元インドネシア代表監督、スリランカ代表監督(野中寿人- 66番の部屋)

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外国人監督・・・の眼力探求

2011年11月24日 21時23分03秒 | 66番の思想
眼力・・・

この部分も重要なポイントです。



我々日本人なら誰でも経験をしたと思うのですが、走っている電車の窓越しから「次の駅はなんだっけ~~?」と、駅名の書かれている看板を、もの凄い目の左右運動を屈指して駅名を一瞬時に読み取った様な行為を思い出してもらいたいのですが、インドネシアにはこの様な動作はありません。

また、交通量の多い大通りを横切るのに、左右から来る車やオートバイのスピードや距離を計算し危険なく反対側へ渡る行為や、F1やモータースポーツなど、やはり、もの凄い速さの物体を眼で追う様な行為などもインドネシアにはありません。

この様な行為は、我々日本人にとっては幼年期から自然と眼力を養っていた行為ですが、ことインドネシアの状況に当て込めてみると首都のジャカルタや地方の大都市などでは若干は補えますが、地方の田舎で育った選手には全くと言って良いほど当てはまらない部分が多すぎるのです。

へたをしたら、のどかな田舎道では車の代わりに牛が横切り、街中の車やオートバイにしてもそれなりのスピードでしかない場合もあります。



野球において、140km前後のスピードで飛んで来る物体を目で追う行為・・・
まして、その物体が球体であった場合には・・・
また、落ちたり、曲がったりする場合は・・・?
球体を目で追い、その軌道点を線で捕らえて、距離感を算出して焦点を合わせるという行為などは非常に不得意なのです。

ストレートで投げられるボールであれば慣れれば何とかついて行けますが、緩急を混ぜられて投げられた場合には、その変化に対応が効かない傾向が強いのです。

従って、アセアン諸国での国際試合においてピッチャーなら135kmのスピードボールと、スライダー、カーブを持っていれば十分に通用してしまいます。

逆に100kmくらいの遅いストレートや変化球にもタイミングを合わせにくい特性を持っています。更に、逆を返せば120km前後のスピードとカーブが1球種くらいしか持っていないピッチャーは打撃練習のごとく、簡単に打ち崩されてしまうのです。

前にも述べましたが、アセアン諸国の選手は緩急に弱いんです。
アジアンSEAゲームスやアジアカップを制するには緩急です(大笑)



あと、何故だか・・・?
鳥眼の選手も多いんですよねぇ~

この原因は(憶測ですが)、インドネシアの場合、野球用具が高くて購入が困難のような問題から、野球活動をしている子供は中流階級以上の家庭環境が多いです。このため、この階級の子供は幼稚園の年齢くらいから猛勉強が開始され、小学校、中学校、高校、大学と、それなりに大変な学業の道を進んでいくことになります。

野球をメインとした日本のスポーツクラス併用の教育環境などもないため、猛勉強の合間に、野球を行うことになります。

更に、インドネシアの灯りについても、全般的に薄暗く、この点においても日本の環境と異なります。近年でのTVゲームや携帯チャットの普及にも大きく関連を及ぼしているでしょう・・・

このような要因から、眼の質が少々異なるのだと判断しています。


 外国人監督の宗教探求へ続く)
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