碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

太陽  生命の源・・・

2010-10-23 21:51:37 | Weblog
今日の伊勢は曇り。 予報どうり晴れませんでした。


  太陽 ・・・

 宇宙に存在するほかの無数の星の中では、太陽はありふれた1つの恒星にすぎない。しかし、その周りを回る地球などの惑星にとっては欠くことのできない存在だ。太陽は太陽系を結束させ、生命の源である光や熱、エネルギーを地球に降り注ぎ、太陽系全体に大きな影響を与えている。

 太陽は大きな星だ。約140万キロの直径は地球の109倍あり、もし太陽が空洞のボールだとしたらその中に100万個以上の地球を詰め込むことができる。しかし太陽は空洞ではなく、その内部は、太陽系の全質量の99.8%以上を占める強烈な高温のガスで満たされている。ではどのくらい熱いのか。表面の温度はおよそ摂氏5500度で、核の温度は摂氏1550万度以上である。

 太陽の核の深くでは、熱核融合反応によって水素がヘリウムに変換されエネルギーが生成されている。光子と呼ばれる光の粒子は、輻射層という太陽の球殻を通り抜けて太陽内部の最上層である対流層までそのエネルギーを運んでいく。そこで、湯が沸き返るような対流によって、エネルギーは表面まで届けられるのである。この旅は100万年以上を要する。

 太陽の表面(大気)は3つの領域、光球、彩層、そしてコロナに分かれている。光球は視認できる太陽の表層部分であり、大気の最下層である。光球のすぐ上には彩層とコロナがある。彩層とコロナも可視光線を放出するが、光球が明るすぎるため、月が地球と太陽の間を通過する日食のときしか見ることができない。

太陽風とフレア

 太陽は光のほかに、熱と一定の流れの荷電粒子(太陽風)も放射する。太陽風は、太陽系全体におよそ毎秒450キロの速さで吹き渡っている。その荷電粒子は、太陽フレアという大気中で頻繁に起こる爆発現象からすごい勢いで放出される。大規模なフレアは、人工衛星の通信を乱したり、地球上で停電を引き起こしたりする場合がある。フレアは通常、黒点の活動から生じている。黒点とは、太陽内部の方向転換する磁場に関連している光球の低温地域のことである。

 多くのエネルギー源と同じように、太陽も永遠ではない。太陽が活動を始めて既に約45億年が経過しており、現在その核にある水素のほぼ半分を使い果たしている。太陽は今後も50億年ぐらいは水素を使って燃え続け、その後はヘリウムが主要な燃料として使われると考えられる。いずれ現在の大きさの100倍ほどに膨張し、地球やほかの惑星をのみ込むことになる。その後も10億年くらいは赤色巨星として燃え続け、最後には地球と同サイズの白色矮星が後に残り、ゆっくりと冷えてゆく。

想像を絶する太陽の存在です。 人間は唯、畏怖するのみです。

ブログタイトルを変えました。

飛び続ける飛行の航跡の後に残り消え行く、一瞬の記憶のような、タペストリーに。

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