今回の『東日本大震災』で被災地となった名取市で、以前施工した寺院の屋根瓦が被災したとのことで現地に行ってきました。
地震から3週間経過した時(3月31日)でしたが、名取インターチェンジ付近にはおびただしい住宅の残骸や車が散乱した状態でした。
その周辺では瓦礫の撤去と同時に、捜索活動が行われている最中でした。
名取インターチェンジから東側(海側)は津波の被災がひどく、見る所すべて荒野となり、かつて、どこに家があったかすらわからない状態です。
(写真は名取市郊外です。撮影地から200mの田んぼまで津波が押し寄せました。周辺住宅の瓦屋根も今回の地震で破損しています。)
寺院は津波からわずか200m程のところで難を逃れましたが、震度6強の地震により瓦屋根の棟部分が大きく破損していました。
(庫裡棟部が破損して下地の瓦桟がむき出しの状態です。)
今回は応急措置として瓦の残骸をとり、ブルーシートを掛けて終了しましたが、改めて自然災害の怖さを感じた一日でした。
