碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

「The Heart of Saturday Night 」 トム・ウェイツの夜

2010-10-31 12:13:29 | Weblog
トム・ウェイツ(Tom Waits,本名Thomas Alan Waits,1949年12月7日 - )は
アメリカ合衆国カリフォルニア州ポモナ出身の
シンガーソングライター、アクター。


1974年に始めて買った、トム・ウェイツのアルバム。
ケルアックの『路上』が重なるアルバムでした。

トム本人にが言うには、病院に駆けつけるタクシーの
バック・シートで生まれた。
その時の産声が「タイムズスクエアに繰り出すぞ!」だったという・・・

84年ピュリッツァー賞に輝いたウィリアム・ケネディ原作の
映画「黄昏に燃えて」で、ジャック・ニコルソン メリル・ストリープ
キャロル・ベイカー の中に、あっても存在がとてもありました。

雨の降る街の夜、旧いイエローキャブのバック・シートで、
煙草を、くゆらせながら聴いていたい、トムの歌です。
もちろん、ドライバーは、トラヴィスで・・・

ウィリー・ネルソン 「アウトロー・カントリー」

2010-10-30 14:36:05 | Weblog
ウィリー・ネルソン(Willie Nelson、Willie Hugh Nelson、1933年4月30日-)

昔から、ふと、ウィリー・ネルソンの歌声が聴きたくなります。

ウイリーの独特な鼻にかかった、心地良く響く歌声とメロディー。
ピックアップ・トラックのカーラジオで聴きたくなります。

「85年に、ニール・ヤングやトム・ペティ、ジョン・メレンキャンプ、ジョン・フォガティ、ボブディランらとともに、新自由主義のレーガン政権の農業政策により困窮するアメリカの農家のためのチャリティーイベント、「ファーム・エイド」を開催した。また同年、ネルソン自身、大学では農業を学んだほか、ヒッピー思想も相まって自然志向が強い。最近ではバイオディーゼルの普及活動に取り組んでいる。
2009年現在、彼はハワイ州マウイ島に住んでいる。」

ハワイ在住との事ですが、ハワイで聴くと彼の歌は、どう響いてくるのでしょう。
テキサスの匂いは、感じるのでしょうか・・・
何故、ウイリーがハワイを選んだのか知りたいのもです。


「マディソン群の橋」 フォード・Fシリーズ ピックアップトラック

2010-10-29 22:08:26 | Weblog
アメリカでの自動車といえば、必ず一家に一台あるのが、ピックアップ・トラックです。

どの家の庭でも、くたくたに、しっかり使い込んだ車をみます。
「マディソン群の橋」でも、イーストウッドが、使っていました。

特に人気があるのが フォード 4ゼネレーション。

1961年 - 1966年
ボディタイプ 2ドアピックアップトラック
4ドアピックアップトラック

エンジン 3.7L 直6
3.9L 直6
4.9L 直6
4.8L V8
5.8L V8
駆動方式 FR、4WD

各タイプがあり、主人公の、ロバート・キンケイドが使っていた車も
このうちのどれかでしょう。

刈ったばかりの藁を枕に、兄弟で寝そべり、ウィスコンシン州マディソンの空に浮かぶ
フルムーンを見ながら、我が家に帰る・・・そんな光景が目に浮かびます。
きっと、その夜は、良い夢が見られることでしょう。

「ジュニア・ボナー」  消え行く西部のその魂 サム・ペキンパー

2010-10-28 21:52:21 | Weblog
1972年 経済成長の波は西部にも容赦なく押しよせ、次第に失われていくフロンティアを背景に、崩れ行くロデオ一家の伝統と、それを守ろうとする男たちの姿を描く。製作はジョー・ワイザン、監督はサム・ペキンパー、脚本は小説家のジェブ・ローズブルック。

この映画もリアルタイムで観ました。
サム・ペキンパーの乾き切った映像、マックィーンの静かな感情を抑えた瞳、家族の絆。
最後のアメリカの西部の消え行く魂。
いつかジュニア・ボナーのような男に・・・

アメリカン・グラフィティ 「1962年の夏、あなたは、どこにいましたか」

2010-10-27 21:45:30 | Weblog
「アメリカン・グラフィティ」 1973年 アメリカ映画

1962年の夏、多くの登場人物が旅立ちを翌日に控えた夕刻から
翌朝までの出来事を追う、ひと夜のストーリー。
青春時代の甘味なエピソードが、タイトル通り落書き(グラフィティ)のように綴られる。

また、1970年代にヴェトナム戦争以前のアメリカの「楽しい時代」を描いたことにより、
戦争のトラウマを別の面から浮かび上がらせた作品。

ジョージ・ルーカス、フランシス・フォード・コッポラ。
リチャード・ドレイファス、ハリソン・フォード、ロン・ハワード・・・
後に、それぞれその才能を開花させるスター達が奇跡的に作った映画でした。

