★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

1日1メタ(Mark Reale of RIOT, R.I.P.)

2012-01-26 | USメタル


どうも、reiGデス。
今日、またしても30代以上のHMファンにとってはショックな悲報が飛び込んできました。
なんと、RIOTのリーダー、マーク・リアリが病死してしまったという・・・。
全然知らなかったのですが、彼は「クローン病」という難病と長年闘っており、
その病気に伴う合併症により、まだ50代の若さで1月25日に亡くなったそうです。
名盤『THUNDERSTEEL』時代のメンバーを再集結させ、新作も発表したばかりで、
まだまだこれからというところでのご逝去は、とても残念なことであります。

このRIOT、初代ヴォーカリストのガイ・スペランザ、
2代目ヴォーカリストのレット・フォリスターも早逝しており、
また、バンドの活動状況も決して順風満帆とはいえないという、
なんとも悲運な星の下にありながらも、素晴らしい音楽を作り続けてきたバンドでした。

高校生のときにTVKの『ミュートマ』で「Bloodstreets」のPVを観た翌日、
レコード屋に『THUNDERSTEEL』を買いに走ったことが、昨日のように思い出されます。
泣きまくりの「Bloodstreets」、疾走HMの権化「Thundersteel」は本当に大好きでした。
しばらく経って幻の名盤とされていた昔のアルバムが次々と再発され、
ドキドキしながら聴いた「Warrior」や「Narita」の感動も忘れられないですね。
「Warrior」のサビのハモリは今でもよく口ずさみますよ。
他にも「Road Racin'」「49er」「Swards And Tequila」「Runnaway」など、
名曲・佳曲は枚挙にいとまがありません。
それらの曲の殆どを一手に手掛けてこられたマーク、素敵な音楽をどうもありがとう。
ご冥福を、心よりお祈りします・・・。

Shine, Shine On, Through The Darkness And The Pain, Shine, Shine On Mark...


1日1メタ(Y&T/Forever)

2011-09-10 | USメタル


どうも、先日スネアとスティックを替え、ツインペダルのセッティングも変えたreiGデス。
明日と明後日のリハでどんな音が出せるか、とても楽しみです。

今日は年明けの来日公演以来、久々にY&Tを聴いてみたりしています。
そしてY&Tと言えばやはりこの曲。
他にも名曲といえるレベルの曲を多数持っている彼らですが、この曲だけは別格でしょう。
美しいイントロ、劇的な構成、カッコいいリフ、ソウルフルな歌唱、
エモーショナルかつテクニカルなギターソロ、「80年代に蘇ったボンゾ」的ドラム等、
Y&Tの魅力の全てが詰った、名曲中の名曲です。
この映像でのデイヴ・メニケッティの、
林家ペーと見紛うようなピンクルックには文句の一つもあろうかとは思いますが・・・(笑)

僕的には、ここのドラムのレオナルド・ヘイズが大好きで、
プレイ的には多分、一番リスペクトしているドラマーです。
リズムキープ的にはちょっと(というか結構)荒いんですけど、
ワンバスのテクニックとストロークの速さはHR界トップクラスで、スネアの鳴りも凄い。
特に、ライブでのキレっぷりは恐ろしいほどで、
このスピードでワンバスの3つ打ちを、これほどクリアにキメるのは超人的だと思います。
この曲でのAメロのバックや、ギターソロ前のフィルインは凄過ぎますね。
もちろんツーバスやツインペダルを使ってるなんていうことはなくて、
映像を見てもハイハットを四分で踏んでますから、明らかにワンバスです。
このレオナルドが脱退した(ルックスが悪過ぎてクビになったとも)後も、
Y&Tにはジミー・デグラッソなど凄腕のドラマー達が在籍しましたが、
ワンバスでレオナルドのフレーズを再現した人は(多分)いないと思います。
YouTubeでいろんなアマチュアバンドの動画を見てみてもそう。

ところが、これほどのドラマーがその後目立った作品を殆ど残していないのは残念です。
表舞台的には、'91年にイアン・ギランのバック(GILLAN名義)で叩いたのが多分最後。
そのときも、本当にワンバス?と目を疑うような凄いプレイをしていたんですがねえ。

ちなみに、更にレオナルドの足技を堪能するなら、僕的にイチ押しなのは↓の曲。
Y&Tの前身バンド『YESTERDAY&TODAY』の1stアルバムに収録された曲、
「Beautifl Dreamer」の別バージョンです。
歌のバックは踏みっぱなしだし、なんとフィルインの半分がバスドラ使ってますから!


