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ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十年六月二十四日]

2008年06月24日 | fine arts
梅雨の中休み、清々しい陽気でした。原チャリで走行していると、とても気持ち良い一日でしたね。ところで、今年、訪れた展示が今日で400軒となりました。一体、今年は何軒まで行くのでしょうかね?! (写真: 皇居東御苑内ではヤマモモの実がたわわに実っていました。)

三井家の茶箱と茶籠 - 数寄の玉手箱 於: 三井記念美術館
三井家伝来の茶箱・茶籠と呼ばれる小型の箱や籠に収めた携帯用茶道具一式の展示です。箱・籠から中に収める茶碗・茶器など全てを自分の好みで集めて揃える茶箱・茶籠は茶人の趣味の極みだと思います。今回、並んでいた茶箱・茶籠の数々もひとつひとつに揃えた者の思いが込められた、まさに「数寄」の品々でした。しかも通常の茶道具をスケール・ダウンしたかの様なコムパクトにまとめられた品にもかかわらず、収められた道具のひとつひとつ全てが素晴らしい名品ばかりで恐れ入ります。蒐集家の自分にとって、この様なものを集める心理はとても共感出来るし、羨ましいとも思いました。そして今回も三井家の栄華の凄さを実感しましたね。

↓ 三井記念美術館 ↓
http://www.mitsui-museum.jp/index2.html

富士 - 山を写し、山に想う (後) 於: 宮内庁三の丸尚蔵館
4/175/21に訪れた展示の最終後期展です。今回も富士山を描いた絵画や富士山を撮った写真などの素晴らしい作品の数々が並んでいました。中でも昭和15年、横山大観氏が描き、東京府美術館に於ける紀元二千六百年奉祝展覧会に出品され昭和天皇に奉納された「日出処日本」は、その大きさにより大迫力の作品は素晴らしく、そして明治27年に鹿島清兵衛氏が富士山を撮影した写真、当時としては珍しいと思いますが、とても大きく引き伸ばされた作品はとても興味深いものでした。この三期に渡る展示は同じ富士山を題材としても作家によって様々な捉え方、描き方をしている多くの秀作を見ることが出来て大変、有意義でしたね。

↓ 宮内庁三の丸尚蔵館 ↓
http://www.kunaicho.go.jp/11/d11-05.html

今日の美術展 [平成二十年六月二十三日]

2008年06月23日 | fine arts
梅雨模様ですね。今日はギャラリーばかりを電車を使って廻って来ました。写真は本日、最期に訪れたアップフィールドギャラリーがある水道橋の原島第3ビルの階段部分。あまりにもって感じの写真ですが、やはり一昔前のビルは階段部が美しく味がありますね。

JAGDA新人賞受賞作家作品展2008 於: クリエイションギャラリーG8
日本グラフィックデザイナー協会の新人賞を受賞した4人の受賞作品と近作を紹介した展示です。全体を見て自分が感じたのが、やはり今の時代のことなので当たり前で決して悪いことではないのですが、手作り感が希薄だと言うこと。パソコンのグラフィック・ソフトの使いこなしが巧みで、卓越したセンスがある優れたグラフィック・デザインの数々だと思いました。でも、自分はやっぱり手で描いたかの様なものが好きですね。そんな中、丸橋桂氏による資生堂関係の作品は好感が持てました。新しさとレトロ感、そして資生堂のシャレたイメージがしっかりと盛り込まれていると感じるデザインです。

↓ リクルート2つのギャラリー (クリエイションギャラリーG8) ↓
http://rcc.recruit.co.jp/

がんばれニッポン、を広告してきたんだそう言えば、俺。応援団長 佐々木●宏 於: ギンザ・グラフィック・ギャラリー
今まさに超売れっ子であるクリエイティブディレクター、佐々木宏氏が手懸けた仕事の数々が展示されていました。本当にテレビでバンバン、放映されたCMばかり、ヒット作ばかりです。ですが、自分としては苦手とする、と言うか、嫌悪に近い (本当にあくまでも個人の生理的に) CMが多く、あまり興味が持てませんでした。確かに奇抜な発想で人の目を惹く、イムパクトのある優れたCMだと思いますが.....。しかしながら、CM制作としてしっかりと金を稼げる作品だと思いますし、ヒットを出せば次々といろいろなことをすることが出来る (許される=制作に予算をかけられる) と言うことが分ります。やはり佐々木宏氏の才能は素晴らしいと言うことですね。自分との思考の指向は違いますが。でも、JR東海「そうだ京都、行こう。」のCMは好きです。

