らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

カサブランカ

2019年07月24日 09時32分29秒 | 日記

 

一昨日に咲き始めたカサブランカ(ユリ)。その時は一色だけで、6種類でAmazonから買ったのにガッカリだな、と思っていたが早とちりだったようで、時間が経つとだんだんと色が変わってきた。本当に6種類なのかも知れない。

昔は通販でまともなものが手に入ることは少ない、というのが共通認識だったように思う。母も通販で何度か花(球根)を買ったことがあったらしいが、みんな写真と違っていたと憤慨していた。しかし、昔はそれが通販だと諦めていたように思う。
だから日本ではなかなか通販が伸びなかったが、それを覆したのがAmazonだったわけだ。Amazonが出てくる前は本当に通販は信用できなかった。だからわざわざ遠くの店にまで出かけていた。

僕も都落ちした当時は、もう20年前になるが、Amazonはなかったので、わざわざ県都の楽器店(新星堂、その後閉店)まで出かけたり、お茶の水の楽器店に出かけた事もあった。
ちなみにAmazonでの初めての買い物は2003年12月に押尾コータローのCDを買っている。こういうデータが簡単に見られるというのもすごい話だ。改めてみると。

それから15年余り、今ではあらゆるものをAmazonで買っている。Amazonがここまで大きくなったのは送料無料もそうだろうけど、やはり通販の信頼性が格段に上がったせいだろうね。昔のあのいい加減な通販の態度では送料を無料にしたとしても誰も利用しなかっただろう。ドラッガーの言うところの顧客の満足度を上げることこそが企業の存在価値だ、という経営の理念を実践したのがAmazonだったわけだ。

リーマン時代に受けたセミナーの講師はドラッガーを心酔していたが、結局日本の経営者は誰もドラッガーの本質を理解していなかった、ということになるのだろうか。Amazonが成功したのは画期的な何かではなく、日本人がバブル崩壊で忘れてしまったドラッガーの経営理念、企業とは何かを実践しただけだと僕は思っている。思えばあの頃(90年台半ば)はまだ企業理念を説く余裕があったということなのかもしれない。

さて、Amazonのそういう信頼性を考えると、今回のカサブランカは残念な気がしていたが、早とちりだったようで安心した。これならば今年の秋にもまた第二弾として球根を買ってもいいかな、と思っているところだ。
しかし、球根を植えて花が咲いたと喜ぶ自分に自分でびっくりする。年をとると園芸に興味が湧く、というあの講師の話は本当だったなあ、とドラッカーの話とともに懐かしく思い出す今日この頃だ。

コメント
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