Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

“大六天の手賀沼”を見てきたよ         2018年3月26日 月曜日

2018-03-29 18:23:50 | サイクリング・自転車旅
 今日も天気がいい。
 みみ爺は花粉症になってしまったらしく、目が痒い。鼻水やくしゃみもしきりに出る。
 それでも、花粉症対策用のメガネをかけて手賀沼へ出かけたよ。

 途中の公園では桜がきれいに咲いていた。





 これは手賀沼サイクリングロード脇の辛夷だ。



 浦部の丘の上に公園らしきものがあって以前から気になっていたが、地元の人に尋ねると、「大六天公園」だという。道を教わり、行ってみることにしたんだ。
 丘の上に上る細道だよ。この先の急勾配を上りつめると稜線にでる。



 稜線の道からさらに細い道をたどっていくと、その公園はあった。“印西八景・大六天の手賀沼”と記された標柱が立っているよ。



 なるほど、なかなかいい景色だ。



 これが“大六天の手賀沼”なんだね。素晴らしい眺望だよ。



 公園の中央には、大きな御神木に囲まれた大六天神社があるんだ。



 神社と言っても社殿があるわけでもなく、小さな祠が一つあるだけだが、それを取り囲むたくさんの御神木のかたまりが、そのまま巨大な社殿のようでもあり、足を踏み入れるのがためらわれるような厳かで秘密めいた、そしてちょっとおっかないような雰囲気が漂っているよ。



 この神社は、前方後円墳の上にあるのだそうだよ。
 鳥居のある側が前方部、東屋側が後円部になっているということだ。





 神社の周囲は公園としてよく整備されている。





 きょうはいい場所を見つけたね。



 家に帰ると、しきりとくしゃみが出て、鼻水が止まらなくなった。目もやたら痒い。うんざりだ。
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房総半島、まだ始まったばかりの春…みみ爺一人旅      2018年3月18日 日曜日

2018-03-23 11:47:25 | サイクリング・自転車旅
 このところ暖かい日が続いている。天気もそれほど悪くない。みみ爺の気持ちはなんとなくそわそわしてきていた。どっかへ行きたいなあ。
 
 今年初めての輪行は、小さな無人駅、外房線の太東から走ってみることにしたんだ。
 今日のルートはそれほど長い上りがあるわけでもないからのんびり走れるだろう。13コある上りのピークは全てせいぜい標高100メートルあるかないかで、しかも0から上るわけではないんだ。



 朝9時に出発したよ。空は曇りがちだが、青空も見られる。



 駅を出てまもなく、空はきれいな青さで、日差しもなんとなく春めいていて柔らかい。…この青空がずっと続いてくれるといいんだがね。
 今年初めての輪行旅は、ペダルがとても軽い。じつに楽しいね。



 青空の半分はみみ爺の嫌いなねずみ色の雲に覆われ、せっかくの日差しもさえぎられ気味だよ。



 おや、水仙が元気に咲いているよ。こんなに生き生きと咲いている水仙を見られたのは運がいいね。



 菜の花もあちらこちらに見られる。



 しかし、風景はまだなんとなく寒々としているよ。日差しが薄いせいもあるのだろうが。



 最初の小さなピークにあるトンネルだ。八坂隧道とかいてあった。
 トンネルを抜けるときはいつもワクワクする。その先にある風景が楽しみなんだ。



 トンネルを出た先はまだ田植え前の淋しい田園風景だよ。






 薄日が差す田舎道の斜面には、ちらほら菜の花が揺れている。



 いい道だなあ。のんびりと走れるよ。





 田植えはまだ先だろうが、すでに水の張られた田もある。



 この道は、市野々農道というんだね。





 それにしても、なんとなく気分が沈むような曇り空だよ。



 生き生きと咲く花を目にすると少し元気になるね。静かな道だなあ。



 石垣が見える。…はて、なんだろう。



 大円寺という天台宗のお寺だね。寺というとつい覗いてみたくなる。なぜだろう。ここ数年のことだ。





 曇り空だと風景が暗いよ。





 それでも、道の雰囲気はステキだね。





 晴れていたら、花もきれいなんだろうな。



 林道の入り口があるよ。入ってみたくなるが、予定していなかったので我慢する。



 県道27号は車が多いね。



 きれいなピンク色の花が咲いているよ。万作の花だ。





 道を素直に上っていたら、「熊野の清水」のある熊野神社を通ったはずだが、つい惹かれるように右の細い道へ入ってしまったんだ。





 で、熊野神社の存在に気づかずスルーしてしまったんだ。ちょっと悔しい。
 道はまた山奥へ入っていく。いい感じだ。



 上りのピークのトンネルだ。三川トンネルというんだね。



 トンネルを抜けるとお決まりの、気持ちのいい下り坂だよ。
 棚田があり、田起こしをしている。





 三川の集落のはずれにあった。石仏には三川講中と彫られている。思わず手を合わせたくなるような、かわいらしい野仏だよ。道にしゃがんでたわいなく笑いかけてくる幼女のような雰囲気だ。