↓ ギンザ・グラフィック・ギャラリー ↓
http://www.dnp.co.jp/gallery/ggg/index.html

宮内計三 個展 ad hominem - あたらしい人 於: ヴァニラ画廊
エロティック・アートではありますが、もはや、エロティックとは違う次元、独自の世界感を確立されているイラストレイター、宮内計三氏の作品展です。細密な線描写を中心としたイラストの数々は幻想的であり、また生々しくもありました。ゾクッとする様な凄い作品ばかりです。今回、自分がまだ血気盛んな頃に聴いていたパンク・バンド、スターリンのジャケットに使用されていたイラスト原画を見ることが出来たことは感慨深い思いでした。30年以上前に描かれたとのこと、紙は黄ばみ、そこには歴史が刻まれ風格すら感じましたね。ヤバいです。

↓ ヴァニラ画廊 ↓
http://www.vanilla-gallery.com/

Invisible moments 於: アップフィールドギャラリー
フライヤーを見て、興味が湧いたので見に行きました。4名の写真家の方々による作品展です。ごく普通のありふれた風景を切り取ったかの様な写真の数々、見ていて何か不思議な感覚になりました。そして、何でもない景色なのに美しく感じました。きっと、ありふれた風景ながら、注意を払っては見ることのがないので、その様に感じたのでしょう。いろいろなものを違う視点や思考で見るのは興味深いことだと思いますね。

↓ アップフィールドギャラリー ↓
http://www.upfield-gallery.jp/

今日の美術展 [平成二十年六月二十二日]

2008年06月22日 | fine arts
今日も何だかダル~い一日でした。ですが、見たい展示が詰まっていることもあり、一軒だけ訪れました。

広重ぐるり日本一周 -「六十余州名所図会」 於: UKIYO-e TOKYO
歌川広重氏による風景浮世絵版画揃物の傑作、「六十余州名所図会」全70図の公開です。この作品は3/22に川崎・砂子の里資料館でも見ましたが、素晴らしい作品なので、今一度、見に行って来ました。歌川広重氏が保永堂版「東海道五十三次」を当てて風景画の絵師としての地位を確立した後に手懸けた揃物浮世絵版画で、その縦位置の画面を駆使した構図はこの次に制作した「名所江戸百景」に受け継がれ、さらなる傑作を生みだしています。今回、「六十余州名所図会」をもう一度見て改めて見て感じたのが、隅々まで細く描かれた描写、絶妙な構図、そして美しい色、全てが素晴らしいと言うこと。特に、ここの美術館を運営する平木浮世絵財団が収蔵する今回展示されていた作品群はコンディションが良い為か色彩とコントラストが頗るきれいでした。あと興味深かったのが、描かれた風景全ての土地に広重氏が訪れた訳ではなく、淵上旭江氏が23年の歳月をかけて実際に諸国を歩いて写生した「山水奇観」等を参考にして描いていたと言うこと。広重氏はアレンヂ能力も高かったのです。描かれた風景が思い浮かぶ様な風景浮世絵版画、きっと当時、江戸の庶民はこんな浮世絵を見て旅に思いを馳せていたことでしょう。

↓ UKIYO-e TOKYO ↓
http://www.ukiyoe-tokyo.or.jp/

今日の美術展 [平成二十年六月二十一日]

2008年06月21日 | fine arts
今日は気圧の所為でしょうか、身体が気怠く重い感じ。でも横浜へ展示を観に行って参りました。(写真: みなとみらいにある "Hard Rock Cafe" 巨大ギター型看板は「ギブソン・レスポール」でした。流石です!! マニアックですが....。)

