Randonneur旅日記

おじいちゃんの自転車一人旅
輪行サイクリングと
のんびりポタリング

冬晴れの手賀沼                2018年1月11日 木曜日

2018-01-12 09:38:06 | サイクリング・自転車旅
 今季最強の寒波により九州、四国、中国地方でも雪、そして北陸東北では大雪、というニュースが流れている。
 朝、寒さを覚悟して家を出たんだ。各地の寒さと大雪とは裏腹に、千葉は穏やかに晴れているよ。昨日の予報では6~7メートルの強風が吹くといっていたので、それも覚悟していたんだ。
 ところが、青空は果てしなく広く、ほとんど風も無い。防寒用のウインドブレーカーの下にセーターまで着込んでいたが、暑くなって途中で脱いだよ。日差しが暖かく感じられた。大雪で苦しんでいる地方の方々には申し訳ない気持ちだ。



 とても奇妙なものを見つけたんだ。植物の一種なのだろうが見たことが無い。そばによってしげしげと眺めたり写真を撮ったりしていると、そこの主人らしき人物が現れて、
「恐竜かぼちゃっていうんだよ」
 と言う。
「かぼちゃですか」
「かぼちゃと言っても、装飾用で食べられない」
 手で触れてみるとカチカチに硬い。
「すっかり乾燥すると、中で種の音がするんだよ」
 手にとって振ってみると、ちょうどマラカスのような音がする。
「よかったら持って行っていいよ」



 一ついただいて持ち帰ったが、
「装飾用といっても、そんな気持ちの悪い形をした物は家の中に飾るところがありません」
 と家内が言う。
 太い血管が浮き出たような胴体を見るとたしかにそうだね。しかし恐竜かぼちゃとはうまい名前だ。こうして見るとまさに首長竜かプロントザウルスを連想させるよ。



 緑の部分が少し残っている。まだよく乾燥していない。振っても種の音はしない。とりあえずよく乾燥させて、“恐竜マラカス”にでもしようかね。
コメント (6)
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静かな正月                    2018年1月1日 月曜日

2018-01-02 17:12:15 | サイクリング・自転車旅
 一月元旦、浦辺仁王尊観音寺の観音堂には大勢ひとが集まっていたよ。護摩供養の最中だった。
 例の大太鼓が静かに響いていている中に、読経の声がここちよいく流れている。和尚さんが言っていたのを思い出す。
「この観音堂はね、中でお経をやっているのをここで聞くのが一番いいんだ」
 木々に囲まれた観音堂から聞こえてくる読経の声は確かに心を引く。





 泉倉寺のほうはひっそりとして人の姿は無かったよ。ただ、正面の扉が開いていて、ガラス越しだがお堂の中を見ることができた。
 金色の本尊の姿があったよ。阿弥陀如来だ。
 こちらにはほかに県の有形文化財の延命地蔵菩薩坐像があるそうだが、重要文化財のため厨子の中に収められているという。





 宝珠院観音堂(光堂)にも人の姿は無く、しんと静まり返っていた。いつもとまったく同じだ。ここでは時間が止まっているかのようだね。
 静でいい正月だよ。

コメント (2)
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