★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

BEAST IN BLACK/Dark Connection

2021-11-02 | 北欧メタル
いま一番期待しているヘヴィメタルバンド、アントン・カヴァネン率いるBEAST IN BLACKの、2年振り3作目のアルバム『Dark Connection』が発売されました!

前作『From Hell With Love』は俺的2019年ベストアルバムに輝く大傑作で、全盛期のBON JOVIクラスの名曲「Sweet True Lies」を筆頭に、全曲最高級のメロディを持った作品でしたが、今作も全編美メロの嵐で、勝るとも劣らない出来に仕上がっています。
アルバムカバーをパッと見ると、恒例の野獣がいなくて心配になりましたが、よく見たら女性の眼鏡にバッチリ映っているという…。

シンセとダンサブルなビートを大フィーチュアしながら鋼鉄感を全く失わない、ダサカッコいい音像と演奏は、今は亡きBLESSED BY A BROKEN HEARTくらいしか近いものは無い、今となっては唯一無二の音楽性です。
ライブでは往年のACCEPTみたいなフォーメーションプレイも出るという、まさに80年代ド真ん中のようで、でも実はありそうでなかったバンド。
今まで以上に売れて欲しいし、再来日したらライブを観に行きたいです。

"Sweet True Lies" のMVはコチラ↓
https://youtu.be/4waVZXKE0GU


1日1メタ(HEAVY LOAD/Heavy Metal Angels)

2011-06-10 | 北欧メタル


どうも、週末に野球スポ少の体験会に行ってきたreiG(と息子)デス。
普段から練習しているので、打つ・投げるはそれなりに出来る息子(捕るはまだキビシイ)。
2年生ながらトスバッティング、ストラックアウトなどそこそこでき、
小さいのにすげえじゃん!とチームの子達に褒められ、
コーチとキャッチボールもしてもらって、なんだかイイ気になっていました。

さて、20年前に買ったオムニバス・アルバム(確かLASERLIGHTレーベル)で聴いて、
そのあとすぐに売ってしまったんですけど、また聴きたいな~と思っていたこの曲。
ハッキリ言ってありきたりで大した曲じゃないんですが、なんとなく忘れられなくて。
歌も演奏も録音もしょぼいし、ジャケットのセンスも極悪。
でも意外とキャッチーで、メタル愛だけはガンガン伝わってきて、なぜか耳に残る。
これぞ、いわゆるクサレメタルの筆頭格と言えるかもしれません。

北欧メタル初期のスウェーデンって、なんとなくクリスタルなイメージ(?)に反して、
実は、このHEAVY LOADとかTORCHとかOVERDRIVEとか、
愚直なまでにメタルなバンド(美メロ度は0~数%)がわりと居たんですけど、
EUROPEやTREATなんかの美旋律系の影に完全に隠れちゃったんですよねえ・・・。

1日1メタ(ROYAL HUNT/Far Away)

2011-03-12 | 北欧メタル


とんでもないことが起こってしまいましたね・・・。
僕の住む地域では被害は殆どありませんでしたが、仙台に親友が居るのでとても心配です。
この未曾有の大災害にあたり、政治的対立はとりあえず置いておいて、
政府・与野党が一丸となって対処してくれますように。
この度の震災で亡くなられた方のご冥福をお祈りし、
阪神・淡路大震災の犠牲者に捧げられたこの曲を聴いています・・・。

1日1メタ(EUROPE/Ninja)

2010-12-16 | 北欧メタル


どうも、先週末はお友達のPOI♪さんのバンド『原っぱ!』さんのライブを観てきたreiGデス。
ボーカルを含めた全部のパートのカラオケ(俺の嫌いなメロスピ系)をバックに、
殆ど一言も発せずにリッケンバッカーのギターで弾きまくって終わった落ち武者(意味わからん)、
やはりリズムセクションはオケで賄い、
あまりにも学園祭的なノリがイタかったKISS風(というか聖飢魔Ⅱ風)メイクの3人組、
演奏も上手いし曲も良いが、観客をお前ら呼ばわりのV系(お前と言われる筋合いは・・・)など、
あまりにも多種多様のバンド(?)が出演したブッキングライブにおいて、
良い意味でいちばん社会人アマチュアバンドらしく、爽やかな印象を残した良い演奏でした。
特に「Yesterday's News」から「Seven Doors Hotel」への流れは、素晴らしくカッコ良かったです。
ヴォーカルのタッキーさんの活躍にも、感心させられました (^_-)