ハマヤキ故郷へ帰る 横浜・東京 明治の輸出陶磁器 於: 神奈川県立歴史博物館
「ハマもの」、「横浜焼」と呼ばれ明治時代、横浜で輸出向けに作られた陶磁器で近年、里帰りをした作品の展示です。輸出用の陶磁器である為、西洋人が好みそうなとても派手で華やかな日本調・東洋風な装飾が為された、それはもう豪華な品々でした。それも日本人だからこそ為し得る精緻を極めた細工、繊細な絵付、高度な技です。当時の日本画や浮世絵と言った日本の伝統的な絵画の流れを汲む絵師達による絵付は美しく、陶工達による奇抜な意匠による造形は凄いですね。しかもコテコテ感がかなり高いものの、その意匠は表現力が高く洗練されています。今回、この様な工芸陶磁器を作成した明治期を代表する陶工、初代宮川香山氏の「真葛焼」作品が数多く出品されていて、それらはとにかく素晴らしいと言うしかない程の手の込んだものでした。東京国立博物館に収蔵されている氏の最高傑作とも言える「褐釉蟹貼付台付鉢」は数度となく見てはいましたが、これだけの作品を一度に見たのはもちろん初めてで圧倒されました。作陶+彫刻+絵付、全てが完璧です。驚きの作品群でした。それらを見て特に自分が感じたのが意匠の発想が面白く、そしてそれをしっかりと表現させている技術力の高さでした。

↓ 神奈川県立歴史博物館 ↓
http://ch.kanagawa-museum.jp/

日本の船のおもちゃ展 於: 横浜マリタイムミュージアム
程近いみなとみらい地区の船をテーマとした博物館では、船を型取った日本の伝統的な郷土玩具の展示が行われていました。日本各地、全国から集められた伝統的な船を型取った手作りの玩具は素朴でかわいらしく愛が感じられます。そしてそれらは玩具でありながらも、しっかりと縁起物としての意味が込められてもいます。きっと、その昔は船が生活に密着していたからこそ、その様な玩具が作られたのでしょう。沢山の船を型取った玩具を見て気付いたのが、先ず藁で作った宝船が全国各地で作られていると言うこと。やはり生活の身近にある藁でしめ縄的な意味も込め縁起物として作られたのではないでしょうか? あと、子供が遊ぶ為に作られた玩具だけあって、船なのに車輪が付いているものが多いのが面白かったです。この様な伝統的郷土玩具は現在では作り手が減り、既に作られなくなった物もあるそうです。出来れば、こんなに愛を感じる物は無くならずに受け継がれて行って欲しいものです。

↓ 横浜マリタイムミュージアム ↓
http://www.nippon-maru.or.jp/

今日の美術展 [平成二十年六月二十日]

2008年06月20日 | fine arts
梅雨らしい天候へ戻って来ました。これはこれで、季節柄、イイですけど。今日は仕事して夕方から出掛けて最期に本郷にある「金魚坂」と言う店で知人と会食。ここは創業350年になる金魚・錦鯉の卸問屋で食事処もあって「黒カレー」が名物です。見たことのない、きれいでかわいい金魚が生け簀に沢山居る様は壮観でした。(写真)

↓ 金魚坂 ↓
http://www.kingyozaka.com/

蜀山人 大田南畝 - 大江戸マルチ文化人交友録 (後) 於: 太田記念美術館
前期展を見逃してしまって残念ですが、江戸時代の文化人、大田南畝氏の活動を紹介する興味深い展示でした。まさに南畝氏が生きた時代の著名人との交友は幅広く、やはり氏の人柄や人徳により、いろいろな人が集ったのでしょう。自分はやはり浮世絵師との付合いが面白く、南畝氏が絵師を批評したコメントはなかなか辛口であったりして、それが流石だな、と思いましたね。とにかく南畝氏は粋に生きた人に違いありません。

↓ 太田記念美術館 ↓
http://www.ukiyoe-ota-muse.jp/

浮世絵青絵具の変遷 赤冨士の青の謎 (後) 於: 礫川浮世絵美術館
5/15に訪れた浮世絵の摺り色の「青 - 青絵具」に焦点を当てた展示の後期展です。今回も葛飾北斎氏や歌川広重氏等、大御所絵師の名作から珍しい作品まで、青が効いた浮世絵の数々が並んでいました。やはり浮世絵版画にとって「青」は大切な色ですね。青中心に画面が構成された作品などは、見た目にとても深みがあります。まぁ、何と言っても歌川広重氏の風景画は言うまでもなく絶品ですね。

