★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

日本シリーズ後記(投手起用について)

2006-10-31 | 野球
昨年の阪神、今年の中日ともに思ったのですが、
なぜ短期決戦の土壇場になってさえ、
負け試合の中継ぎに、リリーフエースや先発投手を出すことを惜しむのでしょうか?

その後の投手のやり繰りは、勝ってから考えれば良いことだと思うんですよね。
昨年の阪神は、流行語にさえなったJFKを、ほとんど使わないままシリーズを終えました。
今年の中日も、岩瀬・岡本が1試合のみ、佐藤は投げてすらいません。
余りにももったいなくはないでしょうか?

あの最終戦も、平井の後に岩瀬を投入していれば、あの稲葉のHRがなければ、
まだ試合は判らなかったと思うのですが・・・。

DVD日記(RUSH/REPLAY X3)

2006-10-27 | カナディアンハード
'80年代のラッシュのライヴビデオ3本をリマスターのうえセット再発した、
DVDボックス「REPLAY X3」を買いました。

収録されているライヴ3本のうち、「EXIT...STAGE LEFT」は既にDVD化され発売されていましたが、
「A SHOW OF HANDS」は胡散臭いブラジル盤DVDのみ、
「GRACE UNDER PRESSURE」は未DVD化ソフトでした。
実は先の二つは既にDVDを持っていたのですが、この商品が出たことを知ったため、
急遽ヤフオクで売却し(2つでなんと8,000円)、その予算で海外の店から通販で購入。
送料込みで4,500円位だったので、ラッキーにも3,500円の儲けさえ出たうえに、
ライヴ1本増えて豪華ブックレットも付いたDVDボックスを手に入れられたわけです。

さて、既に持っていた2本のライヴもそうですが、
今回初見の「GRACE UNDER PRESSURE」は、本当に素晴らしいライヴでした。
ラッシュの絶頂期(少なくとも人気では)ですので、曲・演奏とも最高の出来で、
トリオというロック・バンドとして最小単位の編成ですが、
それを感じさせない演奏力・構成力に、息をつく暇もなく見入ってしまいました。
テクニカルで繊細でありながら、同時にパワフルでもあるニール・パートのドラム、
ギターを自在に使いこなし、カラフルなプレイを繰り広げるアレックス・ライフソン、
激しいベース・ランをこなしながら超ハイ・トーンで歌い、
ベース・ペダルやキーボード・パートまで担当するゲディ・リー、
達人3人のプレイが一体となった鉄壁のアンサンブル。
世界最高峰のロック・バンドの名にふさわしいものでした。

画質・音質も、こだわり派のバンドが満を持して発売しただけあって完璧。
何年か前には、やはりこだわり派のピーター・ガブリエルのライヴがDVD化され、
急いで買ったはいいものの、画質の荒さにゲンナリだったこともありましたが、
今回はそんなことものなく、まさに期待どおりの素晴らしいソフトでした。

CD日記(ZENO/Runway To The Gods)

2006-10-22 | ジャーマンメタル
ギター仙人ウリ・ロートの弟、ジーノの8年振りの新作アルバムを聴きました。
今年のメロディアス系最高傑作!と断言します・・・
・・・が、ジーノの最高傑作、いや、彼らしい(というか彼に期待する)作品だとさえ思えませんでした。
1stアルバムが持っていた、あの神々しさ、あの愛に満ちた優しさは、
全くとは言いませんが、正直感じることができませんでした。
これは前作「LISTEN TO THE LIGHT」のときも感じたことではありますが。

昔より遥かに技術レベルを上げたジーノのギター、
マイケル・フレクシグより遥かにフレキシブルかつパワフルなマイケル・ボーマンのヴォーカル、
曲の完成度、メロディの扇情感も申し分ありません。
近年稀に見る、メロディアス・ハードの傑作といえるでしょう。
ただ、1stにあった、あのマジックはもう残っていないのです。
ウレ・リトゲンの躍動感溢れるベースがないせいでも、
フレクシグの独特のファルセット・ボイスがないせいでもありません。
それらも要素のひとつではあるかもしれませんが・・・。

あのアルバムは、あの時、音楽界に起きたひとつの奇跡のようなものだったのかもしれません。

今年のタイガース(平成18年)

