碧き地平線の記憶

この小さき世界の中で

今年もまもなく

2007-12-23 15:23:17 | Weblog
今年も一年が終わろうとしております。皆様は、同様な一年だったでしょうか?
当店は変化の激しい年でした。決断、移転、迷い、新たな方向性、揺らぎ、そして確信。
来年は、真っ直ぐ道のど真ん中を進んで進んで(活き)ます。来年も楽眼堂を、ほどよくお願いします。それでは良いお年をお迎えください!

今日は軽く

2007-12-13 18:26:56 | Weblog
シリアスな話が続いたので今日は軽く自分のお気に入りのアイテムの紹介を・・と言ってもヴィンテージの一点物でショーケースの中の物を・・。上、二本はニューヨークの15.16年前のフレデリック・モーゲンタールのおもにリーディングに使うモデル。当時、下に写っている革のケースを欲しがる方もいた。バーグドーフ・グッドマンやバーニーズ等で粋なニューヨーカー達が選んだ眼鏡。スーツの胸ポケットにも入る、使い込めば使い込む程、味わいの出る一点づつハンドメイドの本革のケース。当時の伊勢のロケーションで、このモデルを扱った自分のセンスを褒めてやりたいと思う。正規インポーターからの直入庫はこれで最終でもう無い。実物を手に取ってみるとその粋がご理解して頂けると思う。 黒のセルフレームの説明は次回に・・・。

デザインと技術の正当な対価

2007-12-12 12:00:30 | Weblog
写真は先日、入荷したオリバーピープルズの新作限定モデルだが、少しでも金属の知識がある方には、このオリバーピープルズのジュラルミン製フレームを実際に手に取ってみれば如何に造り込みが凄いか解るはずだ。この20周年記念限定モデルのジュラルミンフレームは2年の歳月をかけ、日本でしか加工生産できない最新の技術で開発された。ジュラルミンはチタンよりも約40%も軽量で、航空機、ロケットなどにも使用され強度、硬度ともに大変優れ、ニッケルフリーであり、金属アレルギーの心配もない。 テンプルにはバネ蝶番を使用し、テンプルエンドには七宝樹脂を塗布し、肌に優しいフィット性を追求してある。ケースは、フランスの老舗高級ブランドも採用している皮革メーカーの高級革を使用し、日本国内で丁寧に縫製したケースが付属する。  今の日本人のほとんどの人達はその商品なり物なりに対して、造ったデザイナーや職人のセンス、技術、経験という形の無いものには価値を理解出来ず、それに対してお金を出すという意識は無い。目の前にただある物が形が似ていれば、どっちも同じで安い方を選ぶ、という無思考。自分の眼鏡の世界でいえば、一番大事なレンズの度数を忘れて何も考えずを使い捨てのスリッパ買うように価格で決めてしまう。眼鏡は長時間使用するし、神経まで影響を与える大切な物。高精度なフレームとその人に本当に合った度数、レンズ、これが一体になるとすばらしい道具になる。眼鏡は何年も使う物、心して本物に出会って欲しい。

価値観のそれぞれ・・・

2007-12-11 16:34:58 | Weblog
今、ガソリンが過去最高に高いと言われている。確かに150円台は過去に無かったと思う。この文を読んで頂いている方達もそうお思いだろう。知り合いの各店も人が全然出てこない、創業以来、こんなんは始めてや、っとよく聞く。ガソリンが高くて人が移動しない、等など。だが今だからこそ、本当の価値ある物、行動を思い直す機会だと思う。携帯電話の他愛のない長い会話、適当に使い捨て感覚で頻繁に買う質の悪い商品、ジャンクフード。体に着け、体の中に入って来る物。本当に自分に、それが必要な物か?そう考えると如何に多くのお金を無駄に惰性で消費している事か。もうそろそろ気付かないといけない時だと思う。出来るだけ自転車、スクーターで移動する、良質の物を永く使い込む、手紙を書いてみる。良い食べ物を少量だけ買い、よく噛む(安くすんで健康にもイイ) 誰でも知っているだろうが世の中、安くて良い物は無い。(高くても悪い物も中にはあるが)僕も今の店に移り無駄を省いた簡素な店にしている。ただし、来て頂いた方々には、何も無いが、ゆったりとした気持ちの良いひと時を過ごせる様に考えている。縁あって知り合えた人達だから・・・。 

