らむ茶の独り言

ロックとノンアルコールビールと田舎暮らしを愛するガーディニング野郎の勝手な独り言。

義援金

2011年11月26日 09時57分05秒 | 日記・エッセイ・コラム
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いよいよ冬らしい天気になって来た。昨日は最高気温1℃。冗談じゃないよねえ、まったく。ガソリンスタンドのバイトの女の子が本当に寒そうに仕事をしていた。外で作業をするには本当に厳しい季節になった。仕事はいくらでもあるという人はそういう仕事をやった事があるのかと言いたい。

ボランティアに来たら被災地の人がもらった義援金でパチンコやってるのを見てハラが立った、という記事を見かけた。何だろう。義援金はパチンコに使ったらダメだという事なんだろうか?ケータイはいいのかな?食料品はいいけどCDやゲームはダメだという事かな?カラオケは?宝くじもダメかな?

オレ様が無償でボランティアをやってあげてるのにオマエら被災地の連中は何だ!という事を言いたいのかな?ウチのおふくろは2回ほど募金箱に五千円札を入れていた。そのお金がパチンコに使われてるとなるとたしかに気分は良くないわな。思うんだが、使い方と相手を限定して募金出来る様にすれば良いんじゃないか。被災地、じゃなくて岩手県ナントカ町とか。ってそんなコト言ったら手間ばっかり面倒か。

個人的には募金はしない事にしている。使われ方がよく判らないし対象が余りに漠然としてる。たまにやって来る募金をお願いに来る得体の知れない連中が実に如何わしい。前にカチンと来たセリフがあった。恵まれない子供達に募金を、とそこまではいい。アフリカだかエチオピアだかまあそんな所らしいが、今度ボクもそこに行くんですよ、とぬかしやがった。その一言にアタマに来たのだ。

昔読んだつかこうへいの小説に同じシーンが出て来る。募金箱を持って街角に立ってる姿を見ると無性にハラが立つというのだ。そんな暇があったら自分で働いてその金を全部寄付すりゃいいだろうと、と。人の善意をアテにしてオマエは一体何をしてるんだ。ふざけるなこのヤロウ。とまあこういう感じ。

オレも、今度現地に行くんです,というセリフでムカッと来た。その金は誰が出すんだ?まさか募金の中からじゃないだろうな。その旅費はこうやって集めた募金全額よりも高額じゃないのか?滞在費は?本人は悪気は無いだろう。良い事をしてるつもりだろう。だがオレに言わせたらふざけるなこのヤロウ、という風にしか思えない。その旅費から滞在費から何から全部募金して現地に送った方がよっぽど有益じゃないのか?と。オマエさんが医者かなにかで特別に何かの役に立つなら別だが。

被災地の失業保険の期間延長を打ち切るらしい。早ければ1月中旬から切れるのだとか。あんまり給付が長いと労働意欲を失うからだという事だが、未曾有の災害と言いながら実はそう思っていない事がよく判る話だ。もうマスゴミもあの災害に飽きてしまった。連中は腹の中ではもっと大きな災害が起きるのをいつかいつかと心待ちしてる。政府は政府で被災地には渋るくせに為替介入で1日で補正予算かそれ以上の金を簡単に投入する。一体どうなってんだかな。

被災地の為に増税までしようという時に同じ金額をたった一日で使う。その為替介入で買ったドルは結局アメリカ国債を買うみたいだしね。そのアメリカ国債はこの未曾有の第災害時にも売却出来ないと来たもんだ。専門家とやらはアメリカ国債は売却出来ないもんだ、としたり顔でテレビで話す。なんじゃそりゃ。じゃあ一体何の為にアメリカ国債を買ってるんだ?だったら買うなよ、と思うオレの方がどうかしてるという事なんだろう。テレビに出て来る専門家とか知識人とか称する連中には矜持とかそういうモノは皆無なんだな。

それにしても今回ほど専門家という連中が能無しだと思った事は無い。要するに何も知らないわけだ。知らないくせにしたり顔で話す。実にタチが悪い。そんな事ばっかりやってるから国民の大半はもう政府を信用しなくなった。もっとも昔から日本の政府は何もしてないけどね。全部民間の会社に勤めるフツウの国民が死に物狂いで働いたからの経済大国だった。政府がやってる事はタダの規制だけ。どうでもいい事を規制してるだけ。その規制を外しただけで経済は大きく伸びてきた。結局オマエら能無し役人がやってる事は足を引っ張って溺れさせてるだけ。

それを今度はアメリカを使って規制撤廃だと。それも暴走する資本家の言いなりの規制撤廃だ。まあオレがぼやいても世の中は変わらない。このぐらいにしとくか。



コメント
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