2006-10-19 | 野球
少々話題が古くなりましたが、本年のセ・リーグの全日程が終了しました。
結局タイガースは2位。
一時は1位中日にとんでもないゲーム差をつけられたのにもかかわらず、
8月27日以降シーズン終了まで25勝6敗(勝率約8割)という怒涛の追い上げをみせ、
中日をあと一歩まで追い詰め、最終的に3.5ゲーム差でシーズンを終えたのには、
よく頑張ったというべきでしょう。
やはりネックとなったのは、毎年恒例、死のロード前後の8月の成績。
勝負どころの季節で甲子園を使えないのは、やはり厳しいですね。

これから来期に向けてのチーム作りがはじまりますが、
来期は井川が抜ける可能性も高いですし、下柳も39歳となります。
福原・安藤に続く、新たな先発の柱を立てる必要があります。
ペナントレース後半に藤川を除いて完全に崩壊してしまったリリーフ陣、
完全に自信を喪失してしまった赤星、今岡の再生も急務でしょう。
金本・矢野・シーツらに代わる打線の軸の育成も、課題です。
が、林をはじめ、喜田・赤松・桜井・玉置ら期待の若手も育ってきています。
来期の阪神も、優勝争いを期待できると確信しています。

なにはともあれ、今は長いペナントレースを戦い抜いた、
素晴らしい選手達に感謝を捧げたいと思います。
今年も感動をありがとう、阪神タイガース!

ハム×鷹=感動

2006-10-13 | 野球
今日のパ・リーグプレーオフ第2ステージ第2戦は、すごい試合でした。
今や日本を代表する投手、四冠王・斉藤和巳と新人王候補・八木智哉の投げ合い、
特に斉藤の貫禄さえ感じる投げっぷりは、素晴らしいものでした。
対する八木も、大卒新人とは思えぬ落ち着き。
お互いに数安打しか許さず、四球も一つずつだけ(斉藤は敬遠を入れれば二つ)。
ここぞという局面で自らの実力を出し切れるその精神力には、感服するしかありません。
重苦しい試合の幕切れは9回裏、2アウト1,2塁からのセカンドゴロ。
1塁ランナーが間一髪セーフになった間に2塁ランナーの森本がホームへ疾走。
なんと見事生還し、劇的なサヨナラ勝ちを飾りました。
森本の足・思い切りの良い走塁はもちろんのこと、
1塁走者の小笠原、バッターの稲葉ともそれなりに足のある選手だったこと、
稲葉の打球が外野に抜けずに、セカンドが深い位置で処理したこと、
打球が飛べば思い切り走る2アウトというアウトカウントだったことは、
日ハムの幸運でしたね。
それら条件のどれ一つが欠けていても、あの1点はなかったでしょう。
あの打球がセンター前だったら、かえって森本の生還はなかったでしょうし、
2死満塁で斉藤からもう1打、ともできるとは限りませんから。
まあ正直、ソフトバンクのショート川崎のボーンヘッドだとも思いますが。
あそこですぐホームに投げてればね。
いずれ、走塁・守備・投手力で高いレベルを保ったチームがセ・パともに強いことは、
この日ハムと中日が証明してみせたようです。

今日のタイガース(10/10)

2006-10-11 | 野球
ついに中日の優勝が決まってしまいました。

なんとしても史上初のドームでの他チームの胴上げを阻止したい巨人は、
3点差を追いついて、延長12回まで粘りましたが、
リリーフエース・高橋尚成が、福留にタイムリー、ウッズに満塁弾のめった打ち。
9月に怒涛の追い上げをみせた我らがタイガースの夢も、潰えました。
せめて12日の直接対決まで可能性を残したかったのですが・・・。

まあ、8月の絶望的な状況からギリギリ土俵際で残って、
我々ファンもとっくに諦めていた優勝の夢を再びみせてくれた選手達に、
最大限の感謝を捧げたいと思います・・・。

CD日記(TRIVIUM/THE CRUSADE)

2006-10-09 | メタルコア
ロードランナーのHPで「Anthem (We Are The Fire)」を試聴して以来、
発売を心待ちにしてきたトリヴィアムの新作が、遂にリリースされました。

前から話題になっていたバンドなのは知ってましたが、前作「ASCENDANCY」は聴いてなく、
正直、「しょせんメタルコアの一バンドだろ」なんてナメてました。
・・・ところが失礼、いや正統派へヴィ・メタルの救世主です、彼らは。
個人的にはLAMB OF GODはスラッシュ、A7Xはロックンロールだと思ってますし、
同レーベルのSTILL REMAINSもお気に入りですけど、北欧メロデス色が強すぎますし。