 あれま、どうするかね。…自転車なら通れるだろう。



 たいした崩落ではなさそうだよ。でもまあ、急いで通り抜けよう。



 古いお蔵だ。別にどうということも無いが、こんな風景はけっこう好きだよ。



 棚田だ。まだまだ冬の姿だね。



 道はまた緩やかに上っている。このピークのトンネルは3つ目だ。



 トンネルを出た左手の崖の上には竹林がある。写真ではよくわからないが、断層のように横に走っている崖の割れ目から、きれいな水がおびただしく染み出し、滴っている。竹林もきれいだが、無数に滴る水もなんと清冽なことだろう。



 平蔵川を渡る。



 斜面に埋もれそうな馬頭観音だ。こんな風にひっそりと、人目につかないような石仏に心を惹かれる。



 坂を上り詰めるとまたトンネルだよ。今日4つ目のトンネルだ。



 トンネルの先にはいい感じの道が続くよ。







 5つ目のトンネルだ。ここでもトンネルが上り坂のピークにあるよ。坂を上っていてトンネルが現れてくるとホッとするね。
 ちょっと小ぶりのトンネルだね。しかも暗く長い。滝の沢隧道と書いてある。





 トンネルからの下りもこんな感じでとてもいい。





 高滝湖へ流れる古敷谷川だよ。青みがかった水の色がきれいだ。



 高滝湖への最後の上り坂の途中だ。県道173号だよ。



 木蓮がきれいに咲いているよ。真っ白だ。



 上ってきた道を振り返ってみた。かなたに房総の低い山々が見える。



 こちらもきれいだね。手前の細い枝の黄緑の若葉と、その先の白とピンクがとても鮮やかだよ。



 高滝湖が見えてきた。空が曇っているので残念。晴れていればもっときれいなはずなんだがね。





 高滝湖に沿った道をしばらく進むと、小湊鉄道の踏み切りに出た。



 さらに進むと、高滝ダムを正面に眺められる展望テラスがあったよ。ベンチやテーブルもある。



 みみ爺はここでお昼をいただくことにしたんだ。風が強く寒かったけれど、温かいインスタント味噌汁のおかげで、冷たいおにぎりもおいしく食べることができたよ。



県道168号を西へ。





 音信山トンネルだ。中でカーブしているので、出口が見えない。
 このトンネルの上には、林道音信山線が通っているんだ。5年前のちょうど今頃「春の房総半島・林道つなぎ旅(6)」で走ったことがあるんだよ。そのときのことを思い出しながらトンネルを抜けた。



 トンネルを過ぎて、さらに静かな県道を行く。





 県道をそれ、一つピークを越えて、泉川沿いの道に出る。





 泉川沿いのこの道もなかなか静かで、いい雰囲気の道だよ。





 圏央道の高架橋の下をくぐる。



 大きな木蓮の木だ。くすんだ風景の中で、ぱっと目を引く。



 久留里線の踏み切りだ。ちょうど一両編成の電車が走ってくるよ。





 田の中のまっすぐな道を行くよ。右手の遠くに、菜の花が群生しているのが見えるね。





 小櫃川の橋を渡る。わずかにのぞいている青空が恨めしい。





 また細い道を行く。広い道と細い道があると、どうしても細い道のほうへ入っていきたくなる。いいときもあれば悪いときもある。



 道は未舗装になり、圏央道の下をくぐる。



 未舗装の道をさらに行くと急勾配。





 広い道に出たよ。ホッと一安心。
 しかし、…見覚えのあるような風景だな。以前、大原から大多喜城を通って木更津へ抜けたことがある。2016年の12月だった。そのとき通った道なんだ。



 

 同じ道を走ると、必ず同じ風景の写真を撮っている。自分の感性がちっとも変わらないのがおもしろいね。
 この道もそのとき走ったね。静かな道だよ。



 が、この先からが違う。圏央道脇の道を選んだため、20%の急勾配のアップダウンに遭遇してしまったんだ。その写真が無い。急勾配にあえいでいたので、それどころではなかった様だ。
 もうすぐ木更津だね。



 木更津の市街に入ったよ。やれやれ。



 矢那川沿いの道だ。駅はもうすぐだ。



 帰りの電車が来たよ。お疲れさん、みみ爺。



 今日はほとんど曇り空の下を走ってきた。道はとても変化があって楽しかったけれど、曇っていた上に、午後からは風も強つよくなり、それが残念だったね。
 それにしても、今日は日曜日なのに、たった1台のロードバイクにも会わなかったよ。もっとも、マイナーな道ばかりを走ってきたからね。
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手賀沼にも春が…                    2018年3月12日 月曜日