見た事も、行った事もないアメリカの田舎町の、
ひと夜のストーリーに、入り込んで観ていました。
観た後すぐに、2枚組みのLPレコードを買いに行き、ライナーノートを
食い入るように読みました。
今日、30数年ぶりに、手に取り、ターンテーブルに
そっと乗せ、ゆっくりと針を置きました。

あのウルフマン・ジャックのDJが流れた瞬間、
1973年の自分に戻りました。
 
「1962年の夏、あなたは、どこにいましたか」・・・

「ラストショー」  旧きアメリカの終わり 朝鮮からベトナムへ

2010-10-26 21:33:37 | Weblog
「ラストショー」 1971年製作



出演: ジェフ・ブリッジズ, シビル・シェパード, ティモシー・ボトムズ,
ベン・ジョンソン, クロリス・リーチマン
監督: ピーター・ボグダノヴィッチ

「1951年、テキサスの小さな町アナリーンには古びた小さな映画館があった。
そこは若者たちがデートできる唯一の場所でもあり、ソニー(ティモシー・ボトムズ)ら
若者たちはカウボーイの生き残りでもある経営者サム(ベン・ジョンソン)を尊敬している。
しかし、やがてサムが死に、ソニーは朝鮮戦争へ出兵することに…。」

この映画を、封切りと同時に観ました。
モノクロームのスクリーンに映される、乾いた風が吹き抜ける
アメリカ中西部の小さな田舎町、アナリーン・・・
そこで暮らす若者達、その年代と当時、自分は同じでした。
国は違いましたが、切なく悲しいほどの彼らに共感した事を覚えています。
朝鮮からベトナムへ、アメリカが泥沼に、はまり込んで行く・・・
旧き良き時代のアメリカの終焉でした。
その後、1973年、「アメリカン・グラフィティ」が封切りされました。

今、自分は、サムと同じ年代になりました。
30年ぶりに、もう一度、観てみようと思います。
あのサムの気持ちが、今は、少しは分かるかも知れません。


ロンサムカーボーイ ライ・クーダー  「Across The Borderline」

2010-10-25 20:06:49 | Weblog
昔から、片岡義男の小説が大好きで、
一番最初に読んだのが、「ロンサムカーボーイ」でした。 
 それから「スターダスト・ハイウェイ」「アップルサイダーと彼女」・・・
この3部作は、今でも、僕のヴァイブルです。 
 当時、片岡義男のナレーションが入った、
パイオニアのカーステレオ、ロンサムカーボーイのCMがあり、
アメリカの中西部に憧れたものです。
バックに流れていたのは、 ライ・クーダー の「Across The Borderline」・・・
今、その曲を聴いていますが、アメリカの乾いた荒野の、
地平線まで続く、一本の真っ直ぐな道を思い浮かべます。  
  
 2年後の春、僕は、その道を、独りで走っています・・・

野良犬の、両切りのジタン・・・

2010-10-24 17:18:05 | Weblog
「十代の頃、僕は写真学生で大阪にいた。大阪駅前の丸ビルの工事が始まって日々、ビルが高くなっていくのを寮の窓からタバコを吹かしながらボ~っと眺めていた。  吸っていたのは、いつも両切りのゴロワーズかジタン。フランスタバコ独特の香りで周りの人には、ずいぶん嫌な匂いだったと思う。  そしていつも聴いていたのはデビューしたての、ブルース・スプリングスティーンやミッシェル・ポルナレフ。   昼は授業で毎日カメラをぶら下げ、大阪の街を歩きまわり、夜は寮の連中と他愛のないおしゃべり、たまに写真についての口論。何の心配や不安の無い日々・・・。 先日、行きつけのコーヒー屋で来店客の一人が、ポケットからジタンを出してカウンターの上に置いたのを見て、ふと当時を思い出した。  でもそのジタンは、きちんとフィルターの付いた、健康に・・・が書いてるパッケージ。   
昔の両切りのジタンを、ぼ~っと、くゆらせ、痩せた野良犬の様な昔の自分が、
今の自分を見たらどう言うのだろう?
明日、両切りジタンを捜して買ってみようか・・・」

これは、2007年12月10日に書いたモノです。
あれから、もうすぐ3年・・・  
皆さんも、3年という歳月の時間が流れ去り、今、どう変わったでしょう?

