★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

1日1メタ (TRIUMPH/Allied Forces)

2010-07-05 | カナディアンハード


どうも、昨日はTVで放送されてしまったreiGです(笑)

先頃発売された、TRIUMPH(くどいようですがトリンプとは読みません)のベスト、これが凄いです。
実は5年前にも2枚組のベストが発売されてまして、それと比べて選曲は遥かにイマイチなんですが、
今回は『Greatest Hits Remixed』のタイトルどおり、徹底的なリミックス・リマスターが行われ、
恐ろしくも劇的なまでに音質が向上しております(ドラムの音なんか全然違う)。
PVやライブ映像が収録されたDVDも付いてますんで、ファンは絶対に買いだと思います。
僕的には、もう一度見たいと思っていた「Never Say Never」のPVが観られたことも感激でした。
ちなみに彼ら、紆余曲折の末にどうやら再集結したようです(良かったけど日本には来ないよね・・・)。

ところでこの「Allied Forces」という曲は、1分以上に及ぶ壮絶なギターソロが魅力ですが、
よく見ると、使っているギターはDEANのフライングVですね。
リック・エメットというとヤマハ(SG、SFX、RGX等)の印象が強いんですが、
あのマイケル・シェンカーの20年以上も前に、彼がDEANのVを使っていたとは意外でした。

CD日記(TRIUMPH/THUNDER SEVEN)

2007-03-29 | カナディアンハード
しっかりしぇんか~さんのブログでのmicha*さんのコメントを読んで、
久しぶりにトライアンフを聴きました。
バンド名は「トリンプ」ではありませんので悪しからず。
下着メーカーとお間違えないよう、ご注意ください。
ちなみにカナ入力でPC変換すると、「虎慰安婦」と出ました (笑)

冗談はさておきこのトライアンフ、リック・エメット(g&vo)、
ギル・ムーア(dr&vo)、マイク・レヴァイン(b&key)からなる、カナダ出身の3人組。
ヴォーカルはリックとギルの兼任です。
また、リックは類稀なテクニックとフィーリングを併せ持ったギタリストでもあり、
米の「GUITAR PLAYER」誌では、ギタリスト人気投票上位の常連であったそうです。
ロック・トリオとしてはRUSH・POLICEと並ぶ大物でしたが、
なぜか日本では、全く人気が出ませんでした。
やはり、カナダのバンドは日本では厳しい・・・。
HRバンドでそれなりに認知されたのは、
RUSHとLOVERBOY、HAREM SCAREMくらいでしょうか。

で、このアルバムは通算7作目。出世作『ALLIED FORCES』、
人気絶頂期の『NEVER SURRENDER』に続くアルバムです。

ヘヴィかつキャッチー、そしてモダンなオープニングの「Spellbound」から、
エンディングの泣きのインスト「Little Boy Blues」まで、まさに捨て曲なし。
演奏・コンセプトも見事にキマった名盤ですが、
なかでも特筆すべき曲は、
ポップな曲調ながらポジティブな歌詞と印象的なギターソロを持ち、
スマッシュ・ヒットを記録した「Follow Your Heart」、
緩急自在、あまりにもカッコいいHRチューン「Time Goes By」、
アコギの小品「Midsummer's Daydream」からアカペラ「Time Canon」を経て、
流れるように演奏されるバラード「Killing Time」あたりでしょうか。
特に「Killing Time」の美しさは筆舌に尽くしがたいです。
リック・エメットとギル・ムーアのダブル・ヴォーカルが歌う切ない歌詞にも、
感銘を受けました。

ラストの「Little Boy Blues」も素晴らしい曲で、
このアルバムでは比較的控えめに弾いているリックが、
ここぞとばかりに本領を発揮しています。
そのフィーリング溢れるギターは、
ジェフ・ベックに勝るとも劣らないのではないでしょうか。

彼らはこの後、ポップ化を進めたアルバム『SPORT OF KINGS』でコケ、
続いて隠れた名盤『SURVEILLANCE』を発表しますが、大黒柱のリックが脱退。
しばらくして消滅してしまいました・・・。

