タイトルの「ならぬことはならぬのです」は会津藩
「什の掟(7か条)」の結びの文句です。(国家の品格:48p)
因みに7か条とは
一つ、年長者の言うことに背いてはなりませぬ。
二つ、年長者にはお辞儀をしなくてはなりませぬ。
三つ、虚言を言うことはなりませぬ。
四つ、卑怯な振る舞いをしてはなりませぬ。
五つ、弱いものをいじめてはなりませぬ。
六つ、戸外で物を食べてはなりませぬ。
七つ、戸外で婦人と言葉を交えてはなりませぬ。
以上は福島県方面へ旅行した折にバスガイドさんから
何度か紹介された記憶がありますが、結びの
「ならぬことはならぬのです」は耳にしたことが
ないような気がしております・・・。
そんなことで今回「国家の品格」を読んでこの文言に
接した時、我が意を得たり!の感を持ちました。
著者は物事の大事なことは論理で説明できないことが
多々あるので「問答無用」で「押し付けて」身につけさせる
ことが重要であると説いています。
今までの私は子どもたちを叱るにしても倫理的な裏づけを持って
叱らなくてはならないと思い込んでいましたので
この「ならぬことはならぬのです」は私の気持ちを変えるに
強烈な一撃でした。
7か条目の文言を現世俗に私なりに置き換えるとするならば
七つ、電車内で化粧をしてはなりませぬ。
となりますが・・・。(^_^;)