★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

1日1メタ(TANK/This Means War)

2011-02-25 | NWOBHM


どうも、子供の野球チームで作ったユニフォーム型の携帯ストラップがとても気に入っているreiGデス。
自分の名前(reiG)と背番号(8)も入ってるんですよ。

さて、よくよく考えるとモロ好みの音楽性のバンドってそんなに多くないんですが、
やはりなぜか、NWOBHM時代のバンドが好きでたまりません。
そんなNWOBHMムーブメントのなかでANGELWITCHと並んで特に好きなバンドが、このTANKです。

憂いのあるメロディ、文句無しにカッコいいリフ、ラフだけどロック魂あふれる演奏、
もうメチャクチャ好みのタイプですね。
なかでもこの「This Means War」と「The War Drags Ever On」のカッコ良さは、異常な程だと思います。
哀しみを振り払って勝ち目の無い闘いに突き進む重戦車、みたいな・・・。
BURRN!でも1985年当時、99点だか98点だかという超高得点を記録してましたね。

そんな彼らが1990年代も終盤になって突然復活したときは驚いたものでしたが、
今は中心人物のアルジー・ワード(Vo兼B)が脱退しちゃったみたいですね・・・。
(ドゥギー・ホワイトがヴォーカルで加入したそうな)



1日1メタ(Praying Mantis/Children Of The Earth)

2011-02-17 | NWOBHM


どうも、先週までしばらくインフルエンザの猛威に圧倒されていたreiGデス。

さて、あなたは覚えているでしょうか?
ゲイリー・バーデンがPRAYING MANTISに在籍していたことを。

当時、バーデンがこのバンドに入ったことは「ミスマッチ」とされ、
今では彼最大の黒歴史となっているような気もしますが、
僕は意外と悪くないと思っていましたし、今でもそう思いますね。
(それより、売れない魔術師みたいなティノ・トロイのヒゲの方がヒドイですわ)

バーデンは、メロディアスだが線が細かったバンドに、
ラフでパワフルなロックらしさをもたらしたと思うのですが、どうでしょうか。
ま、今にして思うとそれより何より、
ドゥギー・ホワイトを連れてきた来日公演('91年)を観てみたかったですけどね。
(こちらは本当に無かったことになっている雰囲気)

1日1メタ (Angel Witch)

2010-05-13 | NWOBHM


どうも、久々に革ボールでソフトボール(柔らかくないので、ある意味矛盾)をやったら、
ゴムボールと伸びが違い過ぎて、普通のフライで2度も頭を越されてしまったreiGです(泣)

個人的にNWOBHMと言えばIRON MAIDENなんかじゃなくて、このエンジェルウィッチ!
バンドとしてはメイデンの足元にも及びませんが、
この曲(邦題は「エンジェルウィッチのテーマ」・・・)の衝撃度は、
僕のなかではメイデンの遥かに上を行っていました。
なにしろカッコいい!文句なくカッコいい!!
イントロ、リフ、サビ、ソロ、全てが素晴らしく、
もしこの曲を聴いても全く心が燃えないようなら、
80年代のへヴィ・メタルは性に合わないと思った方が良いかもしれません(笑)

あまりにカッコ良いんで、スウェーデンのSILVER MOUNTAINなんか曲構成を丸ごとパクり、「1789」という曲を作ってデビューアルバムに収録していました(そちらも名曲ですが)。
ギターソロっぽい反復フレーズのイントロ、疾走感ある曲調、キャッチーなサビ、
テンポダウンしてハモンドを隠し味に利かせた大サビから疾走を取り戻したギターソロへ、
と、完全にクリソツなんです(笑)



ちなみにANGEL WITCHのギター兼ヴォーカルのケヴィン・ヘイヴォーンは未だに現役で、
このANGEL WITCHをやり続けているようです。
最近、映画の影響でやたらにANVILがもてはやされていますが、
このケヴィンにも、その半分で良いからスポットライトを与えてあげられないかな?
などとも思ったりします。

1日1メタ (LIONHEART/Die For Love)

