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埼玉県比企郡嵐山町の記録アーカイブ

「報道」発行二十周年記念に当って 関根昭二 1970年

2009年05月21日 | 報道
   挨拶 「報道」発行二十周年に当って
                  報道委員長 関根昭二
 「報道」の第一号が発行されたのは、昭和二十五年(1950)四月二十日である。二十年の歳月が夢の様に流れ去った。
 関根町長が「報道」二〇〇号に寄せた文章にもあるように自由と「燃えるような情熱と、言論の自由と、政治的・精神的独立を強く心に期して第一号を住民に送ったこの創業の精神が強弱はあったにしろ、この二十年間、底流として「報道」を支えて来た。」確かにそうなのである。この一文ほど適確に「報道」の精神的伝統を語り得ているものはない。勿論、町長自身、当時の参画者であり、知性に溢れた青年だったのである。「報道」は固苦しいとまで云はれたほど品格を高らしめた所以のものは初代の会長であった小林博治氏の該博な知識と軽妙な筆法からなる一文は紙面に一異彩を放ったものである。
 こうして「報道」は他町村に見られない独特なスタイルを編み出したのである。
 更に「報道」の費用はすべて町の財政で賄れてきたのであり、この点歴代の町村長と議会に深い敬意と感謝を申し上げたい。また二十年間にわたって愛読下さった町民の皆さんに心からのお礼を申し上げたい。
     『嵐山町報道』203号 1970年(昭和45)4月15日


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