Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

静かな利根運河のサイクリングロード          2017年1月28日 土曜日

2017-02-01 08:06:43 | サイクリング・自転車旅
 風もなく穏やかな日和というので出掛けてみた。日中の気温は13~14℃くらいまで上がるという。
 おにぎりを持って、朝8時半に家を出たが、この時間はまだかなり寒かったよ。しかし、ペダルをこいでいるうちに、すぐに身体は暖まって来た。いい天気だ。
     


 家を出てから30分くらい走ったろうか、北総線沿いの国道464号の歩道から見た“金山落”の冬枯れた姿だ。この川は下手賀沼まで続いている。
 細々と流れる水面に冬の青空が映っているよ。枯れ草や枯れ木に周囲を囲まれた淋しい景色の中で、それだけが救いのようにきれいだね。
     


 ここは海上自衛隊下総航空基地だ。遠くに整然と並ぶ飛行機の尾翼が見える。飛行場の芝生は一面枯れて明るい広がりを見せている。
     


 県道8号・船取線を横切ったところから入道溜という交差点までの区間は、道が狭いうえにかなりの交通量だったが、大津川沿いの道に入るとうそのように静かになる。自転車は、やっぱりこういう道を走るのがいいね。
     


 新京成電鉄のくぬぎ山駅だよ。ちょうど津田沼方面へ向かう電車が入って来たところだ。
     


 立派な山門のあるこの寺は、日蓮宗の瑞雲寺という。近くには松飛台小学校や牧野原中学校、そして県立松戸国際高校があるよ。
     


 道から見る本殿もかなり迫力があるね。
     


 車の少ない春木川沿いの道から一転、松戸駅付近はかなり車が多く賑やかだ。江戸川の土手の上に自転車を押し上げ、サイクリングロードに出たときはホッとしたね。空はどこまでも晴れていて風もない。
     

     


 河川敷のグランドには野球やサッカーをする人たちが大勢いるね。
 サイクリングロード上には、ロードバイクのグループや散歩を楽しむ人々が行きかっている。土曜日で、天気もいいからね。
     


 空を映した江戸川の水面が実にきれいだ。よく整備されたサイクリングロードだよ。
     


 のんびりと日差しを楽しみながら15キロほど走ると利根運河に着いた。
     

     


 運河の北岸にも道はあるが、今日は南岸の道を行くことにする。
 江戸川サイクリングロードを走ってくるロードバイクのほとんどは、そのまま関宿方面に進んでいくため、この利根運河沿いの道はとても静かだ。
     

     


 東武野田線の“運河駅”の近く、対岸の運河水辺公園はたくさんの親子連れで賑わっている。
     


 桜並木だ。この辺は桜の名所としても有名らしい。花の頃に走るのもいいね。
     


 この運河に沿ったサイクリングロードはとても静かだよ。景色も道も。
     

     


 ポカポカ日のあたる土手の斜面に自転車を寝かせて、のんびりおにぎりを食べたよ。
     

     


 人も自転車もほとんど通らない。ほんとに静かな道だ。
 十代、二十代の若い頃は、人の多い町中へ繰り出すことは平気だったし、それが楽しかった。今はどうだろう。むしろ人のいない野や山へ出かける方がいい。静かな場所を好むようになった。
 はやい話が、人の多い町中へ出ると、一体どっちに行けばいいのかまごまごおどおどするばかりだから、静かな一本道の方が迷わず気が楽だということだ。
 賑やかな町中や人込みに出たくなくなったというのは、まさしく年を取ったということだね。
 利根川までわずか8キロほどの距離だが、静かで雰囲気のいい道だったよ。今日はこの道を走ることができてほんとによかった。

 道は利根川サイクリングロードに変わった。広い河川敷の空には、モーターハンググライダーや、宙返りを繰り返すラジコン飛行機の姿が見られたよ。
     


 冬の田の向こうに大きな屋根が見える。
     


 布施弁天東海寺という。弘法大師空海によって創建されたと言われ、上野不忍や江ノ島とともに関東三弁天の一つと呼ばれているようだ。県の重要文化財にも指定されているらしい。
     

     


 再び土手の道に戻ったが、いつの間にか道の舗装が無くなってしまったよ。利根川サイクリングロードに戻ったつもりが、どうやら土手一つ間違えてしまったらしい。
 引き返すのも癪なのでそのまま進むことにした。枯れ草の上はふわふわしていて走り心地はそんなに悪くない。
     

     


 我孫子市街の入り組んだ道に迷いながらも、なんとか見慣れた風景の中に出ることができたよ。やれやれ。手賀大橋だ。
     

     


 朝、冬枯れた景色の中に細々と水の流れていた“金山落”が、これだけ豊かな流れになっている。白鳥もいるよ。
     

     
コメント (6)
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