スマートハウスとは、エネルギーを最小限に抑えるエコな構造に加え、太陽光発電などでエネルギーを作り、それを蓄電池に貯め、IT技術で家庭でのエネルギー消費をを最適に管理・コントロールする次世代型の省エネ住宅のことです。
省エネ住宅との違いは、家庭での消費するエネルギーを太陽光パネルなどで発電し、それを蓄電する自給システムの導入です。蓄電には、電気自動車を活用するなど自動車メーカーとの開発が進んでいます。
IT技術の進化に伴い、給湯器や家電などの各エネルギー機器をネットワークでつなぎ、エネルギー消費量や二酸化炭素排出量が一目でわかるだけでなく、効率よくエネルギーを使うための管理・最適化するホームエネルギーマネージメント(HEMS)の技術を採用します。
スマートハウスのメリットとしては、太陽光や燃料電池などで発電した電気や、料金の安い深夜電力を蓄電池に蓄え、必要な時に使用すれば、光熱費の大幅削減につながります。
デメリットは、太陽光発電や蓄電池の現時点での設置費用の高さが上げられます。
深夜の安い電気料金を蓄電池に蓄えるということは、補助金が給付されるとはいえ、200万円もする蓄電池の購入、つまり200万円分の電気代を先に払ったこと意味します。
また、蓄電池である以上、劣化は避けられません10年程度で性能の低下、バッテリーの交換となれば、多大な出費は避けられません。
現在は、大手ハウスメーカー、電気機器メーカーそして自動車メーカーが共同で開発に取組すでに市場に出始めていますが。
一般に普及するかは、スマートハウスの主力となる太陽光発電・燃料電池・蓄電池の価格・性能の向上がカギと思います。



