役の行者が開創の寺院

国道342号線、登米町から一関街道を北上川沿いに北上していくと見ることができます。
弥勒寺は、白鳳五年(694)の建立とされ、安置されている弥勒菩薩は空海巡錫のおり安置されたとされ、以後、藤原清衡・基衡・秀衡の祈願所となった云われています。
弥勒菩薩は春日の作とされ、脇仏の阿難尊者立像は運慶、迦葉尊者立像は湛慶の作と伝えられています。
弥勒菩薩座像は宮城県の重要文化財に指定されています。
豊作を願う農民の信仰を集めており、迦葉尊者像の台座の墨書から、正徳年間(1711~16)に気仙郡(現 岩手県陸前高田市)にも信者がいたことがうかがい知れます。
弥勒寺は死者の魂が集まる場所として信仰を集め、毎年8月15・16日の盆法会の際には多くの参詣人で賑わいます。
「3年弥勒寺参りをすれば、死者に会える」と伝え、参詣人のなかに故人と似た人を見つけると、酒食を馳走するという珍しい風習もあります。
【弥勒寺館跡(弥勒公園)】
弥勒寺から墓地を通り抜けて進んでいくと、平場が現われてきます。
この地は「弥勒寺館」と呼ばれる中世の館跡です。
弥勒寺館は「仙台領古城書上」によると、南北15間、東西30間の規模で、鈴木正斎入道の居城だと記されています。
頂部に平場があり、平場を囲むように曲輪が配置されています。
平場を繋ぐ部分に空堀が巡らせあるのが確認できます。
【長徳山歓喜院弥勒寺MAP】
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