飢えた目だけは、無くしたくありません。

太陽  生命の源・・・

2010-10-23 21:51:37 | Weblog
今日の伊勢は曇り。 予報どうり晴れませんでした。


  太陽 ・・・

 宇宙に存在するほかの無数の星の中では、太陽はありふれた1つの恒星にすぎない。しかし、その周りを回る地球などの惑星にとっては欠くことのできない存在だ。太陽は太陽系を結束させ、生命の源である光や熱、エネルギーを地球に降り注ぎ、太陽系全体に大きな影響を与えている。

 太陽は大きな星だ。約140万キロの直径は地球の109倍あり、もし太陽が空洞のボールだとしたらその中に100万個以上の地球を詰め込むことができる。しかし太陽は空洞ではなく、その内部は、太陽系の全質量の99.8%以上を占める強烈な高温のガスで満たされている。ではどのくらい熱いのか。表面の温度はおよそ摂氏5500度で、核の温度は摂氏1550万度以上である。

 太陽の核の深くでは、熱核融合反応によって水素がヘリウムに変換されエネルギーが生成されている。光子と呼ばれる光の粒子は、輻射層という太陽の球殻を通り抜けて太陽内部の最上層である対流層までそのエネルギーを運んでいく。そこで、湯が沸き返るような対流によって、エネルギーは表面まで届けられるのである。この旅は100万年以上を要する。

 太陽の表面(大気)は3つの領域、光球、彩層、そしてコロナに分かれている。光球は視認できる太陽の表層部分であり、大気の最下層である。光球のすぐ上には彩層とコロナがある。彩層とコロナも可視光線を放出するが、光球が明るすぎるため、月が地球と太陽の間を通過する日食のときしか見ることができない。

太陽風とフレア

 太陽は光のほかに、熱と一定の流れの荷電粒子(太陽風)も放射する。太陽風は、太陽系全体におよそ毎秒450キロの速さで吹き渡っている。その荷電粒子は、太陽フレアという大気中で頻繁に起こる爆発現象からすごい勢いで放出される。大規模なフレアは、人工衛星の通信を乱したり、地球上で停電を引き起こしたりする場合がある。フレアは通常、黒点の活動から生じている。黒点とは、太陽内部の方向転換する磁場に関連している光球の低温地域のことである。

 多くのエネルギー源と同じように、太陽も永遠ではない。太陽が活動を始めて既に約45億年が経過しており、現在その核にある水素のほぼ半分を使い果たしている。太陽は今後も50億年ぐらいは水素を使って燃え続け、その後はヘリウムが主要な燃料として使われると考えられる。いずれ現在の大きさの100倍ほどに膨張し、地球やほかの惑星をのみ込むことになる。その後も10億年くらいは赤色巨星として燃え続け、最後には地球と同サイズの白色矮星が後に残り、ゆっくりと冷えてゆく。

想像を絶する太陽の存在です。 人間は唯、畏怖するのみです。

ブログタイトルを変えました。

飛び続ける飛行の航跡の後に残り消え行く、一瞬の記憶のような、タペストリーに。

 ムーミン スナフキンの生き方に・・・

2010-10-22 17:01:52 | Weblog
今日の伊勢は曇り、澱んだ一日でした。

昔から、ムーミンに登場する、スナフキンの生き方に憧れていました。

「明日も、昨日も遠く離れている」

「長い旅行に必要なのは大きなカバンじゃなく、口ずさめる一つの歌さ」

「大切なのは、自分のしたいことを自分で知ってるってことだよ
何でも自分のものにして持って帰ろうとすると難しいものなんだよ。
ぼくは見るだけにしてるんだ。
そして立ち去るときにはそれを頭の中へしまっておくのさ。
そのほうが、かばんをうんうんいいながら運ぶより、ずっと快適だからね。」

「ぼくは世の中のこと全てを、忘れて暮らせたらどんなにいいかと思ってるんだ」

「いずれ、どっかへ行くだろうさ・・・・・・。
それとも、どこへも行かないのかもしれないぜ・・・・・・。
どっちでもいいさ。このままで、とても楽しいじゃないか。」
 
いっぱいのしがらみを背負い込んで、まだまだ出来ませんが、
少しでも早くスナフキンのような生き方をしたいです。

「おだやかな人生なんてあるわけがない。

「そのうち」なんて当てにならないな。
 
いまがその時さ」・・・・




007 「ロシアより愛をこめて」 ショーン・コネリー・・・

2010-10-21 19:52:34 | Weblog
今日の伊勢は、曇り、雨。 肌寒かったです。

良いものは、良い。 時代を超えて輝くモノ・・・
007「ロシアより愛をこめて」・・・
「From Russia with Love」 イアン・フレミングの長編小説第5作。
1963年に製作された007シリーズ第2作。

今、観直しても本当に素晴らしいです。 当時、リアルタイムで観ましたが、
そのスケール感や、ショーン・コネリーのカッコよさに、ビックリしたものです。
今の、時代で良かったのは、メイキングや製作のウラ話が
特典映像で観られた事です。
その話を知った上で観ると、一段と深く楽しめます。
どんなに、CGやモーションピクテャー、3Dが発達しても、
この生身、心意気で作った作品は別格です。
 