↓ 礫川浮世絵美術館 ↓
http://homepage2.nifty.com/3bijin/

Oコレクションによる空想美術館 第4室「ジュリアン・シュナーベルの部屋 - ある不器用な潜水夫の詩」 於: トーキョーワンダーサイト本郷
5/28にも訪れた現代アート作品シリーズ展の第4回目です。近年映画監督・脚本家としても活躍している芸術家ジュリアン・シュナーベル氏の作品展です。ダイナミックなフリー・ペインティング作品、作家が何を思って描いているかは知る由もありませんが、その画面には心を揺さぶられる様な感覚がありました。

TWS-EMERGING 097 安田悠「Fantasized Time」 098 シムラユウスケ「WITCH」 於: トーキョーワンダーサイト本郷
安田悠氏の作品はドロドロと融解したかの様な油彩の筆致、腐り崩れ落ちる様に描写された風景は幻想的であり、また不快感的な感覚もある、とても不思議な雰囲気のある絵画です。作家独自の世界観だとおもいます。シムラユウスケ氏による「魔女」と題されたマンハッタンの街角に立つ初老の婦人を撮った何枚もの写真、その婦人は何を思い、何を訴え、何をしたいのだろうかと、考えさせられる様な作品でした。ホント、魔女はもしかしたら身近に普段、こんな風に居るのかもしれませんね。

↓ トーキョーワンダーサイト ↓
http://www.tokyo-ws.org/index.html

最近の読書 [平成二十年六月十九日]

2008年06月19日 | books
今日は何かとバタバタで美術展はパスしました。物を運んだり、何やらかんやらで一日、車で移動していましたが、まぁ、車は便利であり、不便でもありますね。沢山の荷物を運べますが、渋滞はイライラします。やっぱり自分にとって移動には原チャリが一番です。で、最近、読んだ小説を挙げておきます。で、今夜も連チャンでスカパラのライヴへ。ツアー・ファイナル、やはり盛り上がりました。スカパラ・メムバーの陽のパワーはいつも素晴らしいです。

欲望 小池真理子 新潮文庫刊
隠蔽捜査 今野敏 新潮文庫刊
閉鎖病棟 帚木蓬生 新潮文庫刊


「欲望」は久しぶりに読んだ恋愛小説ですが、サスペンス色もありなかなか引き込まれる内容でした。

↓ 新潮社 ↓
http://www.shinchosha.co.jp/

今日の美術展 [平成二十年六月十八日]

2008年06月18日 | fine arts
今日も何とな~く晴れの一日でした。助かります。で、今夜もスカパラのライヴへ伺いました。明日のツアー・ファイナルもお邪魔するつもりです。

山本太郎展 - 風刺花伝 於: 新宿靍島屋10階 美術画廊
先ずはすっかりお馴染みとなった新宿靍島屋の美術画廊へ。山本太郎氏による現代ポップ・アート日本画と言える作品が並んでいました。ご本人曰く、日本画ではなく「ニッポン画」とのことで日本画でありながら独自の作風を確立されています。伝統的な日本画が好みな自分としては、やはりちょっとこの様な作品には興味が持てないのですが、しっかりと日本画の技巧を踏襲して、しっかりとした筆致で描いている処は素晴らしいと思いますね。シニカルな視点で創作をする現代作家の方は多々いらっしゃって、たまたま山本太郎氏は日本画家だったと言うことでしょう。現代アートとして見れば、とても面白いと思いますし、日本画でこの様なものがあってもイイのです。

↓ 新宿靍島屋 ↓
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html

東大寺御宝・昭和大納経展 於: 大倉集古館
昭和55年 (1980) 秋に奈良・東大寺大仏殿の昭和大修理が落成した際に奉納された「昭和大納経 (大方広仏華厳経六十巻)」が展示されています。写経に当時を代表する521名の書家の方々が参加し、見返し絵を69名の著名な画家達が描いている見事な経で、数多くの経が並ぶ様は荘厳な雰囲気でした。自分は書のことは全く分らないので写された経を見て何とも言えないのですが、それぞれの書家の方々の個性が表れていて、尚且つ、とても佇まいが良く美しい書だと思いました。東山魁夷氏を筆頭に錚々たる方々が描いた見返し絵も見応えがありましたね。日本画のみならず、当時、活躍されていた洋画家の絵もあり、その絵の数々を見ていると心が和む思いでした。あと、経を収める経篋が凄い、人間国宝の漆芸家、松田権六氏と大場松魚氏が手懸けていて、緻密な細工と全体の趣、素晴らしいです。まさにこの「昭和大納経」は「昭和の美の結晶」でしょう。