2009-11-28 | NWOBHM


いや、これは驚きました!
元IRON MAIDEN、後にPRAYING MANTISに入るデニス・ストラットンと、
後にMSGに入るスティーヴ・マンとロッキー・ニュートンが組んでいたバンド、
LIONHEARTのこの曲にプロモーションビデオがあったとは。
「Dangerous Game」にもビデオがありましたし、
当時の英国の新人バンドにこれほどの投資がされたとは、相当な期待を背負っていたのでしょう。
それだけのクオリティを持った、売れなければおかしいくらいのアルバムでしたが・・・。

いかにも80年代なバカバカしいストーリーを絡めたビデオですが、
美しいメロディライン(作曲は外部ライター)、チャド・ブラウンの感情漲るヴォーカル、
スティーヴ・マンのコンパクトながら印象的なギターソロと、曲はとても素晴らしいです。
同時期のBON JOVI(具体的に言うと「夜明けのランナウェイ」)を彷彿とさせますね。

なかでもソウルフルで劇的な歌唱を聴かせるチャド・ブラウン、彼は本当に逸材でした。
変なメイクをしたこのビデオでは分かりづらいですが、
歌だけでなく、ルックスも相当にイケてる人(美少年タイプ?)で。
このバンドが解散した後に消息不明になってしまったことが残念でなりません。

1日1メタ (STAMPEDE/Missing You)

2009-11-12 | NWOBHM


なんと、NWOBHM期の隠れた名バンド STAMPEDEが再結成、
今年のZ ROCK Festivalに出演したそうな。
UFOを彷彿とさせる湿ったメロディと緊張感を併せ持った名曲、
この「Missing You」を生で聴いた人達は感動だったろうなあ。

メンバーはオリジナルのリューベン・アーチャー、ローレンス・アーチャー、
コリン・ボンドに、元ELECTRIC SUN~WILD HORSES~UFOのクライヴ・エドワーズ。
ローレンスはA・トミーMとM・シェンカーの間にUFOに在籍していたし、
フィル・ライノットとGRAND SLAMもやっていた。
なんとなく凄いメンツと言えなくもないです。

演奏も、リューベンの声は若い時と変わらぬ張りを保っているし、
かつてはソロ・デビューまでしたローレンスのギターも、素晴らしいのひとこと。
しかしドラムのクライヴは、なんだかかなりモーロクしてしまったようにも聴こえますね。
あのウリ・ロートともやっていた凄腕のはずなんですが・・・。
歌が入るまでは、アマチュアのコピー・バンドかと疑ってしまいました (^_^;)
これって録音状態のせいなのかな?

しかしこんな無名に近いバンドまで再結成するとは、
昨今の再結成ブームも行き着くところまできたなあ、とも。

1日2メタ (SHY/Reflections)

2009-09-24 | NWOBHM


SHYの2ndアルバムにしてメジャーデビュー作、
『BRAVE THE STORM』に収録された、珠玉の名バラードです。

裏ジャケットのトニー・ミルズの短髪姿に驚かされるこのアルバム、
HM/HRというよりもっと普遍的なロックを指向していた証拠でしょう。

しかしこの曲のスティーヴ・ハリスのギターの泣きは、
明らかにゲイリー・ムーアやマイケル・シェンカーの流れをくむもの。
「Sunset」とか「Try Me」とか。
やはりハードロック・ファンこそ、この曲の素晴らしさを堪能できるのではないでしょうか。

1日1メタ (SHY/Emergency)

2009-09-24 | NWOBHM


英国屈指のメロディアス・ハード、SHYの数ある名曲の中でも最高の1曲です。
作曲はメンバーではなく、あのマイケル・ボルトンと元CACTUSのデュアン・ヒッチングス。
マイケル・ボルトンはコンポーザーとして素晴らしい才能を持っていますが、
この曲は、彼の業績のハイライトと言っても過言ではないものです。