さて、その原っぱ!さんが演奏されたなかでも最も好きな曲のひとつが、この「Ninja」です。
名盤『THE FINAL COUNTDOWN』中では、最も初期の色を残している曲だと思います。
1985年頃のライブで既に演奏されており、最初は疾走チューンと言っても良い程のスピードでしたが、
さすがにアルバムや後のライブでは、かなりテンポを落としてきました。
ジョン・ノーラムの奏でる印象的なキメ・フレーズが、
「ザ・北欧メタル」という感じで本当に素晴らしいですが、
やたらと人の影響を受けやすいノーラム、この当時はインギーに憧れており(多分)、
白のストラトとフロントPUを多用したスムーズな速弾きが、ちょっと「らしくない」気もします。

また、映像をよく見るとジョン・レヴィンのベースはミラーピックガードにも見えます。
原っぱ!のKooさんのベースもミラー仕様だったので、偶然でしょうが◎ですね(笑)

1日1メタ(EUROPE/Love Chaser)

2010-12-10 | 北欧メタル


どうもご無沙汰しております。
先日、『濁点しりとり』という遊びを考案し、道路渋滞時の暇つぶし等に最高だと思っているreiGデス。
どうやるのかというと、ブログ→グルーヴ→ヴィヴァルディ→ディグダグ・・・という風に、
最初と最後の文字を必ず濁点付きにするというしりとりです。
普通のしりとりより格段に難易度が上がるうえ、よ~く考えれば意外と見付かるので楽しいですよ (^_-)

さて、今週末はお友達のPOI♪さんが在籍するEUROPEトリビュートバンド、
『原っぱ!』さんのデビュー2本目のライブがあり、とても楽しみにしています。
ちなみに詳細は、

 日時:12月11日(土)
 場所:船橋Roots
    千葉県船橋市本町4-19-6 サンプラザB1F
 http://lfr.jp/pc/top.htm
 Open:17:30

です。
EUROPE専門のバンドって意外と少ないんで、興味のある方はぜひご覧になって欲しいですね。

その原っぱ!さんもレパートリーにされているこの「Love Chaser」、
名盤『FINAL COUNTDOWN』のラストをドラマティックに飾っている曲ですが、
ライブではあまりプレイされておらず、ファンの間でも意外と認知度が低い隠れた名曲です。
しかし、1985年時点で既にライブで演奏されていたことは初めて知りました。
「NINJA」が古くからやられていたことは有名ですが(しかもスタジオ盤よりかなり速い)。
この時点ではアルバムバージョンと比べるとまだ未完成な感じで、たいへん興味深い映像だと思います。

1日1メタ(SILVER MOUNTAIN/Forest Of Cries)

2010-11-15 | 北欧メタル


どうも、今日は山梨市フルーツ公園にある『横溝正史館』に行ってきたreiGデス。
蔵書は想像を遥かに上回るほど大したことなかったですが(もう少し気合入れた方が・・・)、
貴重な映画ポスター等を見ることができて面白かったです。

さて、音楽仲間の9連打さんから教えていただいたのですが、
先日、あらゆる意味での僕らの憧れの国(白夜にボルグに北欧メタルにフリーポルノ!)、
スウェーデンにてあのSILVER MOUNTAIN(以下SM。シルマンでも良いけどどちらもなんかエロい)が、
結成30周年記念だか何だかのライブを行ったとのこと!

さっそくYouTubeにもいくつかの動画がアップされていまして、
どうせ再集結アルバム『BREAKIN' CHAINS』からの選曲がメインだろ?なんて思ってたら、
なんと「1789」やら「Universe」やら「Forest Of Cries」やら、
彼らの名曲の数々を、それぞれの時代のヴォーカリストをゲストに呼んで演奏したようです。
ケンカ別れしたはずの2代目、クリスター・メンツァーも来ていたのには驚きましたね。

なかでも特別嬉しかったのが、
3代目ヴォーカルのヨハン・ダールストロームをフィーチュアした「Forest Of Cries」。
これって高校生の頃にラジオで聴いてハマりまくった曲でして、
ポップだけど想像もつかないような展開をみせる曲に、
ヨナス・ハンソンの超個性的なギター・ワークがキマりまくっています。
(こんなヘンなリフ、他に聴いたことがない!)
中間部のギターソロとベースラインの美しさには、いつ聴いても涙が出そうになります。

