おはようございます。
秋本番中の連休2日目(文化の日)の福岡(筑後地方)は生憎の小雨模様です。いろんな催し
が企画されているようですが、賑わいには少し影響するかもしれない・・・と心配しています。
皆様のところは如何でしょうか?
「告別式」
昨日は中学3年生の時の恩師の告別式でした。先生は満84歳、享年86歳でした。
ご遺族のお話では、今年の5月に体調不良を訴えられて診察を受けたところ「肺に癌らしきものが
覗える」とのことだったようです。しかし先生は「手術も抗がん剤治療も放射線治療も一切しない」
と断られ、いつもと変わらぬ(右手に御猪口、左手に本)自宅での生活を選ばれました。
が、10月15日に本格的に具合が悪くなり近くの病院に入院されました。その時の診断は
「肺がんの末期」。そして息を引き取られたのが10月31日のことでした。
私は先生の義理の甥にあたるクラスメートから先生が入院されたことは連絡を受けておりましたが
その時の話では「今年いっぱい」とのことでしたので、いろんな用事と重なっておりましたので
お見舞いには行けませんでした。そんな訳で今月の2日(昨日)にはお見舞いの時間が取れまし
たので1日に先生のご容態を訊ねてお見舞いに上がろうとクラスメートに電話を入れましたら
「昨日亡くなった」との言葉に絶句。彼曰く「急変だった。自分も仕事から帰って知った」ようです。
これもご遺族のお話ですが先生は死の間際、最後の気力を振り絞って「手を振って」家族に
お別れされたそうです。
先生には53年前の1年間クラス担当としてご指導いただきました。そして10年ほど前から
クラス会を定期的に開催しその際は奥様もご一緒に参加していただきました。
40年間の教員生活ですからたくさんの教え子を輩出されておられるでしょうが、最後までお付き
合いしていただいたのは私たちのクラスであった。と考えると、少しは恩返しができたのかな
と思っております。
私もいづれは死を迎えますが、どのような死を迎えるか?先生の生き方も参考にしたいと
考えております。先生のご冥福をお祈りいたします。