1stビデオでもある「Anthem」のカッコ良さは異常なほどで、
オーセンティックなメタル由来のリフに、イントロからいきなりギターソロ。
メロディをきっちり歌うヴォーカルに、展開美に溢れたコード進行、
テクニカルなツイン・ギターソロを聴かされた日には、これはまさにへヴィ・メタルだろ!と。
超キャッチーな『We Are The Fire!』のサビ、
ギターソロ後の掛け合いコーラスには、80年代ハード・ロックの伝統さえ感じますね。

アルバム全体の印象はずばり、「現代のメタリカ」です。
緩急自在のリズムセクションやマット・ヒーフィーの歌い方には、
その影響が強く出ていると思います。
ギターだけでなくベース・ドラムの演奏技術にも素晴らしいものがありますが、
しかしテクニックに溺れず、よりメロディ重視、曲重視の姿勢が強い。
ミディアムテンポでこれだけ聴かせられるコア系バンドは、なかなかいないですよ。
これで20代前半のバンドですから、その将来性には恐ろしいものさえ感じます。
また、売れるためには大事なことですが、フロントマンのマットのカッコ良さも相当。

一説によると、マットは「俺達はメタリカの半分の年月で、その域に達するぜ」と豪語して、
業界の大ひんしゅくを買ったそうですが、
それもあながち大口ではなかった、と言える日が来るかもしれません。

CD日記(HOOBASTANK/Every Man For Himself)

2006-10-09 | ロック
フーバスタンクの最新作「欲望」を聴きました。
前作が素晴らしいアルバムだったんでかなり期待していたんですが、
リリース前に第1弾シングル「If I Were You」を聴いたら、
バラード調なのはともかく、いまいちフックに欠ける楽曲だったんで、
今回は地味?と、買うのをためらっていました。

ところが先日ROCK CITYでオンエアされた最新PV「Inside Of You」を観たら、
いつものフーバス節どころか、いきなり代表曲入りともいえる素晴らしい曲で、
ダグの表現力あふれるヴォーカルと、ダンのメリハリの効いたギターワークが炸裂。
隠し味のホーンセクションがまた、ナイスです。
「逆覗き部屋」のビデオも、メンバーの魅力が良く出ていて(ダンは男から見てもカッコいい!)。

で、早速アルバム購入。
やっぱり「Same Direction」「Out Of Control」「Crawling In The Dark」のような、
アップテンポの弾丸チューンは収録されていないです。
かといって「The Reason」級のバラードはそうそう作れないんで、印象は正直地味。
一番気に入ったのは、やっぱ「Inside Of You」で、
勢いのあるのは、これとオープニングの「Born To Lead」くらいですか。
落ち着いた曲が多く、フーバスの魅力を勢いと美メロの融合と考える人には、キビしいですかね。
ただ、フーバス節ともいわれる独特なメロディの魅力は不変で、
より、曲単位でメロディ・構成を重視したアルバムと言えますし、
7分もある大作「More Than A Memory」には、フルートやアコーディオンをフィーチュアし、
アーティスティックな方向性を見せたりと、聴き込むほどに味が深まる作品となっています。
正直、彼らもこれからの音楽的方向性を模索しているのかな、と思いますが・・・。

ちなみに限定盤に付属のDVDには、
サマソニ04での「Same Direction」「Out Of Control」「The Reason」を収録。
これだけでも、値段分の価値はあるかと。

ロックinアメリカ

2006-10-08 | ロック
HOOBASTANKの新作が良い。
最新シングル「Inside Of You」は代表曲に成り得るデキで、
バンドもここで勝負に出てくるのでは、と思います。
今年のサマソニでも、素晴らしいライヴを観せてくれたようだし。

サマソニといえば、最近テレビで特集をやっていたのを観たんですが、
LINKIN PARKのライヴが素晴らしかった。
名曲「Breaking The Habit」を歌い上げるチェスターの歌心・・・。

サマソニではMETALLICAも良かったけど、やっぱ今はリンキンとフーバスかなあ。
いつの時代も、歌とメロディを大事にするバンドは強いですよ。
特にここ最近、アメリカでメロディ回帰の傾向が顕著で、
リンキン、フーバス、ニッケルバックの大ヒットは、「歌」の力ですよね。

もっとコアな方向でも、AVENGED SEVENFOLD等メタルコア勢が大ブレイク。
ハードコアを通過したサウンドだけど、やっている曲は、実質メロデスやメロスピ。
アレが何十万枚も売れるって、数年前まではちょっと考えられなかった状況ですが、
90年代半ばからメロディック・デス・メタルを応援してきた日本のファンからすれば、
やっと良さに気付いたの?ってな感想。

まあいずれ、アメリカのシーンが変わりつつあるのは確かでしょう。
メロディアスなロックが、どこまで復権できるか?

