LOVE AND GLORY

-サイキックの眼-

西日本グリーンきっぷ(特別版)後編

2023-03-03 16:07:17 | 時間旅行

 
西日本グリーンきっぷ(特別版)後編
 

 

 
西日本グリーンきっぷ(特別版)
ー おとなび会員限定 ー
JR西日本全線の新幹線・特急列車 2日間乗り放題
グリーン席・普通席 6回分の指定が可能
利用期間 2023年1月30日~3月13日
〔2日間・20,000円〕
今回利用日・2月26~27日
 
 
 全 行 程 
 
2023年2月26日(1日目)前編
🔹奈良 06:00《快速》06:35 天王寺
🔹天王寺 07:00《くろしお4号※》07:20 新大阪
🔹新大阪 07:35《ひかり531号》09:46 新下関
🔹新下関 09:59《まるまるのはなし※》12:52 東萩
🔹東萩 14:00《普通》15:12 益田
🔹益田 16:04《Sまつかぜ12号💺》18:16 松江


 
2023年2月27日(2日目)後編
🔹松江 10:59《やくも14号》13:38 岡山
🔹岡山 13:43《Sいなば7号💺》15:32 鳥取
🔹鳥取 16:21《普通》18:19 城崎温泉
🔹城崎温泉18:53《こうのとり28号》21:44 新大阪
🔹新大阪 22:17《はるか58号》22:42 京都


 
・《💺 指定席・グリーン席》6回分指定
・《くろしお4号※》特急指定席別途¥550課金
・《まるまるのはなし※》快速指定席別途¥530課金

 
 
西日本グリーンきっぷ(特別版)前編
松江シティホテル
こちらからの続き 
 
 
🔲 松江 10:59《やくも14号》13:38 岡山 
 

松江駅から2日目、後半の出発!
 

奥大山の天然水
地産地消
 

岡山駅8時5分発の“特急やくも3号”が松江駅に到着する。
このパノラマグリーン車に乗りたかったが…
そうすると予定が組みにくかった為
今回は眺めるだけとした。
 

岡山駅行き“特急やくも14号”入線
 

 

 

 

 

 

381系車輌名物の床下エアコンのダクト
 

 

 

 

岡山駅名物弁当“島根牛 みそ玉丼”
 

半熟のたまごを割って食べる
 

しばらくして「大山」が見えてきた
こんなに美しいとは…知らなかった
m(_ _)m
 

ため息が出るほど美しかった
 

途中の山間部も、
昔のままの集落や風景が垣間見えた。
 
岡山駅に到着
続いてホーム向かいの
“特急スーパーいなば7号”に乗り継ぐ。
 
 
 
🔲 岡山 13:43《Sいなば7号💺》15:32 鳥取 
 

 

 

何も知らず最後列の指定席を予約するも…
途中の上郡駅で進行方向が変わり
最前列パノラマ展望席へとグレードアップする!
 

上郡駅から智頭駅まで智頭急行の保線作業員の方が同乗。
線路を目視で点検されているよう。
自然険しい山を走る沿線に変化は無いか?
特にトンネル内では前に身を乗り出してチェックされているようでした。
そして智頭駅に到着し乗務終了…
するとスッと180度体の向きをかえ
客席に向かって深く一礼し下車されました。
柔道の精神や作法のごとく。
一瞬…息を呑んでしまった。
自他共栄の精神。
 

単線行き違い
大阪京都行き“特急スーパーはくと”
 

鳥取駅に到着
 

広い駅構内
だれもいない
 
 
 
🔲 鳥取 16:21《普通》18:19 城崎温泉 
 

鳥取駅前のこの場に立つのは
35年ぶりくらい。
“夜行急行だいせん”で早朝に降り立った。
 

駅員さんの改札口
 

 

 

 

 

 

東方面に走行する普通列車
西へ沈む夕陽が列車最後部に映る
 

 

浜坂駅 車中から
 

餘部駅
絶景、餘部鉄橋へ。
 

 