ちなみに、この曲を収録したラスト・アルバム『ROSES AND CHAMPAGNE』は隠れた傑作で、
美しいナチュラルトーンのギターで幕を開ける「Romeo & Juliet」から、新生SMの魅力が爆発。
今までにないポップさ、明るさのなかに、不変の哀愁メロディを聴かせています。
美しいギターソロは、高校生当時に頑張って耳コピーしたものです。
続く「Light The Light」はかなり初期から演奏されてきたレパートリーですが、アルバム収録は初めて。
テンポを落とし、LAメタル調にしてきましたが、個人的にはちょっとスロー過ぎると思います。
「Where Are You」は泣きのバラードで、よせばいいのにヨナスがヴォーカルをとっていて(以下略)。
でも、アコギによるオブリは最高で、リッチー直伝(?)のチョップ奏法が炸裂するギターソロも○。
そしてアルバム中最大のハイライトが、4曲目の「Forest Of Cries」。
続く「Coming Home」は、当時、「The Final Countdown」のパクリといわれました。
確かに雰囲気やサビメロは似ていますが、メロディのクサさはやはりSM。
JOURNEYの「Send Her My Love」のようなギターソロ導入部も魅力的です。
「Paris」はアルバム中でも(信じられないくらい)最もポップで明るい曲調の曲。
SMの曲とは思えないくらいですが、歌メロやパーの弾くベースラインは、彼等らしいです。
ラスト3曲(「Paradise Smile」、「Not You Baby」、「Down Town Junkie」)は、
比較的初期に近い、北欧民謡的なメロディとクラシカルな曲展開を持った曲が続きます。
クサクサな歌メロとギターソロに、あ~、SMっていいなぁ~と寛いだひとときを味わえます。

※アルバムを聴くと、ヨハンのヴォーカルは非常に弱々しい声に聴こえますが、当時のライヴ音源を聴いてビックリしました。実はもの凄くソウルフルに歌える人で、まるでエリック・マーティンやリーフ・スンディンのような歌唱です(ほめ過ぎか)。興味のある人はブートを聴いてみて欲しいですね。

1日1メタ (CANDLEMASS/At The Gallows End)

2010-08-28 | 北欧メタル
CANDLEMASS/At The Gallows End

どうも、ちょっと危険な話題かもしれませんが、個人的には死刑制度に賛成のreiGです。
世の中には、やはり生命をもって償わなければならない罪があるのではないか?
自らが死に直面して初めて、その大きな罪に向き合うことができるのではないか?と、
死刑執行室公開のニュースに触れ(死刑嫌いの千葉法相の陰謀?)、
久々に漫画『モリのアサガオ(超名作です)』を読み返しながら、改めて考えました。

メタルの世界で「死刑」を題材にした曲といえば、
METALLICAの「Ride The Lightning」、WITCHFINDER GENERALの「Death Penalty」、
URIAH HEEPの「The Hanging Tree」等がパッと思いつきますが、個人的にはダントツでコレ。
80年代の北欧を代表する様式美ドゥーム・バンド、CANDLEMASSの代表曲で、
処刑の朝を迎えた囚人の混乱した心を、
巨漢ヴォーカリスト、メサイア・マコーリンが朗々と歌いあげた名曲です。
イントロのあまりにも暗く美しいギター・ソロは、まさに葬送曲、死者への鎮魂の調べでしょう・・・。
後にMEMENTO MORIで名カバー「Lost Horizons」を残すマイク・ウェッドは、
マイケル・シェンカーもビックリの、才能溢れる叙情派ギタリストだったと思います。

1日1メタ (TREAT/COUP DE GRACE)

2010-07-20 | 北欧メタル


どうも、今日は久しぶりにプールに行ったら身体が超ダルいreiGです。

僕は80年代の北欧メタルが大好きなんですが、
EUROPEとSILVER MOUNTAINと並んで特に好きなバンドが、このTREATです。
“北欧のBON JOVI”の異名をとった彼ら、北欧らしい透明感のある哀愁メロディが武器で、
ギタリストのアンダース・ヴィクストロムの手掛ける楽曲の完成度には定評がありました。
なかでも2ndアルバムに収録されたこの「Waiting Game」は、いつ聴いても泣けてくるくらいです。

