今回小学6年男児が同級生を集団で恐喝。とにかく思い出すのは10年前に起きた名古屋の中学生の5000万円恐喝事件。突然青少年育成連合会関西支部の山本博美代表から第一報が入り、名古屋市教育委員会に対し公開質問状を提出。のち回答を得、名古屋に私と執行部の2人と現地で待ち合わせ。教育委員会、事件を起こした生徒の学校、などに行き事件を検証。特に教育委員会に対しては厳しく抗議。結局この事件は学校も地域も、うすうす知っていた。
しかし、それに対して当事者の中に入り込むことはしなかった。被害者が入院したときにいじめをやっている人間がまた金を工面するためにのこのこ病院に入り込んできたとき、たまたま同じ入院した部屋にあるやくざの組長の実子が入院しており、それをきっかけに事件が発覚。そして恐喝の残酷さ、巻き上げた金額5000万円この事件はマスコミに大きく報じられ、大問題になり私達も文部省に対して二度と起きない対策を講じない教育行政。最終的にはやくざの実子が動いたことにより、気がついた加害者の親は、やっと事の大きさに気づき警察に逃げ込んだ。私から言わせればもっと早くから子どもの様子ぐらいわかってた筈だ。ここではっきり判ったことは結局、力には力しかない。つまり力なき正義は無能なり。私は声を大にして言いたい。人を助けるためには力もない人間が間に入って解決というのは、特に暴力が絡んだ場合にはまず不可能。子どもの問題に対しては一気に解決しなければ、万が一のことがある。たらいまわしにしない事だ。今の教師はまずいことには直ぐに逃げる昔の教師はどんな場面でもたとえ」子どもに殴られても、向かっていったものだ。先日の新聞には現在の全国の校内暴力は戦後最大と報じられた。この責任は、全て教師にあると考えている。
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