今日の女王サマ

映画、本、音楽、お出かけ、思ったことなどズラズラ書き連ねています。

アカデミー賞

2006年03月06日 | 映画&本&音楽&TV

第78回アカデミー賞が発表されました。私の予想では作品賞が『ブロークバック・マウンテン』だったけど、やっぱりテーマの同性愛が嫌われたか、監督賞、脚色、作曲の3部門に止まりました。

『ミュンヘン』はかすりもしなかったけど『クラッシュ』が作品賞とはちょっと意外でした。
同性愛、政治問題を消去法で避けたあと、残ったのが人種問題って感じですか?

主演男優賞を取ったフィリップ・シーモア・ホフマン は『カポーティ』を観てないから何とも言えないけど、ハンサムでもない小デブ(大デブかな)の俳優さんです。『セント・オブ・ウーマン~夢の香り』で卑怯な悪たれガキを演じて印象に残りましたが、その後も何度かスクリーンでお目にかかりました。

竜巻を追いかける『ツイスター』、ゲイを演じた『フローレス』、看護師『マグノリア』、殺される新聞記者『レッド・ドラゴン』、音楽雑誌ライター『あの頃ペニーレインと』等々。もっと出演作は観ているんですが、だいぶ前なので印象に残ってない(笑)。もう一度観なおせば「あ、こんなところに・・・」って分かるのかもしれません。
 

今回のオスカーで助演男優賞(『シリアナ』)を取ったジョージ・クルーニーは、テレビ俳優での下積みが長く、最近やっと映画俳優としての顔になってきました。
苦労人らしく、面倒見のいいアニキ的な人だそうで、今回もこんなことを言っていました。

「受賞はもちろん嬉しいけど、ここにいられることを楽しんでいるよ」

クルーニーの作品は、現在公開中で助演男優賞を取った『シリアナ』のほか、マッカーシー批判を描いた『グッドナイト&グッドラック』が控えています。ホフマンの『カポーティ』とともに観るのが楽しみな作品です。

ううむ、前にもこのブログで書いたけど、今年は社会派が多いなぁ。