↓ 大倉集古館 ↓
http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/index.html

現代の茶陶 造形の自由・見立ての美 於: 菊池寛実記念 智美術館
現代の名陶工による茶陶、当美術館主催の「第2回 智美術館大賞」出展作品の展示です。現代に於ける最高峰に位置する作陶家の方々の作品はやはり素晴らしいものばかりでした。中でも今泉今右衛門氏による鍋島焼色絵磁器、その繊細な文様の絵付けにはシビレましたね。凄いです。また樂吉左衛門氏のフランスで制作された作品の数々は通常の樂焼と違う趣で興味深いもので、やはり、作られた土地柄が反映されてか明るい感じの品々でした。とても良い茶陶作品を見ることの出来た展覧会です。

↓ 菊池寛実記念 智美術館 ↓
http://www.musee-tomo.or.jp/

今日の美術展 [平成二十年六月十七日]

2008年06月17日 | fine arts
今日も雨が降らず、ラッキーな一日でした。

徳川将軍の上覧相撲 - 江戸相撲の栄誉 於: 相撲博物館
寛政三年 (1791) に江戸城内で第十一代将軍徳川家斉氏による上覧相撲が初めて行われ、以後、全7回の上覧相撲が行われたそうです。上覧相撲は相撲の隆盛に大きな役割を果たし、将軍がわざわざ江戸城に招いて見る程、それだけ相撲が江戸時代に於ける一大娯楽であったと言うことが伺えます。今回は、その上覧相撲に於ける結びの一番の土俵に上がった人気力士達にまつわる浮世絵や資料を中心に上覧相撲を紹介した、なかなか興味深い内容の展示でした。相撲の歴史の話になると必ずと言っていい程、名前が挙がる雷電為右衛門はやはり凄い力士なのでした。

↓ 相撲博物館 ↓
http://www.sumo.or.jp/museum/index.html

華やかなるプリンセス・ライフ 細川のお姫さま 於: 永青文庫
予てより訪れてみたかった、静閑な目白台の細川家下屋敷跡にある永青文庫 (写真) に初めて行ってきました。室町幕府三管領のひとつであり、江戸幕府三代将軍徳川忠利氏の時、肥後熊本五十四万石を与えられた強大な外様大名だった由緒ある家柄、細川家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を管理保存・研究し、一般に公開しているのが、ここ永青文庫です。今回は細川家で生まれたお姫さま、細川家に嫁いできたお姫さま達にまつわる品々を紹介した展示でした。日本を代表する大名家、細川家に於けるお姫さまのお道具だけに、どれもがとにかく豪華で素晴らしい品々です。しかも門外不出で大切に保管されて来たに違いない品々なので、どれもが新しい品の様にきれいで美しさを保っていました。特に蒔絵や螺鈿などの細工を施された作品は凄いものばかりでしたね。あと、やはり幼少時のお姫さまの為に作られたのか、ミニチュアの道具類が多くあったのが印象的でした。しかしながら、細川家の様な栄華を極めた旧家や財閥の勢力は計り知れないです。

↓ 永青文庫 ↓
http://www.eiseibunko.com/

「秘密の花園」中川るな 於: DAZZLE
展示タイトルと菓子型を使用してのインスタレーションと言うのが引っ掛かったので見に行ってきました。干菓子の型を使って作られた落雁状の赤・桃・白などの色取り取りな沢山の作品が壁に取り付けられた様はとても可愛らしい感じであり、不思議な感覚もありました。でも、自分には「秘密」でも「花園」ありませんでしたが....、楽しかったですね。