彼らは各アルバムの質の高さも特筆もので、
1st『SCRATCH AND BITE』、2nd『THE PLEASURE PRINCIPLE』、3rd『DREAMHUNTER』までは、
誰もが認める哀愁メロハーの名盤達ですし、
4th『ORGANIZED CRIME』も、ちょっとパーティロック風味が増しましたが、
曲・演奏ともに更に整理されて強力になった作品です。
5th『TREAT』では、線の細い声がバンドの音についていけなくなったヴォーカリスト、
ロバート・アーンルンドが脱退、後にイングヴェイとも共演するマッツ・レヴィンが加入。
哀愁メロディはそのままに、強靭な演奏とタフなヴォーカルで、
「Dog Day Comin' Down」「Justice」など、珠玉の名曲を収録した傑作を作り上げました。
ワイルドな音を狙ったプロデュースのせいかファンの評判は散々だし、
結果としてもまったく売れなかったという悲劇の作品なのですが、
青臭い(そこが良さでもある)ロバートのヴォーカルや綺麗なだけの音では
世界には通用しないので、バンドの成長としてはこれはアリだったと考えています。
ちなみにこの少し後に解散記念ライブにゲストで呼ばれたロバート、泥酔してステージに上がり、
「俺のチン●をしゃぶれ!」と暴れて(?)追い出されたとか・・・(本人談)
声だけ聴くと実に好青年ですが、意外と結構なロックンローラーなのかもしれません(笑)

その後はシーンの変化に勝てず解散していた彼らですが、
アンダースを中心に、後期のドラマーだったジェイミー・ボーガー、
キーボードのパトリック・アッペルグレン、そして復帰のロバートらとともに数年前に再結成、
そしてついに18年振りの新作『COUP DE GRACE』を作り上げました!
そのアルバムがまた素晴らしい作品で、“最高傑作”なんて言う人も結構いるようですが、
まあそれは大袈裟だとしてそれでも、
18年待たされながら、十二分に待った甲斐のあるアルバムと言えるでしょう。
ロバートのヴォーカルは昔の青臭さが良い意味で成熟し、
バンドの音の質感も、透明感と現代的なヘヴィさを微妙なバランスで兼ね添えています。
解散していたとはいえメイン・ソングライターのアンダースは、
今でもGOTTHARDやSCORPIONSに曲を提供し続けている現役のアーティストですから、
メロディ単体だけでなく、曲全体の完成度にも素晴らしいものがあります。

ところで、2ndアルバムのドラマーのクレジットは“LEIF SUNDIN”となっているのですが、
これはあの、GREAT KING RAT~MSG~JOHN NORUMで活躍したアノ人とは別人なのだろうか?
謎なのです。



1日1メタ (GRAND MAGUS)

2010-06-20 | 北欧メタル
Grand Magus/Like The Oar Strikes The Water


どうも、今日は息子がブランコから転落(というか飛翔)して背中と後頭部を打ち、大変ビビったreiGです。

最近、元SPIRITUAL BEGGARSのヴォーカル、JBのメイン・バンドであるGRAND MAGUSにハマっています。
確かにこれほど素晴らしい音楽をやっているなら、アモットの雇われ歌手をしている必要はないですね。
いちおうドゥーム・メタルの文脈のなかで語られるバンドですが、
実はその域には嵌りきらないド真ん中のヘヴィ・メタル、メタルらしいメタルでしょう。

JBは、ベガースの時以上に伸び伸びと歌い、
また、マイケル・アモットに勝るとも劣らない、素晴らしいギターを弾いています。
トリオでありながらこれほど密度の濃い音を出せるのも凄いですが、
その点も含め、細部にまで拘りの行き届いたアレンジの勝利だと思います。
メタラーなら血が騒がずにはいられない、何かが起こりそうな不穏なイントロや、
突如疾走する中間部の展開には、一発でKOされました!

こりゃ間違いなく、DIO時代のサバスの代表曲クラスでしょう!!

