虹はポケットの中に

再スタート
何度でも生まれ変わる
自分の音を探す旅

ロックンロールのつくりかた8

2012-05-11 20:22:23 | ロックンロールのつくりかた
人づてに聴こえた噂によると、
ボクたちのデヴューライヴは何故か評判が良かった
これを機に、マサとボクのスタジオセッションは
より、熱が入っていった
それに伴って、レコーディングもしていった
ある日、マサの部屋に行ったら、ボクたちの
共通の友人、「アイコ」も一緒にお茶かなんか飲んでいた
ボクとマサは、アイコそっちのけで自分たちのバンドの話ばかりしていた
「ドラマーいないんだよなー」って話になったとき、
「あたし、やるよ」ってアイコが言った
アイコはドラムの経験はゼロであった
ピアノを少しやっていたくらいでバンド経験もほとんど無い
もっとも、周りにはボクとマサのようなバンドマンばかりだったので
「空気」みたいなものは感覚的に知っていた

マサが持ってきた次のライヴは、なんと、イギリスのアブストラクトな
ミュージシャンとの共演の話だった、ボクたちは高揚した
アイコのデヴュー戦がこれに決まった