写真のトランクは90年以上前の東京、銀座白木屋の現存する貴重な逸品。
財界か貿易商社の人物が遠く朝鮮、満州の遙か大陸を90年前に渡ったのだろう。
当時の名門ホテルシールが張ってあり、大正時代の二見館のシールもある。
良い物は残る・・・。

コーヒー&シガレット

2007-12-10 17:25:52 | Weblog
昔、僕は写真学生で大阪にいた。大阪駅前の丸ビルの工事が始まって日々、ビルが高くなっていくのを寮の窓からタバコを吹かしながらボ~っと眺めていた。吸っていたのは、いつも両切りのゴロワーズかジタン。フランスタバコ独特の香りで周りの人には、ずいぶん嫌な匂いだったと思う。そしていつも聴いていたのはデビューしたてのブルース・スプリングスティーンやミッシェル・ポルナレフ。昼は授業で毎日カメラをぶら下げ大阪の街を歩きまわり夜は寮の連中と他愛のないおしゃべり、たまに写真についての口論。何の心配や不安の無い日々・・・。先日、行きつけのコーヒー屋で来店客の一人がポケットからジタンを出してカウンターの上に置いたのを見て、ふと当時を思い出した。でもそのジタンはきちんとフィルターの付いた健康に・・・が書いてるパッケージ。   昔の両切りのジタンをぼ~っと、くゆらせ痩せた野良犬の様な昔の自分が今の自分を見たらどう言うのだろう?
明日、両切りジタンを捜して買ってみようか・・・

縁、あるモノ

2007-12-06 11:46:17 | Weblog
この自転車、かれこれ24年位、家に居ついている。引越し、移転いろいろあったが、雑で使いっぱなし、放りっぱなし野ざらしだったのに何故だか捨てられず盗まれず今も居続けている。このところは朝の移動で活躍しているのだが3ヶ月前に後輪の当時のオリジナルタイヤがとうとう裂けて交換した。前輪もかなり危ないのだが、まだそのままで走っている、破れたら曳いて自転車屋に持っていく。前後チューブとタイヤで今なら中国製の自転車が買える値段だが、やっぱり捨てる気にならない。ギアなしだが何故か坂道が絶妙のギア比で走ってくれる。景品で貰った24年前の普通の国産ママチャリ、町工場で普通に造られただろうが未だ正確な精度を保ったまま酷使に耐えている。中国の食品、各種製品には、自分にはやっぱり信頼感は生まれてこない。理由は上手く言葉に出来ないが造り手の志が自分には感じられないからだろうか・・。だから縁あって店に集まって来た国産、ヨーロッパ、アメリカのビンテージ品にはそれがあるから、商売抜きでいろいろな方に知って頂きたいとの思いが強い。こんなにも本物は良いのだと・・。いろいろ書きたいのだが続きはまた・・・。それでは良い一日を!

今日は店の大掃除!

2007-12-05 17:53:35 | Weblog
年末には大掃除~!定番ですが。当店はちょっと早めの大掃除をしました^ー^。
外から見ると新規オープンの気分です!でも近頃、感じるのは伊勢の街が元気が無く人もいない事。五大都市に日本の人口の50%が集中している異常な状態。これからいったい地方はどうなって行くのでしょうか・・・?とても不安になってきます。地方にいる若者達に地元を愛して生き返らせて欲しいと思っているは私だけでしょうか?もし都市に行きたいと思うのだったら海外まで行って欲しいと思います。もう日本の都市に行く意味は何もありませんから。愚痴はこのくらいにして貴重なオリバーピープルズのStrummerが入荷しました!ムチャカッコイイですよ。これで気分良く忘年会を楽しんでください。

この冬、SNOW FLY お勧めです!

2007-12-02 13:35:52 | Weblog
カッコイイBLACKFLYSのSNOW FLYです。ビックサイズのラインストーンを散りばめた今年のモデル。クリスマスプレゼントに貰った人はとてもハッピーになるな~と思います。^^価格も嬉しいお手頃な11550円。かわいいケースも付いてますよ!  と言う様な事しか、まだまだ書けません。