1日1メタ (MEMENTO MORI/Lost Horizons)

2010-01-16 | 北欧メタル


元CANDLEMASSの超デブ・オペラチックシンガー、メサイア・マコーリン(写真中央のヤバい人)が、
元CANDLEMASS~HEXENHAUS~KING DAIAMONDの“暗黒のマイケル・シェンカー”マイク・ウェッド、
元KING DIAMOND~MERCYFUL FATEのパワフル・ドラマー、スノーウィ・ショウ達と結成した
ドゥーム・メタルバンド MEMENTO MORIによる、ご存じMSGの名曲のカバーです。
彼らのデビュー・アルバム『RHYMES OF LUNACY』に収録されています。

北欧のBLACK SABBATHと言われ、暗く重厚な作風を得意としたCANDLEMASSを母体とするだけあって、
演奏としてはかなりMSGバージョンに忠実なカバーでありながら、
重い原曲をさらに重く、そして独自の一種宗教的な色に染め上げていますね。
オリジナルのゲイリー・バーデンもあれはあれで唯一無二で素晴らしいのですが、
このメサイアのヴォーカルは、技術という意味ではそれを遥かに凌駕していますし、
マイクの流麗なギターソロ(ちょっとエンディング・ソロが短かめなのが残念)、
スノーウィのパワフルかつテクニカルなスティック捌きも、
決してオリジナルに引けをとらないレベルのプレイを聴かせてくれています。
あまり知られていない作品ですが、これは名カバーだと思います。

ちなみにこのアルバムのオープニングを飾る「The Rhyme~The Seeds Of Hatred」も、
サバス由来のドゥーム・メタルとイングヴェイを祖とする様式美HM、
そしてマイケル・シェンカー的な泣きのギターの三者が、奇跡的な融合をみせた名曲です。




1日1メタ (YNGWIE MALMSTEEN - I Surrender)

2010-01-11 | 北欧メタル


ジョー・リン・ターナー時代のイングヴェイのライブ映像でしょうか。
ご存じ、RAINBOWの「アイ・サレンダー」をカバー。
ジョーの伸びやかなヴォーカルも素晴らしいですが、
イングヴェイはバックのコード進行が良いと、やはり最高なプレイをしますね。
彼にとっても欧米での全盛期ですし(ルックスもこの頃が一番良かった)、
バックはヨハンソン兄弟と、それからベースはバリー・ダナウェイかな?
メンバーも最強布陣でしょう(ヴェセーラ、マッツ、シェーン&バリーの時代も悪くないけど)。
ただ俺的には、この頃のアンダース・ヨハンソンの音色やフィルはあまり好きじゃありません・・・。

1日1メタ (ALCATRAZZ/Lost In Hollywood)

2010-01-09 | 北欧メタル


アルカトラスはどの国のバンドにカテゴライズすれば良いんでしょうね?
リーダーであるグラハム・ボネットの母国、オーストラリア?
活動拠点で、NEW ENGLAND組など多くのメンバーの生まれたアメリカ?
それとも、音楽的な中心人物イングヴェイの出身地であるスウェーデン?
まあハッキリ言ってどうでもいいっちゃいいんですが、難しいところです(笑)

それはともかく、なんと彼らの初来日公演を収録したビデオのDVD再発が決定しました。
別音源(だと思う)のライブ・アルバムはこれまでもCDで出ていましたが曲数が少なく、
この「Lost In Hollywood」や「Desert Song」など多くの曲がカットされていました。
オフィシャルビデオは入手困難だったので、俺も海賊盤を持ってはいますが、
やはり正規発売は嬉しいです(ちょっと怪しい会社からですけど)。
真っ赤なスーツでハジケまくるやっさん(グラハム)を見るだけでも価値があるかと(笑)

『LIVE SENTENCE』では「All Night Long」のラストにイントロが聴こえてきたかと思うと、
フェイドアウトしてアルバムが終わるというトンデモなくナメた編集がされているこの曲、
イングヴェイがその才能をまざまざと見せつける恐るべきプレイを披露しています。
リズムブレイクしたあとのフリーソロは本当に素晴らしくて、
初めて観たときはメチャクチャ感動したことを覚えていますね。

1日1メタ (FATE/Won´t Stop)

2009-11-30 | 北欧メタル


このバンド、顔をよ~く見ないと絶対に判りませんが、
MERCYFUL FATEのギタリスト、ハンク・シャーマンのバンドです(バンド名も・・・)。
このハンク、元のバンドではMETALLICAにも多大な影響を与えたといわれる
オドロオドロシくも神々しいHMをやっていましたが、
実はマイケル・シェンカーが大好きで、ギターも明らかにソレ風の白黒V。
(この曲ではよく分かりませんが)プレイもかなり影響を受けていました。