しかしSHY自身も、作曲能力には目を見張るものを持っていました。
「Emergency」が収録されたアルバム『EXESS ALL AREAS』の他の収録曲にも、
この曲に負けない美しく哀愁漂うメロディが満載でしたし、
次のアルバム『MISPENT YOUTH』でも「Broken Heart」という、
これまた素晴らしい曲を残しています(もちろん他のアルバムにも名曲は多数)。



このSHY、一時は英国ハードロック希望の星として期待されたバンドですが、
結局、大きなブレイクは果たせずに終わってしまいました。
その最大の原因は、ヴォーカルのトニー・ミルズの実力でしょう。
スタジオ盤では魅力的なハイトーンを聴かせてくれるトニーですが、ライブとなると激ヤバ。
「Emergency」なんて全編フェイクの嵐で、パッと聴きには別の曲かと思ってしまうくらいでした。
最近はTNTに加入したそうですが、同じトニーでもトニー・ハーネルと比べたら(以下省略)。
大好きなヴォーカリストなんですけどねえ・・・。

スティーヴ・ハリスはスーパーギタリスト!

2008-12-18 | NWOBHM
・・・といっても、IRON MAIDENのベースの方の話ではなくて。
同じ英国の至宝、SHYのギタリストです。
実は最近、ハード・ポップやプログレ・ハードばかり聴いてまして、
特に、このSHYにハマりまくっています。

SHYはNWOBHM期にデビューしたバンドですが、メイデンのようなメタルではなく、
ハード・ポップ寄りのメロディアスなハード・ロックをやっています。
同時期にデビューしたLIONHEART辺りが、音楽的に一番近いタイプでしょうか。
NWOBHM期というとストレートなへヴィ・メタルのイメージが強いですが、
他にもPRAYING MANTISを筆頭に、GRAND PRIX、HERITAGE、TOBRUK、AIRRACE、
GLASGOW、VIRGINIA WOLF等、ポップでメロディアスなHRバンドも意外に多かったのです。

SHY関係では最近、ヴォーカルのトニー・ミルズがTNTに加入して話題になりましたね。
そのト二―、個人的にはあまり上手いとは思えないヴォーカリストなんですが、
どこか甘い郷愁を誘うようなハイトーン・ボイスが、非常に心地良いのです。

で、そのSHYの音楽的部分を担っているのが、ギタリストのスティーヴです。
なにしろ、曲作りが上手い。
全盛期はアルバム全編に、哀愁のメロディと印象的なフックが溢れていました。
ギター・プレイも素晴らしく、決して弾き過ぎないコンパクトなソロの中に、
美しいメロディとテクニカルなフレーズを両立させています。

彼の名曲・名演は数多いんですが、
特に、2ndアルバム『BRAVE THE STORM』収録のバラード「Refrections」は凄いです。
例えて言うなら「Try Me」でのマイケル・シェンカーのごとく、
淡々としたフレージングで、激しい感情表現が殆ど無いにもかかわらず、
内に秘めた悲しみが滲み出てくるような、恐ろしくエモーショナルなギターソロです。

アルバム単位では、1987年の3rdアルバム『EXCESS ALL AREAS』が最高傑作でしょう。
外部のソングライターの曲が多く、
なかでも、あのマイケル・ボルトン作の「Emergency」は名曲の誉れ高いですが、
「Talk To Me」「Telephone」等、スティーヴ・ハリス作の曲も、
外部ライターの作品に負けない完成度を誇る曲ばかりでした。
レコード会社もかなり期待をかけていたようで(EUROPE並みに売りたかったとか)、
日本での発売当時のプロモーションもすごく、
確か、シャーベルのギターが当たるキャンペーンがあったような記憶があります。
しかし、その思惑どおりには売れなかったようで(というか大ハズレ)、
翌年頃には、所属レコード会社のRCAから一方的に契約を破棄されてしまいました。
(トニー・ミルズの歌のライブでの弱さが原因ではないかと思います)