↓ DAZZLE ↓
http://gallery-dazzle.com/

甦る江戸の化粧道具 - 板紅 於: 伊勢半本店 紅ミュージアム
日本古来の紅花から作られる口紅「紅」を作り続けている伊勢半本店社の展示スペースへ。今回は江戸時代に於ける携帯用の紅、「板紅」に関する展示でした。江戸時代の「板紅」を紹介し、そして輪島・金沢の漆工技術を持つ現代の作家により作られた「板紅」が並んでいます。江戸時代の作品は当時の粋や華やかさを象徴する品々で、そして新しく作られた板紅は現代の匠達による蒔絵や螺鈿などの技巧を存分に用いた、とにかく凄い細工の作品ばかりでした。しかも作家ごとに趣向を凝らした意匠も素晴らしいです。「紅」自体もそうですが、この様な価値のある技術は後世に受け継がれて行くべきものだと思いますね。ところで、今回作られた新しい板紅の数々は販売されるとのこと。全て一点もので価値があります。興味のある方はど~ぞ。是非、見に行って下さい。

↓ 伊勢半本店 紅ミュージアム ↓
http://www.isehan.co.jp/museum/index.html

今日の美術展 [平成二十年六月十六日]

2008年06月16日 | fine arts
今年は空梅雨なのでしょうか? 雨が降らないのは原チャリ移動には助かりますが、降らないと困ることもあるので微妙な気分ですね。

押忍! 手芸部『ビフォー & アフター』 於: 生活工房
全く手芸が出来ない40代の男子メムバーにより2003年12月に結成された「押忍! 手芸部」の作品展です。身近にあるもの (不用品) 等を利用し、かなり簡単な手法で作られた人形や小物の数々はひたすら楽しくものでした。悪い意味ではなく、結構、馬鹿馬鹿しさもあって、大の大人、しかも男がこの様なものを作っている処がサイコーです。とにかく使っている素材 (不用品のシャツ、カサ、スリッパ、軍手、ストッキング、ハギレなどなど) や発想が面白く、こう言うのを手芸と言っていいのか、ちょっと疑問を感じますが、こんなのもありでしょう、きっと!? ボタン付けくらいしか出来ない自分にとって裁縫や手芸は憧れですが、こんな手芸なら出来るかも?!

↓ 生活工房 ↓
http://www.setagaya-ac.or.jp/ldc/

家に巣む 本田絵美子 木彫刻展 於: FLEW GALLERY
6/8に此処で行われていた「かえる展」を見た際に本田絵美子女史によるカエルの木彫作品があって、その出来映えが良かったので、この展示にも伺うことにしました。「家に巣む」と題して、家に居そうなダンゴ虫、ヤモリ、カメなど、古い家屋を使用した此処のギャラリーにピッタリの木彫作品が佇んでいました。特にダンゴ虫は迫力で、かなり惹き付けられましたね。現物の何千倍かに拡大され、しかも仰向けに転がっている様は異様であり、そこの空間は異質で不思議な雰囲気となっていました。しかも結構、リアルに足や甲羅が彫られていて、その描写力や技巧も素晴らしいです。あと、窓に貼り付いたヤモリは愛らしいものでした。自分は本田絵美子女史の作品と作風にはグッとくるものがあります。

↓ FLEW GALLERY ↓
http://www.flewgallery.jp/

コレクションにいける 草月いけばな展 (後) 於: 新宿靍島屋10階 特設会場
6/14に訪れた活花展の後期展示です。前期と同じ草月流がコレクションしている銘花器を使用して活け手を替えた作品が並んでいました。当たり前のことですが、活け手が替ると花器の表情も変わって見えて興味深いものです。写真の様に活け手は替ってはいませんが、前期で紹介した勅使河原茜女史によるパブロ・ピカソ氏の壺を使用した活花が、また違うアレンヂで為されていて、ピカソ氏の壺が前回は清楚な感じ、今回は大分、華やかに見えました。とにかく素晴らしい花器コレクションでありますが、そんな良い花器を作る作家にとって花器と言うのものは特別なものなのではないでしょうか? いろいろな陶芸作品がある中、花を活ける為に器をデザインして作成するのはきっと楽しいに違いありません。作った花器に花が活けられた様を想像しながら作成していることでしょう。あと、今回改めて感じたのが草月流の活花には様々な花・草・木が使われていると言うこと。それ等に注目して活花を見るのも楽しいです。

↓ 新宿靍島屋 ↓
http://www.takashimaya.co.jp/shinjuku/index.html