★ reiGの『日記シックスは2人いた』 ★

山梨でHRバンドのドラマーをやってます
マツダ・アテンザと野球が大好きです

CD日記(WIG WAM/WIG WAMANIA)

2006-08-16 | 北欧メタル
今話題の、ウィグ・ワムのニュー・アルバム。

初めて輸入盤屋でジャケ写のメンバーを見たときは、余りの勘違い系ルックスに引きまくったが、
見慣れると意外に、このイロモノキャラがハマる(ドラムのスポーティーが好き)。
ノルウェーでは既に子供達を中心に、国を代表する人気バンドとなっているという。
例のDARKNESS旋風も、結局はジャスティンのキャラが大きいし、
日本でいえば、レギュラーやアンガールズの小学生人気みたいなものか。

ただ、話題はそのキモカワいいグラム・ファッションだけでなく、
そのBON JOVI、MOTLEY CRUE、KISSの美味しいトコロだけを集めたような音楽性。
シングルの「Gonna Get You Someday」なんて、まるで「禁じられた愛」のようで、
何しろ曲がいい。演奏も上手いし、噂によるとライヴも凄いとのこと。
ヴォーカルもルックスからは想像できない本格派で、
GOTTHARDのスティーヴ・リーを彷彿とさせる、ブルージーな声の持ち主。
オープニングの「Rock My Ride」なんて、GOTTHARDの曲といわれてもおかしくない・・・。
それもそのはず、実はメンバー全員、かなりのキャリアの持ち主である職人音楽家。
DREAM POLICEなど、遠く日本でもそれなりに名を売ったバンドのメンバーもいる。
ベースのフラッシュなんか、超人ヴォーカリスト、エリック・ホークをフィーチュアした、
正統派パワー・メタルの期待株(15年前当時)だったARTCHの中心人物だそうな。

今月末に遅れて日本発売されるデビュー・アルバムは、噂によるともっと曲がいいとのこと。
楽しみ!

イケメンのいない実力派メタル・バンドの生きる道はコレか!という、コロンブスの卵バンド。
ま、日本では聖飢魔Ⅱが、20年以上前から同様のやり方で成功してたけど・・・。
今ふと思ったが、スティーヴ・"デブ"・グリメットが率いていたかのLIONSHEARTも、
無理にカッコつけずにこの線のキャラで売っていたら、未来も変わっていたのでは・・・。

読書日記(井上夢人/メドゥサ、鏡をごらん)

2006-08-16 | 
ひねくれ者作家、井上夢人(元岡嶋二人)の代表作のひとつ。
「メドゥサをみた」と言い残し、体をセメントに塗り込めるという異様な自殺を遂げた作家の、
死の真相を追うライターの顛末を描いた作品・・・というのがあらすじだが、
それこそ一筋縄ではいかない作品で、
ライターも読者も、自らの記憶・存在を揺るがされるような恐怖を味わう。
あまりに不条理な物語だが、小説独特の手法を十二分に生かし、計算されつくした構成だ。
特にラストの展開は、時空を超えた悪夢に・・・。

そうそう、個人的に最高傑作と考える「ダレカガナカニイル・・・」は、
ミステリーとしても恋愛小説としても大傑作なのだが、
某真理教を美化したような描写(ただ、例の大事件よりかなり前に書かれている)もあり、
正直、今読むと相当引かされる部分も。
作者もネタを後悔しているのではないか、とも推測する。
まあ、そういう舞台でないと成立しない物語なんだけど・・・。

8/11のFM富士ROCKADOM(TOTO/Rossana)

2006-08-12 | ロック
8月5日は、今は亡き天才ドラマー、ジェフ・ポーカロの14回目の命日だった。
FM富士ロッカダム(DJ:伊藤政則氏)では、ジェフに捧げる曲として、トトの「ロザーナ」をかけていただいた。

この「ロザーナ」、俗に『TOTOシャッフル』といわれ、ジェフ・ポーカロの十八番的リズムである、
ハーフタイム・シャッフル(遅めの16ビート系シャッフル)の、名曲中の名曲。
コンテポラリー系のドラマーなら誰もが通る、
シャッフル・ビートとゴースト・ノートの教科書でもある(私も学んだ)。

収録アルバムは、記録的な大ヒットを飛ばし、グラミー賞を総ナメにした「Ⅳ」。
他にも、「Africa」「I Won't Hold You Back」など、佳曲を多数収めている。

現在、TOTOにはサイモン・フィリップスが参加しているが、テクニックはともかく、
ジェフの絶妙なグルーヴは、他の人間が完全に再現することは、不可能のように思える。

God Bless You, Jeff...