自分も血の通った仕事をして行かないと・・・と、
あらためて、この映画を観て思いました。

「シェルブールの雨傘 」・・・カトリーヌ・ドヌーヴ

2010-10-20 20:05:12 | Weblog
今日の伊勢は、雨。 予報とは、違いました。

雨・・・と、言えば小学生の時に観た、カトリーヌ・ドヌーヴの「シェルブールの雨傘 」を思い出します。  
ワタクシ、今は、こんなになってしまいましたが当時は、ジャニーズJr系でした・・・  

「全編の台詞を歌詞として歌で表現しながらドラマを進めるレシタティヴ式のミュージカルで描き上げていくという、名匠ジャック・ドゥミ監督による画期的な出世作で、ミシェル・ルグラン作曲の流麗なメロディと、雨の港町に映える雨傘の色彩や風景などが見事にマッチし、観る者のロマンティシズムと哀愁の涙を誘う。若き日のカトリーヌ・ドヌーヴの、初々しい美しさも印象的である。カンヌ国際映画祭グランプリを受賞。」

という映画ですが、スクリーンを回る、綺麗な色とりどりの傘のシーンが印象に残っています。  
その後の、同じコンビで、67年「ロシュフォールの恋人たち 」も観ましたが、フランス映画らしい美しい色でした。
今は、グローバル化?で、各々の国のカラーが消えて行くのは、悲しいですね。
良い時代に、思春期を過ごせて良かったです。  今も、アタマの中は、小学生と変わってないと言われますが・・・

HOHNER/ホーナー ブルースハープ Gで、ブルース・スプリングスティーンに、成る!・・・

2010-10-19 20:16:49 | Weblog
今日の伊勢は、晴れ、曇り。 まぁ良い気候でした。

HOHNER/ホーナー ブルースハープ 532/20MS key:G

密かにコイツを手に入れ、ボス、ブルース・スプリングスティーンの、「THE RIVER」を練習して、
「俺は、ボスに成りたい、成れる! 絶対に、成るぞ~!」と思ってマス・・・

円、70円台に突入させられるのか?・・・

2010-10-18 20:13:10 | Weblog
今日の伊勢は、晴れ。爽やかでした。

週明け、各放送局のニュースで円高関係のニュースを流していました。
70円台になれば為替介入か?・・・等の内容もありました。
でも、国民に為替介入がアメリカの債権購入の為だったと、バレてしまったので、
また、介入しにくくなったでしょうね。

米国版、百姓は生かさず殺さず・・・です。
戦後、米国は日本から必要な時に必要なだけ、電話一本で、年貢(日本国民の血税)を絞り摂ってきました。
きっと天文学的金額でしょう。   なんたって敗戦、占領国なのですから。(当の日本人は、忘れていますが) 
おそらく今回は、80円辺りで手打ちでしょうか。 で、知らぬ間に、ユーロは、じりじり上げてきてます。 (ワタクシの仕事上、ユーロ安の方が、顧客さんに還元出来るのですが f ^、^;)  それにしても、中国の元、は良いポジションにいますね~。
さすが、中国4000年?の歴史、老獪、大人ですな。

今週も、ヒマなので遊びに来てください。イヤな事忘れてコーヒーでも飲みましょ!
    待ってます v^。^!

「中国で数万人反日デモ、日系スーパーに被害」・・・

2010-10-17 21:18:38 | Weblog
今日の伊勢は晴れ。 程よい秋晴れでした。

先日から、尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖の中国漁船衝突事件を巡り、16日午後、中国の少なくとも3都市で計数万人規模の反日デモが行われ、四川省成都では日系スーパーが壊される被害が出たそうです。

いつも、このブログを観覧して頂いている聡明な皆さんなら、今回の反日デモの中身は、もうお解かりだと思います。 

あのデモの姿に違和感を感じている事でしょう、本当の日本人達なのか?と。
そもそも今の、一般の日本人がデモを行うか?とも。それも中国大使館前で。 (外国人参政権の時の、デモの時もそうでしたが)

日本と中国が手を組むと困る勢力がいる事は、誰でも分かってますよね。
今日のニュースでも、「反日デモ、実は官製=政府系学生会が組織」と流されています(天安門も思い出します)

中国政府内にも勢力争いがあり、日本政府内にもあります。そして、漁夫の利を得ようとする、支配勢力。   それらの流す、意図的なマスゴミ報道や誘導だけで判断し、それに安易に乗ってしまうと、一般の両国民が、一番被害を受けてしまいます。
今は、いろいろな情報ソースが手に入ります。 それを選別し
冷静に、本質を見つめていかなければいけません。