Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

みみ爺、春の房総半島・林道つなぎ旅(7)…最終回    2013年3月16日 土曜日

2013-03-31 06:49:24 | サイクリング・自転車旅
       (7)林道丹原線<木更津市丹原→袖ヶ浦市米田>

       


 ここから今日走る最後の林道だ。旅の終わりが近づくとちょっと寂しいねえ。
       


 やっぱりこちらが終点と書いてあるよ。
       


 うわあっ、ここも静かな林道だよ。何も言うことないね。林道旅っていいねえ。
       

       


 さあ、もうすぐ林道もおしまいだよ。
       


 この先が国道409号線、通称房総横断道路だよ。
       


 今回は、暖かい日差しと風の音に包まれた、房総の静かな稜線づたいの旅だったよ。林道天津線の勾配だけがちょっとだけきつかったかな。でも、フロント26T、リアー32Tで難なく登れたよ。ただし、ゆっくりだけどね。さて、日差しも傾いてきたし、急ごうかね。ほんとは国道を避けて走りたかったけど、暗くなる前に自転車を片づけたいからね、走りたくない国道をひたすら走ったんだ。木更津駅に着いたときは、しかしもうだいぶ暗くなっていたよ。あ~あ疲れた。あ~楽しかった。次はどこへ行こうかな。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みみ爺、春の房総半島・林道つなぎ旅(6)       2013年3月16日 土曜日

2013-03-30 08:35:30 | サイクリング・自転車旅
       (6)林道音信山線<市原市万田野→木更津市丹原>

       


 県道160号線のガソリンスタンドの脇を入るんだ。
       


 1キロほど進むと杉田建材中間処理施設の前に出るよ。ここで道は2つに分かれる。林道音信山線は右だよ。
       


 ここも標示板には終点と書いてあるね。ということは丹原側が起点になるんだね
              

 小さなアップダウンはあるけれど、ここものんびり走れるね。車にはほとんど出合わないよ。以前はかなり荒れた状態の林道だったらしいが、そんなことは信じられないほど静かだよ。ほらっ、道の脇には落ち葉が積もってるよ。
       


 時々こんな眺めもあるよ。
       


 だいぶ日が傾いてきたよ。それにしても林道はいいねえ。こんな静かな道がどこまでも続くよ。
       

       


 この辺が音信山だね。この林道の坂のピークだろう。
       


 杉木立の間から夕陽が差してきているよ。ほ~ら、静かな道だろ。
       

       


 そろそろ林道音信山線はおしまいだ。
       県道<林道音信山線出口→林道丹原線入口>

       


 県道169号線を左へ1キロほど走ると、右のほうへ分かれる道があるよ。これが林道丹原線だ。
       
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みみ爺、春の房総半島・林道つなぎ旅(5)       2013年3月16日 土曜日

2013-03-29 09:16:08 | サイクリング・自転車旅
       (5)林道万田野線<市原市菅野→市原市万田野>

       


 大多喜君津線に出て左へ100メートルほど行くと、菅野トンネルの手前に林道の入り口があるよ。標示板には終点と書いてあるから、起点は万田野側なんだね。
       


 右手に市原市市民の森があり、明るい感じの静かな自然に包まれた道だよ。
       


 アップダウンを繰り返しながらゆっくり上って行くんだ。
       


4キロほどで万田野に着いたよ。林道大福山線と林道音信山線をつなぐ短い林道なんだけど、もっと走っていたい道だね。
 次は林道音信山線だね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みみ爺、春の房総半島・林道つなぎ旅(4)       2013年3月16日 土曜日

2013-03-28 09:28:59 | サイクリング・自転車旅
       (4)林道大福山線<林道戸面蔵玉線の中間点→大福山分岐点>

       


 いよいよ林道大福山線の起点だよ。日向で煙草を吸って休んでいた年配の森林警備員さんにシャッターを押してもらったんだ。
       
      

「簡単なもんだな、おれも一つ買うかなあ」
 そんなことをぶつぶつ呟いているその警備員さんを後に坂をのぼりはじめたよ。
 いいねえ、房総の山並みは。
       


 急勾配を少し上ってカーブを曲がると、舗装が切れて道はダートに変わったよ。道幅はかなりあるけど、ずっと未舗装だ。ところどころでリアーのタイヤが空回りするほどの勾配もあったね。
       
       

 静かな山並みだ。
       


 小さなアップダウンを繰り返しながら、終点の大福山分岐点だ。10年ほど前までは、林道大福山線は市原市菅野まで続いていたそうだが、現在はここ大福山展望台への分岐点までだよ。この先菅野までは市道に変わったらしい。なんでもゴルフ場などの開発に伴って変わったということだよ。
       


       市道<大福山分岐点→市原市菅野>

       


 それにしても、大福山からは道が未舗装から舗装に変わっただけで、雰囲気はそれまで走ってきた林道とほとんど変わらない静かな道だよ。以前はダンプカーが我が物顔に走っていたらしいが、少なくとも今日に限ってはまだ一台のダンプも見ていないし、車にも数えるほどしか出会っていないんだ。たまに森林警備員さんの立っているのに出会うだけだよ。今日はいい日なのかね。
              

