妻は胃ろう  手抜かり 老老介護

2007年9月、56歳、アルツハイマー病と診断
2018年1月、胃瘻造設手術
2023年9月、体調悪化

転倒   3度目だ・・・・

2015-01-12 23:27:33 | 妻の症状
  


    夜の八時過ぎ、テレビを観ていた。

    ちょっとおもしろかったので、

    立っていた妻への注意がおろそかになった。


    足音が、ダダダとした。


    振り向くと、

    妻が後ずさりしながらそのまま

    真うしろに棒のように倒れた。

    頭を打った。


     ( しまった、やってしまった。)


    妻を見る。

    目を閉じている。


    気を失ったか。


    動かさないで様子を見る。


    うっすらと目を開けた。


    静かに身体を抱えて立たせ、

    そのままベッドに横にする。


    すぐ目を閉じてしまった。


    脈をとる。

    10秒で10回くらいある。



    様子を覗う。


    いつもの様に口を少し開けている。


    耳を近づけると寝息がする。


    大丈夫、息をしている。


    まだ安心は出来ない。


    あれだけまっすぐ、本当に

    絵に描いたように、棒のように

    後ろに倒れたのだから、

    脳に損傷があるはずだ。



    俺はバカタレだ。


    前に2回も転倒させているのに、

    またやってしまった。


    骨身に沁みないと治らない。



    また、妻の様子をみる。


    口元に耳を近づけると軽く寝息が聞こえる。


    よかった、息をしている。



    ごめんな、ごめんな、 と謝る。


       

    




    


    





















      


    
コメント
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