バンド音源公開

2006-08-11 | バンド活動
私のメイン・サイト「reiji's Flat4」内、「The Band Plays On」コーナーに置いていた、
私の所属バンド「ザ・モンテカルロス」「BLOOD MUSIC」の音源を、
超低音質のWMAから、比較的高音質のMP3(160kbps)に変更した。
これも最近、Yahoo!ブリーフケースの容量が飛躍的に増大したおかげ。
これまでは容量が無く、泣く泣く最低音質(圧縮度)のWMAファイルにしていたが、
今は160kbps程度のMP3なら、かなりの曲数を楽勝で置ける。なんと1GBだから。
しかも、フォトフォルダも別に1GB!ソフトバンク恐るべし。

ちなみにコーナー名の由来は、NWOBHMの雄、SAXONの名曲から。

DVD日記(Yngwie Malmsteen/COLLECTION)

2006-08-10 | 北欧メタル
ヤフオクで(1000円!)、イングヴェイ・マルムスティーンのライヴ&ビデオ・クリップ集を購入した。
RISING FORCEデビュー直後の'85年から、'90年のアルバム「ECLIPSE」までの映像が満載。

今でこそデブでワンパターン、
様式美ハード・ロックのダサさの象徴みたいに言われるイングヴェイだが、
20代の当時は、並居るロック・ギタリストのなかでも、結構イケメンのほうだったし、
曲・ギターフレーズも多彩だった。
特にプロ・デビュー前のSTEELER時代と、アルバム「ODYSSEY」~「ECLIPSE」の頃はかなりイケてて、
STEELERの裏ジャケでのカッコ良さは、もう伝説的だ。
'80年代当時は技術的にも今より遥かに上で、現在のような荒いプレイが無く、
派手なアクションをキメながらも正確無比なハイ・テクニックを披露する様には、息を呑むしかない。

曲の良さも今とは比べ物にならないし、当時を知らずにイングヴェイをバカにする人たちにも、
ぜひ観てもらいたい一枚だ。
当時はなぜか不評だったジェフ・スコット・ソートの歌唱、アンダース・ヨハンソンのプレイも、
今観てみると、実はかなり素晴らしい。

読書日記(恩田陸/上と外)

2006-08-07 | 
恩田陸の、当初は文庫分冊形式(キングのグリーン・マイルみたいな)で発表された作品。
新書風分冊の「蛇行する川のほとり」もそうだが、リアルタイムで読んだ人たちは、
早く続きを読みたくて、そうとうイライラしたことだろう。

中米の国を旅行で訪れた少年一家が、クーデターに巻き込まれてジャングルにとり残され、
妹とともに必死の脱出を試みる・・・という設定、
主人公や準主役ともいうべきニコのキャラクター(こんな中学生いねーよ!とは思う)など、
とても魅力的な作品・・・になるはずが、
あまりに壮大な設定を生かしきれなかったのか、
なんだかストーリーが尻つぼみに終わってしまった感も。
特に、なし崩しに終わってしまった「成人式」には、かなりガッカリ。

ところで読みながら、練一家みたいな人たちが自分の家族だったらイイ・・・と思ったが、
よく考えたら、みんなスゴ過ぎて息苦しいかも、とも。

DVD日記(RAINBOW/Live In Munich 1977)

2006-08-07 | ブリティッシュハード
昨年、突如発売され大きな話題となった、
レインボーの「ライヴ・イン・ミュンヘン 1977」のDVDをやっと手に入れた。

もともと有名な「ROCKPALAST」として海賊盤で大ヒット(?)していた映像で、
私もブートビデオとDVDで持っていたが、さすがオフィシャル(崩れ?)・ソフト。
これまでのブートとは、次元違いの画質。
古い映像なので、ワイドショットで赤や青のライトが当たっている部分はさすがにツライが、
アップやピンライトの当たる部分は、感動的な鮮明さ。
故コージー・パウエルのカッコ良さときたら、もう・・・。

もちろん演奏は、「名演」とのお墨付き。
メンツ的にも、キーボードのディヴィッド・ストーンはともかく、
リッチー・ロニー・コージーの3人に、ベースにはボブ・ディズリー。
歴代ベストに近いラインナップだろう。

オマケの特典映像も凄い。レアなプロモーション・クリップ映像3曲に、
ボブ・ディズリーとコリン・ハート(マネージャー)のインタビュー(コレが胡散臭いが面白い)。

しかしこの商品、発売時の権利関係など胡散臭げで、いつ廃盤になるか判らないし、
ロック・ファンなら今のうちに買っておくべきDVDナンバーワンだ。

そういえば第2期以降の正式メンバーで後の消息が一切分からない人って、
ディヴィッド・ストーンだけかも。今何をしてるのだろうか・・・。

155日記(2006.7.31) 昇仙峡ドライブ

2006-08-04 | アルファ155日記
モロ地元ではあるが、昇仙峡へのプチ・ドライブ。

観光シーズン真っ盛りの美しい景色のなか、
適度なワインディング・ロードである昇仙峡グリーンラインを楽しみ、
大きな声では言えないが、
かつて夜な夜なスピン・ターンの練習をやった市営駐車場に車を停め、歩いて仙娥滝の方へ。

なんと知らない間に「山梨ワイン王国」という新しい施設ができていたが、これが良かった!
建物やバラが咲き乱れる庭園はキレイだし、試飲とかもできるし。
他にも滝方面には、お洒落で安いアクセサリーの店や、結構キレイな飲食店も新しく出ていた。

滝まで行ったら戻って、車で荒川ダムへ。
名物のそばとか食べたいところでだけど、腹が減ってなかったのでダムを一回りするだけ。

帰りは千代田湖を抜け、元・走り屋の聖地、和田峠で。
右へ左へとタイト・コーナーを曲がる車に、子供は大興奮。
かつての栄光空しく、今や寂れはてている昇仙峡だけど、結構楽しいっす!
近くの人が安く遊びたいなら、絶対におススメ。