最近のタイガース(10/1)

2006-10-02 | 野球
いや昨日は完敗したけど、ここ終盤へ来てのタイガースの粘りは素晴らしいですね。
8月後半から5連勝・5連勝・9連勝で、9月は17勝4敗です。
4つの負けのうち、3つが中日相手なのが痛いけど・・・。

打線もよく打つんですが、負け試合のほとんどが完封負けというのがちょっと。
要は、勢いで打ってるけど劣勢になると完全に沈んでしまう、と。

先発投手陣は、ついに安定。
ウィリアムス、ダーウィン等中継ぎ陣は危なっかしいけど、球児の完全復活はいいニュースで。
しばらく最速140キロ台、変化球多投という、らしくない投球が続いていましたが、
9/29の試合では、1回3/1を投げて3三振、被安打ゼロ。
8回2死での福留への投球にいたっては、
セ・リーグ首位打者を独走し、本塁打30本、打点も100に届こうかという彼に対し、
全球ストレートでの三振ショー。圧巻でしたね。

読書日記 (東野圭吾/容疑者xの献身)

2006-10-01 | 
ベストセラー作家・東野圭吾の直木賞受賞作「容疑者xの献身」を読みました。
なんでアレやアレでなくてコレが直木賞?という大人の事情はさておき、
本当に素晴らしい作品です(この作品には、推理作家協会賞の方が似合いますがね)。

中盤に犯人が起こす意外な行動が、とんでもないトリックの伏線となっているなど、
ミステリーとして見事な完成度を持っていますし、
常識ではありえない仰天のトリックも、特異なキャラクター造形によりそれなりの説得力を持ち、
さらに小説のプロットに欠かせない、重要な要素となっています。

近年にない、倒叙型本格推理の傑作でした。


読書日記 (有川浩/空の中・海の底・図書館戦争)

2006-10-01 | 
最近話題のライトノベル(出身)作家、有川浩を固め読み。

まずどの作品にしても、普通ならギャグかホラ話にしかならない異常な世界観を、
それなりに説得力のある作品とする構成力には、脱帽です。
特に図書館版・軍隊風「エースをねらえ(というか『トップをねらえ』)」という、
なんじゃそれ?の「図書館戦争」が、さわやかな青春少女成長物語に仕上がっているのは、
細かいディティールに対するこだわりの勝利でしょう。
「空の中」のツンデレヒロイン、「海の底」の型破り自衛官ペア等、
ライトノベルにありがちな性格設定の登場人物たちを、
軽薄なキャラクターに感じさせない描写力もさすがです。
ただ、人物造形のバリエーションは、まだ少ないかもしれませんね。

個人的には、「海の底」の男(漢)達の生き様が良かったです。
絶望的な闘いに挑む、機動隊員たちの姿は感動的でした。

CD日記 (Bob Dyran/One Too Many Mornings)

2006-10-01 | ロック
これは、日本でも未だ大きな人気を誇るボブ・ディランの数ある名曲のなかでも、
私が本当に大好きな曲です(特にライヴ盤)。

別れのときを迎えた二人のことを歌った切ない歌なのですが、
叙情的な歌詞と、味のあるギター・プレイが心に迫ってきます。

特に、「You're Right From Your Side,I'm Right From Mine(君は君で、僕は僕で、
お互い間違っちゃいない)」という歌詞に、男女(人間)関係の難しさを考えさせられます。
また、サビの最後において「A Thousand Miles Behind(遥かうしろ、過去)」と、
二人の通り過ぎてしまった過去を歌っているのですが、ライヴにおいては、最後の4番のみ、
「A Thousand Miles Away(遥か先、未来)」と歌詞を変え、二人のこれからを暗示しています。

果たして二人は、またやり直すことができたのだろうか?