振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

面白い飛行機のアプリを教えてもらった

2019-08-31 20:18:43 | 日記
友人からFLIGHT RADAR24と言うアプリがあることを教えてもらった。簡単に言うと航空機が発信するADS-Bと呼ばれる位置情報の電波を受信してMAPに表示するアプリで、下のような画面が出る。



これは成田空港と羽田空港の周辺だが、離陸した飛行機や着陸するために空港に向かって並んで飛行している状況がわかる。空港には着陸を終えてボーディングブリッジに移動中の飛行機や離陸に向かう飛行機が表示されている。

その内の一機(NH658)をタップすると色が赤く変わり、便名、所属先、機種(画像も)、出発地と到着地、飛行高度と速度、そしてここまでの飛行経路などがわかる。

下の画面は自宅の部屋にいた時に飛行機の音がしたのでアプリを開いてみた。たぶんこの飛行機と思ってMM109をタップしたが、既に自宅付近の上空を通過してしていた。高度6700メートルぐらいだから音が聞こえるまでに20秒は経過しているはずだ。関空から北海道旅行に行く人も乗っているんだと想像する。




MAPをズームしてみると飛行機に混じって蜂みたいな小さなヤツがバタバタしていたが、よくみるとヘリコプターだった。Private Ownerとあるので企業か個人の所有のようでどこに行くのか暫く追ってみたがスピードも遅く三浦半島のあたりで追うのはやめた。



見慣れてくると表示される飛行機のマークでワイドボディの機体かナローボディの機体か、ボンバルディアのようなターボブロップ機か、または小型のビジネスジェット機なのか区別できる。セスナに代表される単発プロペラ機なのか、ビーチクラフトのような双発プロペラ機なのかも見分けられる。

そんな時に突然、デルタ機のようなマークが表示された。



ホーカーハンターと言えば60年代頃の英国の戦闘機だが、既に退役しているはず。そもそも軍用機は機密保持のため、ADS-Bの対象には含まれないそうだ。退役して民間に払い下げられた機体のようだが、厚木を飛び立ってどこに行くのだろうか。どこに常駐して誰が操縦しているのか。興味がどんどん湧いてくる。


このアプリは当然ながら世界中が網羅されている。日本ではADS-Bの搭載は義務化されてなく、旅客機でも古い機種や小型機の多くは未搭載らしいが、欧州などでは義務化が進んでいて、米国は2020年に義務化されるらしい。

そうなると偶然見つけたホーカーハンターのように退役した軍用機がもっと見つかるようにはならないだろうか。米国では大戦中のP51ムスタングなどがまだ多く健在していると聞く。時間がある時にはトライしてみよう。

中学生の頃はUコン機を自作して飛ばしていたので、小さい頃から飛行機は好きだ。昨年は各務原の航空宇宙博物館に行って、何時間もいたので同行者に嫌がられたくらいだが、その割にはこんな面白いアプリがあるなんて知らなかった。まだ数日間しか使っていないので、今後更に面白い使い方も発見できるだろう。