しかし不屈の彼らは新たにMCAとの契約を勝ち取り、
1989年には4thアルバム『MISSPENT YOUTH』を発売しました。
これには「Broken Heart」という屈指の名曲が収録され、
当時、和田誠さんなどは盛んにラジオでオンエアしては、布教に励んでおられました。
この曲のあまりにも頭に残るサビと完璧なまでの構成は、素晴らしいのひとこと。
しかしアルバム全体としては、個性を殺してアメリカ市場に合わせてしまった凡作で、
彼らの最大の武器だった哀愁のメロディは、かなり弱くなってしまっていました。
そのせいか従来のファン層が段々と離れ始めてしまい、
バンドの顔ともいえたトニー・ミルズが脱退したこともあり、
メジャー・バンドとしてのSHYの活動は、ここで幕を閉じてしまいました。

その後もバンドは、ヴォーカルを変えたり解散したりトニーを戻したりしながら、
根強いファンに支えられて地道に活動を続けてはいます。
アルバムも数年ごとに発売し、なかなかの曲も収録されています。
それでもやはり、世界制覇の意気に燃えていた20年前のSHYが、一番輝いていたのです。

サクソンってスゴイ

2007-06-18 | NWOBHM
'90年代のSAXON、
最高傑作と名高いアルバム『UNLEASH THE BEAST』を(今更ながら)聴きました。
かねてから、良いとは聴いていたんですが、
B級メロパワみたいなジャケが嫌で、今まで聴かずじまい。
そしてコレが・・・凄くイイ!
早く聴かなかった事を後悔するくらい。

NWOBHM期のSAXONはソコソコ好きでしたが、
'80年代以降の彼等は、良い曲はあるもののガッツが無い!と思っていたので、
良いと言われても半信半疑でした。
1990年頃に、妙に落ち着いたライヴアルバムを聴いていたので・・・。

しかし、このアルバムのパワーは凄いです。
特に、疾走系のタイトル曲と「Bloodletter」。
現代のヘヴィ・メタルと言っても過言ではない音圧。
それに、経験豊富なベテランならではの風格。
ミディアム・テンポの「Terminal Velocity」等も素晴らしい。
全編、SAXONならではのヘヴィ・メタルです。

50代のオッサン達に、こんな凄いパフォーマンスができるのか!
驚かされました。

CD日記(LIONHEART/HOT TONIGHT )

2006-02-24 | NWOBHM
IRON MAIDENを追い出されたデニス・ストラットンが、元TYTANのスティーヴ・マン、
スティーヴとともにMSGに加入するロッキー・ニュートン等と結成したバンドの唯一の作品。
'84年発表で、プロデューサーはケヴィン・ビーミッシュ。制作費も相当かかっているだろう。

バンド結成当初に作成されたデモ・テープでは疾走曲「Lionheart」などに代表される、
オーソドックスなメタルをやっていたが、CBSからのメジャー・デビューにあたり、
大幅に音楽性を転換。GRANDPRIXやSHY、復活後のPRAYING MANTISあたりを髣髴とさせる、
コーラス・キーボード主体のハード・ポップとなった。

もともと『ポップすぎる』としてメイデンを首になったデニス、
MSGで「Anytime」等のヒットバラードを作ったスティーヴ&ロッキーのバンドだから、
この音楽性は大成功。そのメロディ・メーカーの才能が開花、
英国らしい哀しげなメロディの佳曲を量産している。コーラス・ワークの巧みさも見事だ。

ヴォーカルは若干22歳(当時)のチャド・ブラウン。
若さに似合わぬソウルフルな歌いっぷりは素晴らしく、楽曲をより魅力的に仕上げている。
「Die For Love」「Dangerous Games」での歌唱は、まさに名演。

デビュー作にして素晴らしい名盤を作り上げた彼らだったが、
マネージメント上のトラブルなどもあり、バンド活動は暗礁に乗り上げ、あえなく解散。
前述したように、スティーヴ&ロッキーはMSGに加入。
デニスはしばらくの沈黙のあと、NWOBHM記念イベントライヴでポール・ディアノ、
PRAYING MANTIS等と来日(「Dangerous Game」もプレイ)。
一夜限りのイベントのはずが意気投合し、再結成PRAYING MANTISの一員となった。
が、チャド・ブラウンの消息だけは、一切伝わっていない。