今日の女王サマ

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シムソンズ

2006年03月02日 | 映画&本&音楽&TV

『有頂天ホテル』のあと、およそ1時間置いて、レイトショーの『シムソンズ』に挑戦。3日まではレイトショー2回なんですが、4日から1回になるので、観られるうちに観ておこうと思いまして。

ホタテと遺跡と玉ねぎの街、北海道常呂町(すごい!一発変換で出た!)。町名の由来はアイヌ語の「トー・コロ」(沼のある所)から。この常呂町にアジアで初のカーリング場ができたのは1988年。実はその8年前の1980年1月、カナダ・アルバータ州から姉妹都市交流の一環としてカーリングの元世界チャンピオンが来日し、講演会を開いたのが縁の始まりだそうです。

このたびのトリノ五輪に出場した小野寺・林が、映画のタイトルにもなったシムソンズのオリジナルメンバーです。シムソンズって最初聞いたとき、なんか字足らずって感じがしたんですけど、映画をみて間違ってないことが分かりました。もともと米国のアニメ「シンプソンズ」を、そのまま持ってきた(つもり)らしいのですが、「P」が抜けていたため「シムソンズ」のままになったそうです。

 映画では、カーリングに興味も情熱もなかった女子高生が、憧れのカーリング選手に近づきたいがために始めた・・・となっています。しかし、ホントのシムソンズは平成3年結成。つまり彼女たちが中学生のときですね。

ソルトレーク五輪のとき↓は予選敗退。このときは私もチラッと見て「あ、地味」なんて思ってました。


映画は、元気な主人公ひとりに引っぱられる他の3人という図式ですが、そのうち徐々に観客も一緒に引き込まれて行きます。コーチ役で本業漁師の大泉洋は期待通りのいい味。バラエティでは何度か観ましたが、こういう“役が付いてる”のを観るのは初めてでした。

 チームのユニフォームも可愛い。

「2007年世界女子カーリング選手権大会」の開催に向けて強化を図る青森市の要請を受け、小野寺・林が拠点を青森に移したためシムソンズは解散しました。トリノ五輪も「チーム青森」から日本代表として出ていましたね。だから、本当の目標は「'07年世界女子」なんですよ。日本人は飽きっぽいけど、来年はまた注目されちゃうかもしれません。

北海道常呂町は2006年3月5日、北見市と合併し「北見市常呂町」になるそうです。ここにも合併の波が・・・。