 菅野に着いたよ。この道は大多喜君津線だ。
       


 さあ次は、林道万田野線だ。
 
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

みみ爺、春の房総半島・林道つなぎ旅(3)       2013年3月16日 土曜日

2013-03-25 09:21:58 | サイクリング・自転車旅
       (3)林道戸面蔵玉線<市原市戸面→君津市蔵玉>

       


 ここから林道戸面蔵玉線に入るよ。ここにも“房総ふれあいの道”と標示された道標が立ってるよ。
       


 杉木立に風が鳴ってるよ。道は緩やかに上って行く。
       


 土手に穴があいているよ。覗いてみると穴の向こう側は崖だよ。
       


 この林道は梅ヶ瀬渓谷の南側を通る稜線づたいの道なんだね。しかし木々に覆われていて、渓谷を見ることはできないよ。
       


 梢に風の渡る音を心地よく聞きながらペダルをこいで行くよ。車にも出会わないし上り坂は緩やかだし、いいねえ。おや、トンネルがいくつも続いて現れてきたよ。とても雰囲気のいいトンネルだね。このトンネルが現れると、そろそろ林道大福山線への分岐点だ。
       


 この辺は風が来ないよ。ここでお昼だ。淋しいところだ。頭の上で絶えずカラスの唸る声が聞こえているよ。のどの奥で唸るくぐもった声なんだ。なんだか脅されているようだよ。
実はみみ爺、カラスに襲われたことがあるんだよ。10数年も前のことだけど、仕事に行く途中で背の高い松の木が並んでいる道を歩いていたら、いきなり後ろから大きなカラスが飛んできて、みみ爺の頭をかすめてさっと梢に舞い上がって行ったんだ。そのとき首筋にカラスのはばたく風がバサバサ感じられて、心臓が止まるほど驚いたよ。あまりびっくりして動悸がいつまでもやまなかったね。また飛んでくるかと道に落ちていた棒切れを手に持って身構えたんだ。カラスのやつ梢からこちらを睨みつけてるんだよ。みみ爺ちょっと足が震えていたよ。ヒッチコックの映画を思い出していたんだ。でも、しばらく睨み合っていたらだんだん腹が立ってきた。カラスなんかに馬鹿にされたたまるもんかってね。それで手に持っていた棒切れを思わず梢のカラスに向かって放り投げたんだよ。カラスは飛び上って、見えなくなった。それからまだ動悸がおさまらぬまま職場に向かったんだ。

 こわい話はこれからだ。次の日だよ。みみ爺が同じ道を通りかかると、すぐ近くの松の木の枝に前の日と同じカラスが止まっていたんだ。目つきで同じやつだとわかったね。立ち止ったみみ爺を睨みつけるように見下ろしていたかと思うと、いきなり急降下してきて正面から頭のすぐ上をはばたいて後ろへ飛び去り、またユ-ターンして超低空で向かってくるんだ。不気味なほど地面すれすれに飛んでくるんだ。まるで機銃照射をしかけてくる戦闘機みたいにさ。その日は雨が降るという予報だったので、ちょうど傘を持っていたから、とっさにその傘をひろげたよ。カラスは広げた傘の上を翼ではたくと勢いよく舞い上がり見えなくなった。みみ爺、まだ雨も降ってないのに傘を差したまま会社へ向かったよ。

 その日の帰り、その道は無事に通り過ぎたんだが、表通りに出て歩道橋の上に立った時、不意にはるか遠くのビルの屋上に止まっている鳥の影がに目に入ったんだよ。どきっとして確かめるようにそいつを見ていたんだ。鳥だとはわかるがかなり遠くだったので鳩だかカラスだかよくわからないんだ。それを確かめるようにじっと目を凝らして見ていると、そいつはいきなりビルの屋上から飛び降りるようにダイブして、遠くのほうから低空飛行のまますごいスピードで真っすぐこちらに近づいてくる。あのカラスだ、と思った時にはもう頭の上をかすめて行ったよ。そして、今度は近くのビルの上に舞い上がって止まり、こちらを見下ろしているんだ。駅に着くまで、カラスはビルの屋上を転々と飛び移って、追いかけてきたよ。おお怖いね。

 電車に、いく駅か乗って自宅のある駅に降り立ち、まさかここまでカラスも追いかけてこないだろうとは思ったが、カラスの姿を見るたびにやつじゃないかとびくびくしながら家に帰ったよ。
 それからも何日かずっとそのカラスに睨まれながら仕事に通ったんだ。こんな怖い日々は後にも先にもなかったね。後で知ったんだがその頃はカラスが子育てをしている時期だったらしいよ。それで、たまたま巣のある松の木の下を通りかかったみみ爺を警戒して襲ってきたようだね。そしてまた、よりによってみみ爺が棒切れなんか投げつけたものだから、頭のいいカラスに覚えられて睨まれたんだね。カラスには気をつけたほうがいいよ。カラスをあなどっちゃいけない。
 
 相変わらず頭の上でカラスが唸っているよ。少し食い物をよこせとでも言ってるのかね。ちょっと怖いけど知らん顔してコーヒーをすすったよ。ごめんよ、あげる物はないよ、みんな食べちゃったよ。
       


 そろそろ出発するかね。次は林道大福山線だよ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする