振り出しに戻る「落陽日記」

旅や日々の生活の一コマ。60代半ば、落陽期を迎えながら気持ちは再び振り出しに戻りたいと焦る日々です。

3度も行った「すし次郎」

2022-10-10 13:27:06 | チェンマイステイ
コロナの感染予防のために外食は控えるつもりだったが、すし次郎だけは3度も行った。




ここはエアコン完備の室内でもなく、ドアも窓もない自然換気のスペースなので感染リスクは低いと思うが、そんな理由よりも寿司が食べたくなったからだ。美味しいとは言え、毎日宿のレストランの食事やターニン市場の惣菜を食べていると日本食が欲しくなるのは当然。





毎回注文したのはマグロ、サーモン、タコの刺身にエビを含めたにぎりが4貫と鉄火とサーモンの巻物。カニカマが添えてある。これが339バーツで約¥1300。





何せサーモンもマグロも日本ではあまり見ないくらいの厚みがあり、満足度は十分。

また、ワサビはすりおろしたばかりなのか、食べ始めた頃はそうでもなかったのに時間が経つにつれて強烈な辛さになってきて、涙が溢れてきた。


 

この時は2品目に和風サラダで、これにもサーモンやタコがのっている。確か100バーツ?

店の名前は寿司屋だが、天ぷらやトンカツ、麺類やカレーまでメニューは幅広く、昼食時間帯と夕食時間帯に営業している。自分はチェンマイに毎年のように来るようになった約10年前から利用しているが、いろんな日本食にありつけるこの店の存在はありがたい。値段が手頃なのも嬉しい。

夕方の6時前後に入店しているが、客は平均して5~6組くらいでタイ人がほとんど。以前だと日本からの観光客の増える1月には半数以上が日本人ということもあったが、来年の1月はどうなんだろう。

ただ、客数は少ない代わりにデリバリー屋のバイクは頻繁に来ていた。他の飲食店でもそうだが、客が全くいないのにGrabやパンダのデリバリーバイクが止まって料理を待っている景色をよく見る。以前は見なかった新しく参入したデリバリー会社のバイクもある。

デリバリーによる自宅での外食。コロナがこのシステムの後押しをしたようだ。




お世話になったターニン市場を紹介

2022-09-29 12:21:28 | チェンマイステイ
宿の7階から撮ったターニン市場。広くて画面に収まり切らず、屋根ばかりになった。宿の裏側と市場の西北の隅が隣接しているが、表側の玄関からしか行けないので数百メートルは歩くことになる。



平屋建ての食堂棟、服飾関連棟、フード棟(一部2階)の三棟の周辺を2~3階建ての店舗付き住宅で囲まれている。

開店時間は店によりマチマチだが、フード棟では朝5時過ぎには灯りが点いた店もあり、6時台になるとお客さんもちらほら見える。





7時前には托鉢のお坊さん達がやって来て、集まったお店の人たちにお経を唱えてあげている。



以前から利用している市場だが、今までは朝食用の揚げパン豆乳、そしてビールのつまみになるサイウア(タイ風ソーセージ)や揚げ物を買うぐらいで、あとはたまに食べるカオマンガイの食堂へ行くくらいだった。興味はあったものの大きなボウルに入れて売っている惣菜を買ったのは今回が初めて。



このようにして惣菜を売っている店が市場内に5~6店舗ある。自分が買うのは20~60バーツくらいだが、カニなどを使った惣菜は高いのかも知れない。

夕方近くになり、ボウルの中身が減ってくるとナイロン袋に移して並べているが、売り切るために安くしているようではない。

赤唐辛子を多く使ったようなモノは避けていて、時々は辛くないか尋ねるのだが、味覚の違う者同士では答えがあてにならない。多少の辛さならビールで火消ししながら食べていたが、二口までは食べたがそれ以上は耐えられず、もったいないが処分したこともあった。



サイウアと言うと渦巻き状にトグロをまいたモノが有名だが、自分が買っている店はストレートなモノしかなく、珍しいと思う。結構辛いので1本(30バーツ)が限度で、毎日食べたりしているとお尻に異変を感じる。買うときは刻んでくれるようにジェスチャーで頼んでいて、画像は刻んでいるところ。

市場内には精肉や鮮魚(と言っても養殖の淡水魚)を扱う店舗もあるが、まだ利用したことはない。ガラスで仕切られて空調の効いたゾーンがあり、それらの店舗はそこに集められている。



野菜類ではキュウリとライムを買うことが多かった。ミニトマトなど含めて、一皿10~20バーツで売っている。ライムは絞って炭酸で割って飲んでいた。

ライムは道端の雑貨屋とか洗濯屋が店先に小さいテーブルを置いてこの上に並べて売っていたりもする。大概10~20バーツだが、市場より大盛りで、出くわしたら時々買っている。