1日1メタ (VIRGIN STEELEとパッヘルベルのカノン)

2010-07-16 | USメタル


どうも、今日は練習試合でダブルプレーをミスっちゃって凹み気味のreiGです。
せっかくそれまでスリーベース打ったり、守備も無難にしてたのにね・・・。

さて、全く知らなかったのですが、どうやら世間では「Canon Rock」というのが有名だそうですね。
あのクラシックの名曲、「パッヘルベルのカノン」のロックアレンジ動画だとか。
お友達のmicha*さんやロニーさんに教えていただいて観てみたら、結構カッコよくて感動しました。

しかしかつて(80年代)、メタルの世界で「カノン」といえばこの曲、
VIRGIN STEELEの「A Cry In The Night」でした。
“子MANOWAR”みたいな音楽性で、
ジャック・スターというインギーを何百倍もオッサンにしたようなギタリストが、
一時ほんの少しだけ注目を浴びた、アメリカの正統派メタル・バンドのバラードです。

もっともこの曲の場合、単純に「カノン」をコピーしたワケではなく、
「カノン」のコード進行を取り入れ、それを上手くパワー・バラードに仕上げています。
個人的には、クラシックそのままのカバーはあまり好みじゃないんで、そこがまた好きなんですよね。



1日1メタ (STEELER/Serenade)

2010-07-10 | USメタル


どうも、8~9月に臨時プロジェクトのライブを予定しているreiGです。
(初めて、RAINBOWを叩くreiGパウエルになれるかも)

さて、STEELERのデビューアルバムの最後を飾るこの珠玉のバラード、
僕は高校の時にこれを聴いて、
イングヴェイ・マルムスティーンというギタリストの凄さを確信しました。
まだハタチそこそこの若造が、
これほど凄まじく速く正確無比でありながら官能的でさえあるプレイを、
人生最初のレコードで聴かせているのです。
当時、LA中のミュージシャンが彼らのライブを観に来ていたのも当然のことでしょう。

ただこのアルバム、他の曲は恐ろしくつまらないです(笑)
ギターソロだけは凄いので、そこまで飛ばして聴く価値は無いことも無いですが。
ヴォーカルに後にKEELで成功するロン・キール(カントリー・シンガーとしても活躍)、
ドラムに後にLIONで(日本で)一世を風靡するマーク・エドワーズが居ながら、
なんでこんなに退屈な曲ばかりなんだろう?

ちなみにこのレコードの裏ジャケでのイングヴェイ、ものすごくカッコいいです。
彼はあまりカッコ良く写っているアルバムジャケットが無いので、
それだけでもファンには買う価値があるかと(爆)

1日1メタ (HEAR 'N AID/Stars)

2010-06-08 | USメタル


どうも、最近、接骨院に行くと身体の調子が悪くなることに気付いたreiGです(笑)

さて、この曲を初めて聴いたのは、大学のときに先輩のひなさんにテープを貰ってだったか・・・?
その辺のことはもうはっきり覚えていないですが、この曲を聴いたときの衝撃は今でも忘れられません。
ロニー・ディオ、デイヴ・メニケッティ、ロブ・ハルフォード、ドン・ドッケン、
ジェフ・テイト、ケヴィン・ダブロウ(いや、良い歌い手ですよ)、
ポール・ショーティノら、HM界きっての実力派ヴォーカリスト達と、
ヴィヴィアン・キャンベル、ニール・ショーン、ブラッド・ギルス、ジョージ・リンチ、
イングヴェイ・マルムスティーン、カルロス・カヴァーゾ(いや、良い弾き手ですよ)、
デイヴ・マーレイ&エイドリアン・スミスら、誰もが憧れたスーパーギタリスト達が勢揃いした、
あまりにも豪華絢爛な参加メンバーが、壮絶なバトルを繰り広げているんですから。
こんな夢みたいな曲は、後にも先にもこれ1曲だけです。

ただ、今聴くと、ヴォーカリスト達はそれぞれ自分の個性を活かした見事な歌唱を聴かせていますが、
ギタリストのなかには、自分の良さを出し切れていない人も目立ちますね。
そんななかで、
ブラッド・ギルスとイングヴェイ・マルムスティーンのプレイは、他を圧倒する個性を放っています。
改めて、図抜けた素晴らしい才能を持った人達だなと感じますね(イングヴェイは音も段違い)。

ちなみに6月12日夜に『高円寺Mission』で行われるnenkorhoadsさんのライブでは、
この曲を一人で(!)やられるとか。
時間のある方は、観に行かれて損はないと思います!