DVD日記(RUSH/REPLAY X3)

2006-10-27 | カナディアンハード
'80年代のラッシュのライヴビデオ3本をリマスターのうえセット再発した、
DVDボックス「REPLAY X3」を買いました。

収録されているライヴ3本のうち、「EXIT...STAGE LEFT」は既にDVD化され発売されていましたが、
「A SHOW OF HANDS」は胡散臭いブラジル盤DVDのみ、
「GRACE UNDER PRESSURE」は未DVD化ソフトでした。
実は先の二つは既にDVDを持っていたのですが、この商品が出たことを知ったため、
急遽ヤフオクで売却し(2つでなんと8,000円)、その予算で海外の店から通販で購入。
送料込みで4,500円位だったので、ラッキーにも3,500円の儲けさえ出たうえに、
ライヴ1本増えて豪華ブックレットも付いたDVDボックスを手に入れられたわけです。

さて、既に持っていた2本のライヴもそうですが、
今回初見の「GRACE UNDER PRESSURE」は、本当に素晴らしいライヴでした。
ラッシュの絶頂期(少なくとも人気では)ですので、曲・演奏とも最高の出来で、
トリオというロック・バンドとして最小単位の編成ですが、
それを感じさせない演奏力・構成力に、息をつく暇もなく見入ってしまいました。
テクニカルで繊細でありながら、同時にパワフルでもあるニール・パートのドラム、
ギターを自在に使いこなし、カラフルなプレイを繰り広げるアレックス・ライフソン、
激しいベース・ランをこなしながら超ハイ・トーンで歌い、
ベース・ペダルやキーボード・パートまで担当するゲディ・リー、
達人3人のプレイが一体となった鉄壁のアンサンブル。
世界最高峰のロック・バンドの名にふさわしいものでした。

画質・音質も、こだわり派のバンドが満を持して発売しただけあって完璧。
何年か前には、やはりこだわり派のピーター・ガブリエルのライヴがDVD化され、
急いで買ったはいいものの、画質の荒さにゲンナリだったこともありましたが、
今回はそんなことものなく、まさに期待どおりの素晴らしいソフトでした。

CD日記(PAUL DEAN/HARD CORE)

2006-02-23 | カナディアンハード
映画「トップ・ガン」の挿入歌や名曲「それ行け!ウィークエンド」で有名なカナダのバンド、
LOVERBOYの元ギタリスト、ポール・ディーンのソロ・アルバムをヤフオクで買った。
1990年頃からいつか買おうと思っていたのが、なかなか縁が無く、15年越しのゲットだ。

「ハードコア」というタイトルだが当然そんな音楽ではなく、ポップなハード・ロック。
LOVERBOYに比べればほんの少しハード?という位で、
正直50歩100歩。JOURNEYとBAD ENGLISHの差くらいか(少な!)。
汗をダラリとたらしたオッサンの顔のどアップが描かれたジャケットは、
一種異様なまでの暑苦しさを発散。ここが一番ハードコア。

目玉は、数日前の日記で書いたBONFIREも映画「SHOCKER」のサントラで演奏していた、
デズモンド・チャイルドとKISSのメンバーの共作曲「Sword And Stone」。
当時のBON JOVIやKISSを彷彿とさせる、キャッチーで憂いのあるメロディを持った名曲だが、
そもそも、KISSのアルバム「CRAZY NIGHT」から漏れた曲だそうな。
ポールのバージョンは本人のヴォーカルが弱く、メロディの良さを活かしきれていない。
LOVERBOYのマイク・レノが歌っていたら素晴らしい曲になっただろうに、惜しい!
というか、ぜひKISSにやって欲しかったな、この曲。
ただ、オ~オ~というコーラス、ギターソロ後のブレイクが印象的なアレンジは、
非常にありきたりながら、なかなか聴かせる。さすがベテランといったところ。

他の曲はごく普通のカナディアンHRで、まあ、まずまずというところ。
LOVERBOYのようなハジケっぷりがないんで、爽快感には欠けるかな・・・。