餘部鉄橋を渡る
美しい
 

先代の鉄橋ですと
スグ真下の家や景色が見えました
 

城崎温泉駅に到着
ホーム向かいの特急に接続
 
以前この駅に来たのは
2004年10月の台風23号直撃の同日で、
死を覚悟するほどの風雨と大水害でした。
当時のJR西日本では、
数分でも遅れたら罰則…みたいな社風がありました。
定時運行厳守が鉄則のJR西日本…
暴風雨の中でも特急が定時に出発したのです。
みるみる線路周りが冠水していくのが車中より見えました。
結局は途中の福知山駅で大阪行き特急は打ち切られ、
普通電車の京都行きに乗車するよう促されました。
出発後、沿線の大きな由良川が氾濫しそうなのを車中より目視出来る中、普通電車は次の綾部駅で立ち往生。
暴風雨が続く中、満席の3両編成の普通電車は福知山駅に引き返すかどうか検討中との車内放送。
そして、この綾部駅で下車することも可能という。
満席の車内では、綾部駅から高速バスがあるとか?
タクシーに乗り換えるとか?
口々に噂のような話しが広がっていました。
外は暴風雨ですし、線路も冠水が進んでいます。
なんと!?満席だった1車両内には、僕を含め3人が残っただけでした。
足腰の弱いおばあさんも電車を降りていきました。
そしてまったく別の席の見知らぬ若い男女が、手をつないで下車するのも見ました。
死を覚悟するときは、このような本能が表れるのかと感心もした。
その後、ガラガラになった電車は、ゆっくり福知山駅に引き返しました。
沿線の由良川は氾濫目前でした。
由良川 2004年 で画像検索してみてください)
なんとか福知山駅に戻ることができて、
とにかく腹ごしらえしようと駅ラーメンを食べ、駅弁も買った。
その後、JR西日本から代替バスが用意された。
代替バスに乗ると、先ほど綾部駅で下車しタクシーで引き返してきた乗客もいた。
代替バスは福知山線・篠山口駅まで乗る。
途中、氾濫箇所、木の倒れ込み、それらをバスが避けながら走行していた。
篠山口駅でまた別の代替バスに乗り換える。
暴風で揺れまくるバスに、乗客はカーテンを握りしめ…しがみついていた。
そしてバスは最終目的地の新三田駅前に差し掛かる橋の上で、横転しそうになった。
川風の暴風がハンパなかったのです。
他の乗客もみな死ぬと思ったでしょう。
バス車体はなんとか持ちこたえたようで駅に到着。
新三田駅からは大阪方面の電車が運行予定となっていた。
どう考えても運行できる状況ではない…
それが定時発車するように駅員がみずから電車の車掌に伝えに来ていた。
それは怒号でした。
車掌は駅員に向かって大声で
「おまえが責任とるんやなっ!!怒」…と。
定時に出発させるということは、死ねということですから。
脱線などが考えられるので先頭車に乗るのは怖いなと思い、その車掌さんがいる最後尾に乗った。
暴風雨が続く中、尼崎駅を過ぎ、
その後、大阪の地下・北新地駅に電車が入ると、
何事も無かったかように酔っ払いのサラリーマンが沢山いた。
そして無事に自宅まで帰ることができました。
 
この半年後
2005年4月
尼崎・JR福知山線脱線事故がおきました。
 
当時のJR西日本は
定時運行規則や
毎年更新されるスピードアップが度を越えていた…
それらの問題が破綻した事故でした。
 
 
 
🔲 城崎温泉18:53《こうのとり28号》21:44 新大阪 
 

特急こうのとり 先頭車
 

 

 

1号車・半室指定席
 

1号車・半室グリーン席
 

 

 

 

 

 

 

 

鳥取駅で購入した
“お好み かに寿し”
 

新大阪駅に到着
昨日の新大阪駅出発から
山陽と山陰を一周してきました。
 
 
 
🔲 新大阪 22:17《はるか58号》22:42 京都 
 

ラストランナー
“関空特急ハローキティはるか”
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

京都駅に到着
 
西日本グリーンきっぷ(特別版)
山陽山陰ぐるり一周2日間の長旅
ここでお開き。
 

 

奈良までは
JR西日本移動はリタイアして…
“近鉄特急サニーカー”にて帰宅する。 
あっという間の2日間でした。
 
 
西日本グリーンきっぷ(特別版)前編
松江シティホテル
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