2018-03-15 08:04:00 | サイクリング・自転車旅
 一月ぶりぐらいで手賀沼を走った。
 手賀沼サイクリングロードの早咲きの桜が咲き始めているよ。



 青空に映えてきれいだね。



 観音寺の観音堂に降り注ぐ日差しにもなんとなく温かみが感じられるよ。



 凍てついていた浦部川の谷津道も、いつの間にか緑に変わってきているね。



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北印旛沼方面へ行ってみた         2018年3月2日 金曜日

2018-03-10 14:34:32 | サイクリング・自転車旅
 ようやくインフルエンザ地獄から生還することができた。長かったよ。年をとると長引くんだ。
 朝から風が強い。しかし天気がいいので出かけることにしたんだ。
 今日は、印西市の東のほうを走ってみようと思った。
 
 ここから師戸川沿いの谷津道を行くんだ。



 この谷津道は車はもちろん人もほとんど通らない。のんびり自転車で走るのは最高に気持ちがいい。
 田んぼにはまだ水が入っていないよ。



 斜面には、春先に咲くホトケノザが開きかけている。



 この静かな谷津道は西印旛沼の舟戸大橋まで、およそ10キロほど続いているんだ。風景が季節ごとに様子を変えるので楽しい。



 今日は5キロほど行ったところでこの谷津道を離れ、丘陵地帯へ急勾配を上って行く。



 急勾配を上った先に栄福寺薬師堂という古刹があった。これは国の重要文化財にも指定されている。屋根が茅葺で、前に訪ねた宝珠院観音堂と似ているような造りだね。正面には回向柱が立っている。





 同じ敷地に熊野神社があるよ。神仏習合の形態というのだろう。



 境内には梵鐘の失われた鐘楼がぽつんとたっていて、淋しく風が吹きぬけている。



 栄福寺薬師堂を出て、いったん道を下り、北総線と国道の下をくぐって、ふたたび急勾配を上る。



 その先はこんな感じの山の中の道だ。





 道は県道65号に出た。
 県道沿いには龍腹寺という寺がある。しかし本堂は入り口が施錠されていて入ることができない。
 100メートルほど離れたところに仁王門と延命地蔵尊があった。



 正面に回向柱の立った延命地蔵尊の地蔵堂だよ。



 こちらの鐘楼には梵鐘があるね。



 仁王門横の注連縄の張られた小道を下ると谷津田に出る。





 荒れた谷津道を進み、山の中を走ると、目の前にふたたび広々とした谷津田が広がったよ。







 六地蔵の先に、特別な雰囲気を持った龍湖寺の山門があるよ。今は梵鐘はなくなっているが階上が鐘楼になっていて、その特異な構造は歴史的にも貴重なものだそうだ。







 龍湖寺の本堂だよ。大きな子育て観音が目を引く。



 風化して、なかなか味のある六地蔵だね。



 この時季、白鳥たちはシベリアに帰ってしまって、もう見られないだろうと思ったけれど、それほど遠くではないので「白鳥の郷」へ足を延ばしてみたよ。

 やっぱり白鳥の姿は無かった。
 朝夕にはまだ10羽ほど見られるらしいが、この時間はどこかへ餌を探しに出かけているらしかった。
 たくさんの白鳥たちがふたたび戻ってくる秋にはぜひ来てみたいね。



 道の両側に広々と広がった田んぼはまだ冬の姿だよ。 



 かなりの強風の中に波立つ北印旛沼だ。



 しばらく我慢して強風の中を走り、ふたたび急な坂を上って丘陵地帯へ入って行くと、如意輪観音堂というお堂があったよ。
 風雨に削られ、角が丸くなったたくさんの石塔が並んでいる。



 風化の様子から過去の長い年月を思わせるよ。



 道をさらに進んでいくと、淋しい山の中に崩れかかった長屋門が目に留まった。ひどい荒れようだよ。もちろん人の気配は無い。何かもの悲しい。



 松虫姫伝説で知られる松虫寺だ。


 
 仁王門の先に本堂がある。こちらも正面に回向柱が立っているね。
 この寺の本尊の七仏薬師瑠璃光如来は国の重要文化財にもなっている秘仏で、33年に一度のご開帳のときにしか見られないんだ。次は2045年になるそうだよ。みみ爺はたぶんあの世でお目にかかることになるだろうね。



 木々に囲まれたこの松虫寺の梵鐘はどんな音色で響くのだろう。



 本堂の左奥にあるのは松虫姫神社だね。こちらも寺と同じ敷地に神社がある。神仏習合の形態だ。
 松虫姫を祀った神社というだけあって、色彩華やかに彩られた小ぶりでかわいらしい神社だよ。



 松虫寺をあとに春らしい日差しの中を走る。



 春なんだねえ。

 
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