ここターニン市場は庶民の台所で、観光客がお土産に買うようなモノはほとんど無いが、タイの人々の生活振りの一端を覗いてみるには良いと思う。

もしもお土産品も併せて探すなら宿から約3キロメートル離れているがワロロット市場の方が良い。自分もかつてバタフライピーやモリンガオイル、山岳民族の民芸品などを買うためにワロロット市場まで行っている。建物は3階建(吹き抜け)で周辺の店舗も含むと店数は半端じゃないので探すのは大変だが、意外なモノの発見もあって面白い。

長期間滞在するなら市場の近くはなにかと便利なことに間違いない。








滞在中の夕食「市場グルメ」を紹介

2022-09-23 21:40:52 | チェンマイステイ
宿のレストランは朝食時と昼食時しか営業していない。以前は宿の経営するカフェ(アペティットカフェ)が道路を挟んだ向かい側にあり、昼食や夕食にパスタやサンドイッチ、ポテト&チップスを注文していたが、コロナ禍の間に改装されて飲み物だけのカフェとコインランドリーになっていた。雰囲気の良いカフェだったのにすごく残念だ。

近くて便利で利用頻度の高かった外食先が減り、今回の滞在では宿から歩いて数分にあるターニン市場で頻繁に夕食の調達をした。以前も利用することはあったが、ビールのつまみになるものや果物、玉子程度で、惣菜やおかず等はほとんど買ってなかった。

宿の部屋で食べた夕食の画像を幾つか並べてみると、


添え物のキュウリやミニトマト、バナナ等を別にして大体3品の惣菜を買っていた。
しっかり具の入ったオムレツ(40バーツ)はヨメと半分にして、どんぶりの中はささがきのようにしたタケノコ(破竹?)を炒めたモノ(25バーツ)に、鶏肉のミンチとキノコ(25バーツ)、青唐辛子などを炒めたモノ。どちらもあまり辛くなかったが、同じようなタケノコを別の店で買った時にはピリピリしていることもあった。



皿の中はハーブとカレーや香辛料で下味を付けた鶏の骨付きモモを蒸したモノだと思う(50~60バーツ)。揚げたモノと違って油っこくない。右側のどんぶりはイカと鶏肉(たぶん)、もやし、ネギその他を炒めたモノ(50バーツ)で、大変旨かった。その後もこれを求めて同じ店を覗いたが、イカを使った惣菜でも具材や味付けが日々異なり、同じモノには1度も会えなかった。スープは鶏肉のオマケ。




皿の中のスイカはスーパーのTops で買ったカットフルーツ(49バーツ)カットフルーツは市場にもあるが、以前ポメロのカットフルーツを買ってお腹の調子を悪くして以来、市場では買っていない。左側どんぶりはイカ、卵、野菜を炒めたモノで、少しピリッと辛い。右側は春雨と野菜だが、あまりに辛くて少ししか口に出来なかった。



鶏肉の骨付きモモに下味を付けて揚げたモノ(50バーツ)にとうもろこしは皮のままレンチンした。赤いのはスーパーで買ったカニカマ。左側どんぶりはキノコとキクラゲと野菜を鶏肉のミンチで炒めてある(20バーツ?)。右側は玉子にキュウリ、その他野菜の炒めモノ(20バーツ)。どれも味的に全く問題なく、美味しく食べた。

私はビールとその後でハイボールを飲むが、ヨメは絞ったライムを炭酸で割ったモノを飲みながら、ごはんはカオニャ(10バーツ)を食べている。



持参した蕎麦が残りそうだったので夕食に使った。皿にはエビのかき揚げ(20バーツ)で、エビ100%なのでコクがある。緑色のはバナナの皮でカオニャ(もち米)とバナナ、またはタロ芋を包んで蒸したモノで、ちょっとしたオヤツ代わりにもなる。ゴルフでラウンド中にキャディさんがサービスにくれたりもする。画像ではヨメと半分ずつにしているが、1個7バーツと大変にお手頃な値段だ。

振り返ってみると一番よく食べた惣菜は下の画像のようなキノコ、キクラゲ、野菜、それに鶏肉などが入ったモノだと思う。5~6軒はある惣菜屋さんのほとんどに類似のモノがある。





安定して美味しいのはオムレツだが、これを売っているのは1軒しかなく、それも夕方近くには売り切れている。初めの頃は夕方6時頃に市場へ行っていたが、ある日昼過ぎに惣菜屋さんを覗いて見るとオムレツをはじめ夕方にはなかった品が色々あることを発見。

