どうも、永遠の青春フランス映画、『冒険者たち』ブルーレイ版の素晴らしい高画質に感動中のreiGデス。
さて、ここで昨年の後半に読んだ本のおさらいを。
○メルカトルかく語りき/麻耶雄嵩
新本格推理小説の異才が放つ、一切真犯人を解明しない異形の推理短編集。
あまりに実験的過ぎて「ちょっと推理物を読む」程度の人には意味不明というか、
ちっとも面白くなくて激怒される可能性が高いが、
普通のミステリーに飽きたマニアなら、超ハマるかやはり激怒するかのどちらかだと思う(笑)
あらゆる意味で悪魔的な銘探偵・メルカトル鮎のキャラクターは凄過ぎる・・・。
○ゴーストハント6 海からくるもの/小野不由美
少女小説として発売された隠れた名作ホラー『悪霊』シリーズのリライト版、6作目。
スケールの大きさはシリーズ中No.1のはずなんだけど、なぜかあまりスケール感を感じない。
伝奇物とSPRの面々はあまり相性がよくないのかな。
その辺のホラー小説よりは何倍も面白いのは事実だけど、『ゴーストハント』としてはちょっと弱い。
○ゴーストハント7 扉を開けて/小野不由美
『ゴーストハント』リライト版の最終作。
これまでのほぼ全ての伏線を回収し、なおかつ恐ろしくも感動的な作品。
個人的に最後の一文は気に食わないが、まあそれはそれでアリなのか。
「彼」を殺した犯人が解明されていないのは、後のシリーズに繋げるつもりだったのか?
○悪夢の棲む家/小野不由美
『ゴーストハント』シリーズ第2期の幕開けとなるべき作品だったが、後続は続かず。
二度と登場しないかと思われたジーンも出てきて、ファンには嬉しい一作となったはずなんだけど。
語りを初めて三人称にしたのが仇となったのか、それとも事件があまりにエグ過ぎたか。
しかし怖さは一級品で、大人向けのホラー小説としてはシリーズ最高傑作かもしれない。
○心霊探偵八雲1~4/神永学
これもゴーストハンターものだが『ゴーストハント』と違い、主人公は超常現象を殆ど解明しない。
幽霊が見える目を持つ主人公が、それを元に難事件を解決し、また死者の魂も救済する。
ので、「心霊探偵」と名が付くものの、推理やホラーというより実質的にはサスペンス小説。
しかし、ストーリーの面白さ、キャラクター設定の斬新さで毎回読まされる。
○懐かしい家/小池真理子
かつて傑作ホラー『墓地を見おろす家』を世に出した作者の、珍しいホラー系短編集。
彼女のホラー系短編は読んだことがなかったので期待して読んだが、怖くないしつまらない。
ハッキリ言って全然ダメ。
ホラー長編2作目の『死者はまどろむ』も微妙なデキだったし、
『墓地を~』は何かの奇跡だっただけみたい。
さて、ここで昨年の後半に読んだ本のおさらいを。
○メルカトルかく語りき/麻耶雄嵩
新本格推理小説の異才が放つ、一切真犯人を解明しない異形の推理短編集。
あまりに実験的過ぎて「ちょっと推理物を読む」程度の人には意味不明というか、
ちっとも面白くなくて激怒される可能性が高いが、
普通のミステリーに飽きたマニアなら、超ハマるかやはり激怒するかのどちらかだと思う(笑)
あらゆる意味で悪魔的な銘探偵・メルカトル鮎のキャラクターは凄過ぎる・・・。
○ゴーストハント6 海からくるもの/小野不由美
少女小説として発売された隠れた名作ホラー『悪霊』シリーズのリライト版、6作目。
スケールの大きさはシリーズ中No.1のはずなんだけど、なぜかあまりスケール感を感じない。
伝奇物とSPRの面々はあまり相性がよくないのかな。
その辺のホラー小説よりは何倍も面白いのは事実だけど、『ゴーストハント』としてはちょっと弱い。
○ゴーストハント7 扉を開けて/小野不由美
『ゴーストハント』リライト版の最終作。
これまでのほぼ全ての伏線を回収し、なおかつ恐ろしくも感動的な作品。
個人的に最後の一文は気に食わないが、まあそれはそれでアリなのか。
「彼」を殺した犯人が解明されていないのは、後のシリーズに繋げるつもりだったのか?
○悪夢の棲む家/小野不由美
『ゴーストハント』シリーズ第2期の幕開けとなるべき作品だったが、後続は続かず。
二度と登場しないかと思われたジーンも出てきて、ファンには嬉しい一作となったはずなんだけど。
語りを初めて三人称にしたのが仇となったのか、それとも事件があまりにエグ過ぎたか。
しかし怖さは一級品で、大人向けのホラー小説としてはシリーズ最高傑作かもしれない。
○心霊探偵八雲1~4/神永学
これもゴーストハンターものだが『ゴーストハント』と違い、主人公は超常現象を殆ど解明しない。
幽霊が見える目を持つ主人公が、それを元に難事件を解決し、また死者の魂も救済する。
ので、「心霊探偵」と名が付くものの、推理やホラーというより実質的にはサスペンス小説。
しかし、ストーリーの面白さ、キャラクター設定の斬新さで毎回読まされる。
○懐かしい家/小池真理子
かつて傑作ホラー『墓地を見おろす家』を世に出した作者の、珍しいホラー系短編集。
彼女のホラー系短編は読んだことがなかったので期待して読んだが、怖くないしつまらない。
ハッキリ言って全然ダメ。
ホラー長編2作目の『死者はまどろむ』も微妙なデキだったし、
『墓地を~』は何かの奇跡だっただけみたい。