15:26:58 | 日記
  

     毎月1回、購読している全国紙と共に、

     30ページ余りの生活情報誌が入ってくる。


     その中で、毎回楽しみにしているのが

     「診療所の窓辺から」という2ページの

     エッセイだ。


     執筆者は高知県四万十市の大野内科院長

     小笠原望先生。


     在宅の患者さんの診療を続けられており、

     患者さんや介護されているご家族の様子などが

     毎号綴られている。


     今月号には、パーキンソン病に脳溢血を合併して

     10年来寝たきりのYさん82歳のことが書かれていた。


        Yさんは調子が悪くなると飲み込めず、

        唾液を吸引しないといけない。

        ずっと介護を続ける夫の吸引チューブを

        使う手つきは、長年の経験から本職の

        看護師を思わせるほどの鮮やかさである。

        深夜も吸引を続ける日が続いた。



     Yさんの夫も80歳は超えているだろう。

     その方が深夜、奥さんの唾液を吸引している。


     私より20歳近く年配の方がこのような介護を

     されていることに、私は励まされる。


     そして、不安になる。

     20年後に果たして私にこのような介護が

     できるだろうか。



     先生は川柳の選者もされているという。

     毎号、先生の句が載せられている。


     今月号は、

          守るのは

           いのち

          深夜の

           天使たち






   ☆ 昨晩の下剤が効いて、朝方パットに出ていた。


     廊下、洗面所、浴室の暖房を点け、

     妻をトイレに連れて行き、座らせた。


     そこで、下ズボンとズボンを脱がせ、

     パットとオムツを取り外す。


     そのままにして、私は、

     バスタオルや紙オムツや着替えの準備をする。


     それから、便座から立たせる。


     見ると続きの分が出ていた。


     軽く拭いて浴室に連れて行く。

     
     立たせたままお尻を洗い、

     その後、イスに座らせ身体を洗い、

     最後にシャンプーで終わり。

   
     
   
     昼近く、二度目のゆるいウンチ。

     下ズボンやズボンも着替え。


     さっき新しいのに替えたばかりなのに…と

     ちょっと思ったが、

     深夜に唾液を吸引している80歳の方を思うと、

     これしきでブツブツ言うのはあまりにも

     器が小さすぎる。


     穏やかに処理する。


     そういう意味でも、よその方の

     介護情報は大変助かる。


     
     




















     


  























     


     








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