それ以来早目に買い出しに行くようになった。

ターニン市場は観光客が買い物に来る場所ではなく、庶民の台所と言えるような所。日本人だけに買うものによっては当たり外れが出るのはやむを得ないが、美味しいモノを発見すればそれはそれで楽しい。滞在費も当然安くできる。

今回はヨメの好みを考慮して魚類はスルーした。エビやカニを使った惣菜も魅力的だったが同様にスルーした。次の機会にはそれらも含めて市場グルメを続けてみよう。








ランチはもっぱら宿のレストランで

2022-09-20 11:13:49 | チェンマイステイ
日本では連日20万人のコロナ感染者がでている状況下での海外旅行。ワクチンは4回接種済みとは言え感染リスクはどこに行っても常にあり、海外で感染してしまうととても厄介だ。

なので今回のチェンマイ滞在中は外出も外食も控え目にすることにした。マッサージも行き付けの店がコロナで閉まったこともあり、諦めることにした。

そうなると宿に安くて美味しいレストランがあるのは、誠にありがたい。ここのメニューで自分の一番のお気に入りチキンとカシューナッツ炒め。カシューナッツにごはん?って違和感ありそうだが衣で揚げたチキンに野菜もたくさんあってこれが意外にいける。



カシューナッツではなくて野菜で炒めたヤツも旨くてよく食べたが、値段はどちらも60バーツ。同じような料理で我がヨメの好きなのが酢豚。



タイに来ると1度は食べる料理がパッタイだが、ここのはオムレツのように玉子でおおわれている。



ランチを軽く済ませたい時はクイッティアウ。タイ風のうどんと訳されるが、ここのは海鮮出汁で、トッピングはチキン、ポーク、エビから選ぶ。ホントはフィッシュボールが好きなんだがここにはない。





豪華な日本食を食べるならトンカツ定食で、120バーツ。


味噌汁が付かないのが残念だが、75バーツのカツ丼は玉子で閉じてあって旨いしコスパも十分。



滞在も終盤になると持参した乾麺やレトルトカレーを消化するためにソーメンやざるそば、カレーも食べた。市場で買ったカオニャにはカレーもよく合って旨い。ザルは持って来るのを忘れたので近所で探して25バーツで買った。皿の隅の赤いヤツは持参した梅干し。



以前は見たことがなかったが、レストランの料理を部屋に持ち帰っている人を見たので我々もやってみた。レストランでランチを食べる時に夕食用の料理を注文して持ち帰り、レンジで温め直した。出不精の自分たちには便利だ。

これなら万が一感染して部屋に隔離されても食事の心配はない。コロナ禍で厳しい入国規制があった時期、実際にここの宿は海外からの入国者を一時隔離するための認定宿泊所(SHA)だったそうだ。



チェンマイ滞在中の朝食を紹介

2022-09-16 21:08:51 | チェンマイステイ
滞在中の朝食は次の3つのパターンがある。
1) 宿のレストランで食べる
2) ターニン市場で食材を調達する
3) 日本から持参の乾麺を湯がく

朝7時から10時までがレストランの朝食営業で、滞在期間中の半分以上はここを利用した。



ハム、卵、野菜を挟んだトーストサンドイッチにスイカとパイナップルのフルーツにオレンジジュース、そしてコーヒーまたは紅茶がセットにされている。これで99バーツだが、1~2週間未満の短期滞在なら宿泊料金に含まれている。

値段は異なるがトーストサンドイッチ以外にワッフルやオムレツ、お粥でのセットもある。



これがお粥でのセットで75バーツ。お粥には2種類あり、お米の原形がわからないくらいまでドロドロに煮込まれたジョークと、お米の形が残ってサラサラしているカオトムで、自分はいつも後者にしている。

これを食べると冷房の効いたレストランでも汗が吹き出すくらい熱いので、部屋からウチワを持参している。

2)のターニン市場で調達した朝食はいつもこのパターンで、3日に1回の頻度。



市場の横にあり、朝早くからやっている揚げパンの屋台で買った豆乳(マグカップの中)と揚げパンに、市場で調達したキュウリ、ミニトマト、バナナ。そして買った生卵を部屋で茹でた玉子。揚げパンと豆乳は2人分で30バーツ。その他の食材を加算しても1人分で20バーツとちょっと。

豆乳はノンシュガーでお願いして、オプションで豆や麦、そしてよくわからないがタピオカのような具材を豆乳に入れてもらっている。この温かい豆乳と少しだけ甘い揚げたてのパンの組み合わせがちょうど良い。

3)としてはソーメン、そば、パスタに、麺つゆとパスタソースを日本から持参した。朝食だけでなく昼食や夕食にも利用したが、雨の日など外出が面倒な時には重宝した。