振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

自作した水耕栽培の装置について(5)水切れ事故発生

2020-08-10 11:46:56 | 日記
液肥の自動給水装置を製作し順調に稼働しているので、久し振りに1泊のドライブ旅行に出かけた。

夕方に帰宅してベランダに行ってみるとキュウリとゴーヤの葉がみんな萎れている。今日は真夏日で暑かったからかと思って補給タンクを覗くと減り方が少ない。おかしいと思ってメインの液肥タンクを覗こうとするとタンクが異常に軽い。

フタを開けてみると水中ポンプがすべて露出して、液肥は底に5ミリほどしかない。ミニフロートバルブにトラブルが発生したようだ。推測すると家を出発するころから自動給水がおかしくなり、水耕パイプに液肥が行かない状態が半日以上続いたと思われる。

取りあえず補給タンクの液肥をホースでメインタンクに移しながら水中ポンプを常時運転に切り替えると、ブーンとポンプが運転を始めた。

並行しながら応急措置として、ペットボトルに入れた水を各作物の根元から水耕パイプの中に6リットルくらい注ぎ込んだ。しばらくしてパイプを循環した液肥がそろそろメインタンクに戻りそうなものだが、その気配がない。水中ポンプから水耕パイプに接続しているホースの先をはずしてみると、何と!水が出ていない。ポンプのモーターは運転しているが、ポンプのインペラが回転していないようだ。

急遽、予備の水中ポンプと交換の作業。自動給水装置を付けるにあたって、新しく購入した水中ポンプを付けたので、以前の液肥タンクで使用していたポンプの再登板だ。これでなんとか水耕パイプに液肥が送り込めるようになり、間もなくすると循環した液肥がメインタンクに戻ってくるようになった。。



そこまでの作業が一段落したところで、ミニフロートをはずして分解してみた。バルブの周辺数か所に、小さな薄黄色い水垢のようなものが付着している。バルブの穴を覗くとそこにも水垢が付着しているようで、穴の向こうが見えない。口をつけてプッと息を吹き込むと水垢が飛び出して、穴の向こうが見えた。

このバルブの穴は元々1ミリ径だったが、自分で1.5ミリ径に拡大したもので、目を凝らしてみると穴の中間くらいに小さな突起のようなバリが見える。そこに水垢が引っ掛かって溜まり、穴を塞いだと考えられる。補給タンクの取水口には透水防根シートをかぶせているが、それでは水垢は防げないようだ。

細いヤスリでバリを除去したので、再び塞がることはないかと思うが、タンクの水位が異常に変化しないか、毎日の点検は重要だ。ミニフロートをもう1基追加し、ダブルで自動給水にすればリスクが半減するので、来年の対策としたい。

ところで肝心の作物の方だが、夜になって葉を点検すると普段どおりの状態に戻っていた。最悪の事態には至らなかったようだが、仮に2連泊で出掛けていたら全滅だっただろう。






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