M.FATE在籍の末期にはピンクのストラトを弾いて(ゲイリーの影響か?)
他のメンバーの顰蹙を買ったというハンク、
時代柄(EUROPEの『FINAL COUNTDOWN』大ヒット直後)とはいえ、
ここまで超ポップなバンドに走るとは、当時のファンを愕然とさせたものでした。

でもまあこの曲はあまりにポップ過ぎるとはいえ、アルバム全体は哀愁あるハードポップの佳作でした。
しかしメンバーの知名度もあってクオリティも高いこのアルバムが売れなかったのは、
間違いなく、カン違いしたファッションに身を包みカン違いしたアクションを見せる、
『林家ぺー』そっくりのアイツ(ヴォーカリスト)のせいでしょう。
どうもデイヴ・リー・ロスの大ファンだったらしいですが・・・(納得)。


1日1メタ (DA VINCI/Forever In My Heart)

2009-11-27 | 北欧メタル


今は世界中からありとあらゆるジャンルのCDが入ってきますが、
90年代初頭は、往年時からの北欧メタルファンには辛い時期でした。
EUROPE、TNT、MADISON、SILVER MOUNTAIN等は解散、
PRETTY MAIDSあたりが孤軍奮闘していた感があります。
新人バンドも含め、なにしろ美旋律系のバンドが出てこない。
実は日本にCDやレコードが入ってきていなかっただけなんですが、
当時はそういう音楽をやるバンド自体がもう居ないのだと思われていました。
あの頃は北欧出身でさえあればどんなバンドでも、淡い期待を込めて買ってましたね。
その期待の多くは裏切られましたが、それだけモノが無かったんです。

そんな時に突如現れ僕らの渇きを癒してくれたのが、
今は亡き日本のHM/HR専門レーベル、ゼロ・コーポレーション。
TALISMANやTENなど、ここから育っていったバンドも数多かったですが、
何よりも、北欧地域の知られざるバンド達を日本に紹介してくれた功績が素晴らしいです。
MASQUERADE、RENEGADE、TAROT、JACKAL、FORTUNE、BALTIMOOREなど、挙げればキリがない。
それらのなかでも極め付きの美旋律ハードロックとして注目を浴びたのが、このDA VINCIです。

実は彼ら、'87年頃には既に母国ノルウェーでメジャーデビューしていたんですが、
日本には殆ど入ってきていませんでした。
そのセカンドアルバム『BACK IN BUSINESS』が輸入盤で話題となり、
ゼロが契約して、ファーストアルバムとともに日本デビューとなりました。
どちらのアルバムも甲乙つけがたいんですが、
個人的に好きなのはこの曲が収録されたファーストアルバム。
ほのかに哀愁漂う歌、メロディアスなギターソロ、
そして、あまりにも爽やかな感動を呼ぶキーボードソロ!
ポップのひとことでは片付けられない、素晴らしい曲です。

1日1メタ (SONATA ARCTICA)

2009-11-03 | 北欧メタル




ハッキリ言ってHELLOWEENやSTRATOVARIUSのパクリばっかのメロスピに辟易していた頃、
彗星のように現れ、アッという間に心を奪われたのがこのバンド。
20世紀の終わりと、それに続くHM新世紀の始まりを告げられたような気がしました。

そのデビュー・アルバムに封じ込められた、新鮮なメロディライン、斬新な展開、
HM/HRだけでなくポップスやフュージョンまでも消化したその音楽性。
スピードやクサメロといった様式に一切頼らない、
あまりにも瑞々しいその感性には、完全に圧倒されたものです。
溌溂としたライブでの演奏っぷりにも惹かれましたね。
ただこのバンドの最大の弱点は、トニー・カッコ(vo)のダサいライブ・パフォーマンス。
シャレじゃないですが、カッコ悪いことこのうえないです (-_-;)

まあ、そんな彼らも3枚目のアルバムを出す頃には他のメロスピバンド同様、
完全にマンネリに陥ってしまいましたが、
このデビュー・アルバムの放つ孤高の光は、今も燦然と輝き続けています。