 極個人的“Stars”AWARDS
  MVP
   ヴォーカル部門:ジェフ・テイト
   ギター部門:イングヴェイ・マルムスティーン
  敢闘賞
   ヴォーカル部門:デイヴ・メニケッティ、ポール・ショーティノ
   ギター部門:ブラッド・ギルス、ジョージ・リンチ
  縁の下の力持ちで賞
   ジミー・ベイン(多分メインコンポーザー兼ベース)
  目立ったで賞
   ケヴィン・ダブロウ(笑)

1日1メタ (ロニー・ディオ追悼)

2010-05-18 | USメタル


なんと、ロニー・ジェイムズ・ディオが癌との戦いの末に亡くなったと・・・。
ついこの間、HEAVEN AND HELLで来日していたと思ったのに・・・。
僕はDIOを聴いて育った世代なんで、たいへんなショックです・・・。

初めて買ったメタル系アルバムはサントラでしたが、DIOの曲が入っていました・・・。
初めて買ったBURRN!も、表紙は彼でした・・・(1986年だったか?)。
「Don't Talk To Strangers」は、個人的に最も愛する曲のひとつです・・・。
最近もたまたま、『HOLY DIVER』『LAST IN LINE』を聴き返していました・・・。
そう、ある意味では、ロニーとともに歩んできた音楽人生だった気がします・・・。
今からでも、悪魔を聖なる剣で倒して生還してくれないかな、なんて・・・。

ロニー、安らかに・・・。


 P.S. RAINBOW三巨頭のうち、コージー、ロニーと天に召され、今や残るはリッチー一人・・・。

1日1メタ (MANOWAR/Kill With Power)

2010-05-16 | USメタル


どうも、今日は午前中に野球練習、午後は体操教室、正午と夕方は公園で遊ぶ、
という息子のハードスケジュール(やり過ぎだろ)に驚かされたreiGです。

いやー、“魔の王(MANOWAR)”はイイですねー!
男臭いなんてもんじゃなさすぎる楽曲、
エリック・アダムズのパワフルで表現力豊かなヴォーカル(サビでのハハハハハ~は最高)、
ジョーイ・ディマジオ(侍)のバキバキ・ベースがたまりませんね。
ギターのロス・ザ・ボスが抜けちゃったので、全員がムキムキ野郎じゃ無くなったのが残念ですが(笑)

ところでこの曲のスタジオバージョンで、サビのところでブレイクからリフが入ると同時に、
意味不明の「ピー」って音が入るんですが、これは何なんでしょう?
スタジオ作業のミスで入ってしまったにしては、曲全編に渡って入っているし、
そもそも再発盤でマスタリングするときに手直しできるハズだろうし・・・。
(まさかと思うけど、再発盤のマスタリングがミスっているんじゃないだろうな)



1日1メタ (Queensryche/Queen Of The Reich)

2010-04-29 | USメタル


どうも、やっとアテンザさんが事故修理から帰ってきて、
SSGの東京ライブで上京するときもひと安心のreiGです(アクセラも悪くないけど)。

クイーンズライチ最高のアルバムは間違いなく『OPERATION:MINDCRIME』だとして、
最高の名曲は、記念すべきデビュー・アルバムのオープニングを飾った「Queen Of The Reich」でしょう。
この映像は、初来日時の日本青年館でのもの。
なんとニールさんは、このライブを観ているそうです(nenkorhoadsさんも観てそう・・・)。

1日1メタ (QUEENSRYCHE/Revolution Calling)

2010-04-28 | USメタル


どうも、あと5日でSSGの東京デビューを迎え、ドキドキしているreiGです。
先日、久々にクイーンズライチのDVDを観直しまして、凄いなあ~と感心してしまいました。
名作『OPERATION:MINDCRIME』全曲を演奏した、『OPERATION:LIVECRIME』です。
絶頂期にあるバンドがHM史に燦然と輝く名作を演奏したとあって、
凄まじいまでの完成度とスケールを持った、ド迫力のパフォーマンスです。
このライティング、レーザー、大型モニター、こんなセットで演奏できたら最高ですね。

1日1メタ (SAVATAGE/When The Crowds Are Gone)

2010-04-24 | USメタル


どうも、昨日は某社会の寄生虫団体のエラい人(笑)に意味不明なイチャモンをつけられ、
たいへんムカついたreiGです。
先日、メタル・オペラの元祖的バンド、SAVATAGEのベストが発売されるとのメールがAmazonから届き、
久々に彼らのアルバムを聴いてみました。

バンドの頭脳だったジョン・オリヴァ(vo)が脱退し、天才ギタリスト、クリス・オリヴァが事故死して以降、
オリヴァ兄弟のいない彼らには急速に興味を失ってしまいましたが、
アルバム『EDGE OF THORNS』までは大好きだったバンドで、
そこまでのアルバムは全部持っています(魂を売った駄作とされる『FIGHT FOR ROCK』まで!)。

なかでも、この「When The Crowds Are Gone」は、もう好きで好きでたまらない1曲です。
人生の終結を叙情的に描いた歌詞からして泣ける珠玉のバラードなんですが、
ギターソロ後からエンディングにかけて繰り返されるヴォーカルラインは、
大ヒットした次作『STREETS:A Rock Opera』にもメインテーマ的に再使用されたほどで、
一度聴いたら忘れられない、非常に印象的かつ感動的なメロディだと思います。

ちなみに、不慮の交通事故で夭逝したクリスの遺作的バラード、「All Thet I Bleed」も感涙の名曲です。
(この動画はクリス没後のライブで、元TESTAMENTのアレックス・スコルニックがギターを弾いています)


1日1メタ (Dio/Don't Talk To Strangers)

2010-04-17 | USメタル


どうも、事故の影響か背中がなんとなく痛いreiGです。
その僕が最も影響を受けたギタリストが、DIO時代のヴィヴィアン・キャンベルでした。
(フレージングという意味では、エイドリアンやマイケル、リッチーより遥かに)

当時はよく『ゲイリー・ムーアのコピー』などと陰口を叩かれていましたが、
ゆったりと歌うフレーズと超速弾きの対比、ミュートや和音を上手く使ったフレージング、
ピッキングハーモニクスの異常なまでの多用と、実は非常に個性的なギタリストです。
また、彼が脱退した後のDIOのアルバムが急につまらなくなったことを考えると、
曲作りにも多大な才能を発揮していたことは想像に難くありません(ロニーは認めないでしょうが)。

「Holy Diver」「The Last In Line」「Hungry For Heaven」「Rock'n'Roll Children」等、
好きな曲は枚挙にいとまがありませんが、なかでもこの曲は最高の名曲だと思います。
バラード風のイントロからミディアムテンポのハードロックを経て、疾走感あるギターソロへ、
というドラマティックな曲構成がなんともたまりません。

ちなみに、数年前にダグ・アルドリッチを擁した編成で行われたライブでのテイクも素晴らしいです。
これまでダグはどちらかというと嫌いなギタリストだったんですが、これで彼を見直してしまいました。



1日1メタ (DOKKEN/Dream Warriors)

2010-01-05 | USメタル


この映像は凄いです!
この当時のPVでこの画質は・・・?マスターテープから映像化したのってくらい。
映画『エルム街の悪夢Ⅳ』の主題歌でもあるため、
いらん効果音や悲鳴がウルサくてジョージ・リンチの流麗なギターソロが聴き辛いですが(笑)

それはともかく、個人的にはこれがドッケン最高の名曲だと思っています。
「Tooth And Nail」とか「Kiss Of Death」なんかも良いですが、
この叙情性と攻撃性の融合が彼らならではの魅力だと考えるので。
ギターソロの構築美も素晴らしいのひとことです。
ただ、ミック・ブラウンのドラムはちょっとダサいかな・・・。



この「In My Dreams」も忘れちゃいけないですね。
こちらもまた、彼らにしかできない曲でしょう。
「吉祥」と書いてあるミックのチャイナゴングが笑えます・・・。
この人はなんで、こうセンスが悪いんだか。

しかし、先月号のBURRN!は面白かった!
あのドンとジョージが仲直りして、楽しげに座談会をしてるんですから!!
しかもウラ話満載(ホントかどうかわからんけど)で、必読でしょう、アレは。
80年代を知る人間からすると、夢(悪夢)のようです(笑)

1日1メタ (KING KOBRA/Ready To Strike)

2009-11-19 | USメタル


ヒゲのオヤジ・ドラマー カーマイン・アピスが、
金髪(に染めさせた)美青年達をはべらせて結成したバンド、キング・コブラ。
LA出身のバンドには珍しい(と言われる)、演歌調の泣きのメロディが印象的です。
サウンドの質感は、欧州的な湿り気が全く無くドライですけどね。
ちなみにヴォーカルは、後に女性になってしまったマーク(マーシー)・フリー。
今シングル曲「Hunger」のビデオなどを見直すと、
彼(彼女)はかなり無理していたのかなあ・・・と感慨深いです(笑)



しかしこんなに硬派だった彼らですが、
数年後にリリースされたセカンドアルバムでは急激にポップ化。
それはそれで悪くないどころかクオリティはかなり高いですが。
そこからのシングルカット曲「Never Say Die (Iron Eagle)」は、
『トップガン』の先駆け的ロック×ドッグファイト映画、『アイアン・イーグル』の主題歌でした。
実は、この映画を中学生のときに観たのがきっかけでロックにハマったんで、
個人的な思い入れはとても深い曲と映画です。
しかもこの曲のプロモーションビデオには、
映画主演のジェイソン・ゲドリックとルイス・ゴセットJr.もカメオ出演しているうえ、
バンドメンバー全員が軍隊カットに頭を刈られるなど、とても笑える仕上がりになっています。



1日1メタ (EDWIN DARE/Feel The Power)

2009-11-19 | USメタル


現B'zのシェーン・ガラースとCOSMOSQUADを組んでいるジェフ・コールマン、
元TONY MACARPINE~ARTENSIONのケヴィン・チャウンが結成していた、
正統派メタル・バンドの代表曲です。
幅広い音楽性を持ったジェフは、個人的にとても大好きなギタリストの一人。

しかしさすが凄腕揃い、スタジオ盤と寸分違わぬような、素晴らしくタイトな演奏ですね。
そして、ケヴィンのスラッピングベースをバックに繰り広げられる
ファンキーでありながらネオクラシカルというギターソロは、彼らならではの魅力。

1日1メタ (WARLORD/Lost And Lonely Days)

2009-11-18 | USメタル


かつてB!誌で13点という歴史的な低評価を受けたWARLORDのEP収録曲。
(その後レビュアーは、伊藤政則氏に「あいつはビョーキだ」と言われてましたが)
しかしながら実は、泣きのギターが心を打つ名曲です。
当時同じLAにおいて欧州的HMといわれたARMORED SAINT、MALICE等が
能天気アメリカンロック・バンドに聴こえてくるくらい、湿ったメロディです。
北欧的な冷気さえ感じますね。

そんな素晴らしいバンドなのに各メンバーの芸名は失笑モノで、
デストロイヤー、サンダーチャイルド、センティネル、アークエンジェル、
ヴォーカルにいたっては、ダミアン・キング二世(ちなみに、1stには一世が参加)!
年齢は別に1万何歳とかではないようですが、アメリカの聖飢魔Ⅱと呼びたいと思います。
(CRIMSON GLORYの世界観にも近いかもしれません)
ちなみにキーボードのセンティネルは後にSAHARAを結成し、
今はウリ・ロートのバンドのシンガーを務めるダイアン・アレンズ姐さんで、
ドラムのサンダーチャイルドは現FATES WARNINGのマーク・ゾンダーです。
マイナー・バンドとしては、なかなかの人材を輩出していますね。
特にマークのテクニカルかつ多彩なドラム・プレイはこの頃から圧巻で、
彼等にしては比較的シンプルな曲に、見事な華を添えています。

バンドは1986年頃に消滅、そのまま闇の中に消えていくかと思いきや、
約10年後、世紀のメタル・バカ、ヨアキム・カンス率いるHAMMERFALLが、
デビュー・アルバムに彼等の代表曲「Child Of The Damned」のカヴァーを収録、
それなりの再評価を受けました。
そして2002年、なんとそのヨアキムをゲスト・ヴォーカルに迎え、復活アルバムを製作。
この名曲も再録されました(日本盤のみのボーナス・トラック)。
めでたいことです。